2016年6月23日木曜日

五年間



揺れる 惑う
零れる 拭う
悲しい 壊れた  
玩具の 時計

玩具と思う

子供の頃ならば玩具だなんて

思わなかった

玩具の気持ち  本物と比べられて


揺れる 惑う
零れる 拭う
悲しむ 壊れた

ボクのたからもの

今でさえ


  

rain



キミの心
空のひとつ 星が
音をたてても

どんなに同じ雨に震えた

同じ夜に乾くだけ       
 
つかまえたって

またすり抜けてゆく

幻よりも切なくて

永遠よりも遠い話ね
 
過去のなかに痛みを見つけ  

今から逃げたくない



リズム      

歪みかけたリズム

まさか?

砕けたかい


2016/06/23



あなたがここから
消えてしまったとしても
あなたの気配
あなたをおもう涙
あなたをくるおしく

覚えてるの

サヨナラすら言えず
サヨナラすらつけず

色めく世界をモノクロに変えてゆく


少しずつ
少しずつ

崩れてゆく
砂の城

少しずつ
少しずつ

誰かがひとおもいに

踏んで壊した  

それでも?

再生に向かう

向かう




2016年6月22日水曜日

強い想いを


些細な言葉や何気ない仕草
たちに綻ぶ思いの
ただ  確かめたい

荒れた大地の自然な姿
そこに当然の如く
降注ぐ雨の

悲しいふりして
切なきふりして 

消え行く想い


ただつなぎ止めたい

未来にキミを見つけに行く

今このてが届かなくても

過ぎ行く時間たちが

想いを壊すかい

そんなの嘘さ


なんでもないこと

笑う

どうかした?

聞いたなら

しあわせな気分さ

しあわせな気分さ


些細な言葉

何気ない仕草


大事なもの大事にしたい

強く握りすぎたなら

粉々に砕けて指の間から

サラリ

サラサラ

ならば

掌にのせてみようとするも?

一瞬の風に

ヒラリ


昨日よりも今日を生きて


暗くなる空に

かえっておいで

かえっておいで


たまに訪れる平穏を

抱きしめて


空を見上げてる





窮屈だ

キツイ   

狭い  

暗い



人がいきるは   

時に箱にぎゅうぎゅう


狭い 

暗い   

キツイ



心が叫ぶ


小さな

仔猫が


ちょこんと

隣にマギレテキタ  


ボクはそんなことで

自分取り戻す

思うんだ



誰かをおもう  

誰かのしあわせ

願う


雨と戯れる  

キミは 

雨音さえも 

優しき伴奏にかえるから 


キミのことを

おもう  


こうして

キミ


おもう      

そばにいるよ



今夜も


おもうよ


重ねる記憶



幾つの夜
夢の遠ざかる

流れて行く
自然のように

そう
不自然さはなくて     

重ねる 
重ねて  

記憶


今朝の風の香りさえ

雨の色さえも 



かなしみは蔦



かなしみは蔦のようね
 
あちらから   

こちらから

どんどんのびて

気づけば

かなしみのヴェール



蔦が絡まる  


それは


こころ

ほんもの



キミの心が
ほんものであると

誰が証明できるのか

キミがひとりで言い張れば

切なく空を飛ぶ鳥の

姿にキミを似せるだけ

キミの心

嘘偽り という言葉

などまるで

無関係だと

言っておくれ





2016/06/22



勝ち組
負け組

どこが分かれ道

赤組
白組

赤が優勢です


そもそも

どんな人生が勝ちなのか

どんな人生が勝ちなのか 


価値ある人生  

歩むのは 


みんな

みんな


同じだよね


ひとり

ひとり



同じだよね

2016年6月21日火曜日

アイイロ



かなしみを

幾つも越えても 

かなしみに免役なんて

出来ない


かなしみは

ふっ

としたときに 


不意をつく  

かなしみは

何度

感じても

なれることはない




また同じだ


なんて

同じかなしみ


二度とない

輪廻



巡り来る命

生まれ変わりの痛み

キミとまた出会う

そんなあたたか


キミも感じてくれる?

ボクの存在


ボクの心を


巡り来る命

生まれ変わりの痛み



キミとあう



輪廻

金太郎あめ



胸が千切れそうだよ

切なさが

ボクの胸を

容赦なく襲う


千切れた心は

金太郎あめのように


どんどん同じ絵柄が

出てくる



千切れても平気さ...




いい間違い



いい?

間違いだよ

背負うのではなくて

共に歩くのさ



背負うのではなく


隣あわせの







圧倒的孤独を救う

救ったのは 
 
キミ



しあわせの青い鳥


見つからなくても





キミのこと

見つけた   



雨でできた染みが

しろく浮くよ 



水なのに


どうしてかな




雨滴


あとがのこる






なんだ?



キミが必死でその手に入れよう 
してたのはなんだ

ナニヲなくして  
  
ナニヲ求め


ナニヲ


なのに


この世界が嫌いなんて

思わない



雨の昼間に   

憂鬱な気分になりそうで


だけどボクは        

笑えてる 


この世界が哭いてる



かもしれない




そんな心配を


しながら





こんなにも



キミとただ繋がる
そのことが
こんなに
しあわせだなんて

キミとただ

心を通わせられる

その事の神秘


キミと悲しみを分けあう

キミの喜びに涙する



ただそれが


嬉しいんだ

キミがいるこの世界   


愛せるよ




心が壊れる  

破壊的な打撃    

飛び散る破片 

飛び火する       






打撃が激しく  

胸を打ち砕く  


だけど
 

今朝もボクは         

目覚めるんだ



目覚め


るんだ

新しいかたち



ひとは新しいかたち  
求めるわ

古きよき時代 

その頃得た糧を胸に


かたちを作るのは

織り成す人間模様 


かたちを作るのは

あなたの心

あなたの経験



新しいかたちを

ものにしながら


古風な乙女心

持ち続ける





2016年6月20日月曜日

耳をすませば



聴こえてくるよ

あなたの声が

ミミをすませば

ミミ

ミミ

子猫のみみ

ミーミー

ミーミー  

か細い声でないてたよ


小さな痩せ細るからだを

精一杯使って



ミーミー
 
ミーミー  


ないてたよ

2016年6月19日日曜日

puzzle



生きてること
それだけ
それだけで素晴らしい
それでもたまに多くを
望みたくなる
それもまたひと

そんな時は少し休息
ココロが悲鳴をあげてないか
からだがバラバラになりつつはないか

少しずつ
少しずつ
日々を成長してゆきたい

張りつめてたココロガ

少しずつ解かれてく  

パズルのような

少しずつ

少しずつ




まだだいぶ

時間はあるさ


まだ

これから組み立てよう



小さなことでくよくよ

それも自分らしい


肯定するのさ   

出きるだけ


生きて行く 


そのために




生きて行く




命を燃やすために




存在



ボクのこと

忘れても 

自分を失うこと


それだけは

しないでね


ボクの存在が

ないものになっても


そんな風に書き置きした


あなたを


想い


一年が過ぎます




あなたは


いま



何処を旅してますか



遠い空へと


想いを飛ばすかのよう



つかみどころなき


風に



おびえてる?


小さな喜び




8が並ぶ   


末広がりが



並んだ




喜ぶボクの 


単純さ

当確



確実よ
 
決まりよ


当確よ


そんな

声が


聞こえたように


おもえた




確実に

決まることは  



然りとて  


ありはしない




確実






ないのだ




確実な命は



存在しない 




揺れる灯火のように





2016年6月18日土曜日

呪文



言の葉がなければ

生きてゆくことさえ

意味をナクス

わたしは


誰かの言の葉を

信じて

わたしの言の葉を

生み出す


言の葉の魅力に

わたしは

ずっと

救われてるの


そうね 

わたしは

呪文にかかってるの


遠く

小さな頃の

私が見え隠れ


年端も行かぬそんな

私が覚えたての

言葉で辿々しい 

文字で綴る


そんな昔


少女の頃を



大切なのよ


可笑しいくらい





哀歌







哀しきうたは      


歌えません



哀しき愛も


歌えません



ただ


この刹那を


声に出したなら



それが 


哀歌になるのかと



そんな気がする



哀しきうたは   
   

歌えません
 


哀しき愛も


歌えません



囀ずることすら


ままならない 



そんな



小さな   


小さな


可能性の話





2016年6月16日木曜日

格闘




格闘してる

年中無休

なにとっ? 


増える震える

悩みの種と 


今日もひとつ   

みっけ

閃光




ボクの心に


稲妻が走る




ボクのからだが

光る




電気に撃たれた


からだは



それでも




まだ

いや、



だからこそ


いま


始まる

2016年6月14日火曜日

逃げ道



逃げ道...


行き場を失くした 

心の



逃げ道


さ迷うばかり



漂う



お世辞にも

決して気持ちよいとは言えない

揺らぎを


感じながら




堕ちる


堕ちてゆく



行き場を失くした 

もとを正せば      

このボクの責任か



そんなことすら 

考えられず



行く咲き 


前途多難

2016年6月13日月曜日

悲し愛し



あなたが愛しいから

悲しくなるのか

悲しいから

あなたを愛しく

感じたのか



心のなか

宿る面影は

一抹どころではない


寂しさを連れてくる



今夜は霧雨の夜


しっとり濡れたなら   



心が見えるでしょうか



一見


安全な場所で





危険に晒してる・・

2016年6月11日土曜日

Re:ありがとうございます(^O^☆♪



紅く染まる

夕暮れ時を

過ごしてる


青空をさんざん見上げた

ボクの体内の血液は

青く 

染まってもおかしくはない


青い血


心も青ざめて


さめざめと泣き


しぶる赤子のように



生物


流してみなくては


どんな色が流れてるか




わからない




青々と


月がのぼる




鳥たちが巣に帰る


ボクも還ろう



懐かしい日々へ







2016年6月10日金曜日

絶え間なく流れる



時は絶え間なく
流れる

幻の如く

瞬時に去りゆくとて

確かにそのときは

存在していた


確かにいまを

生きている


時は絶え間なく 

誰をも

未来へ連れてゆく


幻だと

誰かが言った


うなずいては

打ち消す



たしかな足跡

2016年6月9日木曜日

おしえて



涙を流したら

もう さよならかな


涙はこらえたら

まだ 

一緒に居られる


哀しい訳じゃない 

悲しい訳じゃない


ただ

ただ


溢れだす 

涙の意味を



教えて・・

立ち止まった冬景色



粉雪が降るわ

しんしん

しんしん

身体を震わせて

全身で凍えてる



あなたを失った

あの日


冬の最中の

出来事でした



雪の降る


あの街角



立ち止まった冬景色



夏のひまでも

雪...

空想・・夏






空の果ては


やはり 







道の果ては 

道なき道





花の果ては

狂おしいくらいの

果実


そんなひが

くる


果て


果てに想い馳せる



此の世界


たいくつなのだと


言われるでしょうか?

2016年6月8日水曜日

わかりあう



わかりあう

わかりあうってこと

衝突を避けられない

ときもある


わかりあう

それから


遅くはない 


時に気持ちをぶつけ合う

時に気持ちを知るために


わかりあう


それから  

始まる


はじまるよ



Re:ありがとう。



情けなくて見てられない

いそいそ手伝う

キミ


ボクは頭を下げながら


愛があるのを

知っている







内心




晴れ渡る

午後の始まり




もっと



もっと

英単語

勉強しておけば

よかったな

もっと

もっと



シラナイことが

多すぎる


それは  

無知と言うなの




why...



why

泣いてるの

そのわけ

聞かないよ

でも

側にいるよ

dry


その涙が

渇ききるまでは


涙の跡


虹が架かるまでは



なんで?


なんて聞かないで



聞かないで...






Re:白



無無無

白になれない

真っ白に

なにかを生み出したいのに

情報が

記憶が

邪魔して

なにかに似せてしまう



記憶の断片が

どうしても残るから



なにも知らなかった


白になれない

2016年6月7日火曜日

連絡待ち



バラバラに砕けた

夢を好き勝手ばらまいて


いつまでも

見つめていたよ


見え透いた明日

それが当たり前で

下らない?


せめて

僕たちが一度背中を向けたなら

二度とは戻れない


そう知ってたなら

凪ぎいた風は

いつぞやの

夢の香さえ運ぶから


今夜は深々と

深く深く

心を研ぎ澄ませる


そうしてなんでもない

時間を

何かをすることで

無事に送ろうと


躍起になるのは

何故だろう


余裕なんて



取り敢えず

キミの連絡待つよ


それからまた

考えても


決して遅くはないだろう

防波堤



波打つ



激しく 

ウチツケル


防波堤


鴎が笑ってる



笑ってる



未來



どうして   
此処で動けないで
先の見えない
道にたったままに

ときめきさえ
一瞬で儚くて

だけど

もうすぐ愛

このてに試される

痛みを知って

輝く愛

いつの日か

届けたいの


もうすぐ愛

弱さも

知って強まる
 



柄ではない 

でも


ロマンチックに綴りたい



そんな


夜もある

渓谷



サイレンが鳴り響く

静かなる世界に



人類への


警告...



それすらわからない




涙のいろ





涙のいろが

綺麗だなんて

誰がいった







切なすぎるよ...

光と闇



陰と陽

惜しみ無く  

降り注ぐ光の

陰には闇の存在

夜の帳の

おりたてのカーテン

闇がすっぽりボクを

包むじゃないか

然りとて

全くイヤだともおもわない

闇のなか

覚醒する

声なき声が



からだじゅうに

なにかを

指令する




目覚めたなら

昨日とは違う


ボク


そうして何度だって

脱ぎ捨てる

星の見えない夜も

瞬きを

未来へ委ねて


喜びも悲しみすらも

光と闇


支配される


驚喜

2016/06/07



覚束無い足を
たどたどしく
前へと

前に進むことに

なんの躊躇いもなく

前へと


先の未来に何が待つかも

知らぬままに


知らないから

生きてられる

知らないから


こうして朝

感じられる


たいしていいこと

あるわけではない

だろ



あるわけ

ないだろ...

2016年6月6日月曜日

2016/06/06



痛いのは生きてる証拠

そういうけど

痛いの辛いよ

心チクチクさせる

日々の出来事

不意に避けられない

怪我を負う


痛いのは生きてる証拠

痛みは己にふりかかり

はじめて人の痛みを知る


メグルンダ

震える小鳥



梅雨寒

小鳥が震えてる

青い小鳥が震えてる

 blue
 
 blue

ボクも小刻みに

震えだして

だからさ


毛布を被り

もう少し夢見ようか


真っ青な夢を

2016年6月5日日曜日

闇のなかの手



暗闇のなか

そうさ辺りは真っ暗闇さ 

あてもなくさ迷う

心を滲ませる

涙なんて似合わない

暗闇のなか

突然現れた仄白い

手が気持ちを逆撫でする


なんでだろうか

キミの手ではないから


誰の手にでもこの際

すがりたいよ


こんな弱虫は

嫌いかい




2016年6月4日土曜日

sorry



強がりで笑う

こんな僕へ   

優しさを放棄してくれよ


sorry

こんなはずじゃなかった 

こんな僕では


胸がくしゃくしゃに

痛むよ


sorry


誰のせいでもない


優しさを忘れたなら

少しは笑えるのだろうか



側にいて

笑って


そんな夢で

ぼろぼろになる



宛字



混沌とした世の中 
疲労困憊の身体を
浮遊させる 

武勇伝  

そんな大した話は   
無いのだ

切ない気持ちと

裏腹な気持ちと  

そもそも

切なさの反対は何だ


ボクは曖昧なる
この時の流れを
受け止め

背伸びする  






負け惜しみ



何もかも万端

すべてがうまくいく

よりも

なにもかも

うまくいかぬほうが

後々


何か

待つような  


今は時を待つ


何もかもにそっぽ向かれても

夏・・



深緑の

守り神

鎮守の森に

舞い降りたるは

ある夏の

気だるい午後


このまま

ここで暮らすも

よしと

ダルさを隠せず


夏のひの

深緑



深く


通じる


道の果て



鎮守の森に


舞い降りた




それもいいだろう


drama仕立ての


story..

白い傘




黒い人波

老婦人が  

静かに差した

真っ白な傘が


なにかを語るかのよう


悪にも染まる


時に残酷なまでに  



そんなボクは


要らない




白く染まれ

記し



腕を虫に刺された

痒みとともに

生きてるを

この世に生きる
 
しるしを

刻みながら

ひとは生きるの


昨日は青痣を拵えた

その前は


たん瘤


生きるしるしを


痛みに変える





普遍的な愛 


出会う為に?



絵空事だと


キミ笑う

硝子の頷き



硝子同士が

頷きあう

コツンコツン

音がする


それは

キミの心

ボクの心



何れにせよ  

どちらかが強く頷いたなら



二つの心は 

木っ端微塵


硝子


綺麗だけれど



危険

2016年6月3日金曜日

砂の迷路・・



さらさら

音をさせる


音からは平和連想する


さらさら 

旅人には酷だ


砂丘の迷路は

地獄絵図


歩いて 

歩いて  


歩くそばから

足跡消えし 



いったい全体



どこまで歩けばいいの・・

こんな日も



日暮れと共に 

キミにおいてけぼり


まったくノーマーク

だったの


嘘のよう

ぐんぐん差を開き

迷走する


追いかけるボクは

なんだよ

腰が痛いぜ


走りでは敵わない

だから

想像力

想像でうけてたつ


なんて

言うほど想像に長けてない


夜更けのギターを聴かせておくれ


紺色に染まる


世界



泡を喰うよ

空を仰いで



なんにしろ


まあ

やられたぜ...

て感じのひ

人生航路



人生


人生は限りなく続く荒野か

希望溢れ出す海原か


心をみせたなら

どんな色に染まるのか


時に鳥の声に

心を静ませる


時に

時にいさかいの

荒がう声に

身体を震わせて


怒号の響くなか

ひとり小さくなっている

この世の果て



この世の果て

砂漠の砂を蹴散らして

降り注ぐスコールに

身を委ねる


カラカラの

口を潤す為に

花の蜜を吸うけれど

渇いた喉に

甘い蜜は酷く不似合い


喉の奥にくっつく感じが

余計に渇きを

思い出させる



この世の果て

まだ


見たこともない



この世の果て



ボクは辿り着くを


望むのか





否か

2016/06/03



わかってる
わかってるって
嗚呼    

失敗だよ

心をみせるべきでは
なかった

あの日から

あいつは他人に

成り済ましてる



まだ

信じて裏切られるのが

ましだ


思う

ボクは


さぞかし滑稽だろう



南風なのに

自棄に冷たい





十把一絡げ




十人十色


十人居たなら


十の色がある


赤い河に浮かぶ


青い船を


黄色いエールで


漕いで


緑の木々の隙間を


水色の空が覗いて


たまに白い鳥なんかが


空をゆく




遠くを走る列車の


シンボルカラーは   


オレンジ




十把一絡げには


しないでほしい



切々と
 
    


仮面




花となり
潔く散るのか 
星となり
世界を照らすのか  
風になり
旅人を癒すのか
海になり
空を映すのか







ボクは鳴かない                

鳴けない烏 

それでも

夜明けを待ちながら 

鳴きかたこっそり 

陰ながら練習してる

もうすぐさ



日がとっぷり暮れる頃


慈愛と悲痛と

混沌にまみれた


一羽の黒い烏が
 
 
鳴く





そのときボクは

どんな声をあげるのだろう  




2016年6月2日木曜日

もしも・・



なにをどう

心をなにに傾けたらいい


恋の終わりの風を

何度も肌で感じて


夕暮れの暗闇への

移り変わりの儀式を

訥々と行い


暗闇に目がなれてくる頃

キミからcall


耳をつんざくような

音をさせる

ボリュームを絞る


傾けるのは

絶望か


はすっぱな

一握りの希望か


今夜もキミと語りながら

何一つわからない



そんな矛盾と闘う



ひとりで・・

気絶



クラクラする


頭のなか


思考回路  

破滅寸前


だけど

おかしい


そんなボクでも

キミは背中を向けたりは

しないんだ


そんなキミが

悲しすぎて 

まだ

こんなボクでも 

熱いもの込み上げる


嗚咽と共に溢れる涙が


キミの心を


確かめる


愛を忘れる   


忘れたなら 

どんなにか楽か 

知れないのに


そんな

かたちの定まらない

愛って奴に

ボクは

しがみつくのさ


この期に及んで

情けないぜ


ひとり  

孤独を選ぶ筈が

キミの愛にほだされて


ミイラとりがミイラに

キミの愛は純粋で

忘れていたなにかを

思い出させる

そんな気さえする


悪にもなりきれず

暗闇を愛し始めた

ボクの

ボクの行き場

求めて


いま

さ迷いだす



入り込んだのは

迷路か

悪寒



ボクのココロヲ

冷たい風が吹いてゆく        

吹き抜ける

風に

悲しいかな      

予感を感じてる



この世の刹那との
 
出会いに乾杯



悪い話ばかりでは

ないだろう



小さく


思う

飛び去る記憶



頭のなか

まんまんなか

記憶の欠片を

それでも

大事にしてた



一瞬で飛んでいった

記憶 


ブーメランのように

戻る


いま着地



いつの日からかの毒



最初は

青い空を

持っていた


白い雲のように

漂う


いつの日から

悲鳴をあげ始めた


次第に紅に染まる




もて余すでもなく

誰に言うでもなく


紅の心を

確かめる


鮮血にも

似てる


心から溢れ出す

毒を口にする...


一口

二口


もう


戻れ


ない・・

2016年6月1日水曜日

ユレテ



ユレテユレテ  

いま心が

なにも信じられない


庭に咲いた薔薇

愛することも

叶わぬ




ユレテ  

ユレテ



なにもかもが


消えてゆく...



夜空に終わりを

探してみる


終わりなどあるわけもなく

はじまりは

突然で


ある日

なんの前触れなしに

暗闇へと堕ちる


そして

夜空の終わりを

願う


明け空  

白々しい

太陽を横目で睨む


どんな不安にも

理由をつけない


漠然とした

黒い塊


空が傾き

この世界が

揺れる


揺れたのは

ボクか


気付いて

少し笑う


生温い水を流し込み

ベッドにもたれる


昨日の傷は

今日は置いて行こう


また

新たなる傷を

迎えるのだ


まさか


歓迎は出来ないけれど・・

女神


いつか女神に   

出会うでしょう

あなたはいつか

いつからか

女神の存在に

気づきはじめてる

いつからか

わからない      


そう

それでいい

それが女神に会う

ということ

いつからなのか

深く追求シタトキ
 
女神は消えるから

そう 

そこはかとなく  

漂う気配を

感じていてね

いつか女神に出会う時

どんなあなたが 

目覚めるかしら

醒めてゆく

輪ね

輪廻

女神はきっかけに 

きっかけのひとつ


特別にあらず


いつから


女神をかんじたかは

なんびとタリトモ

いうでない

おのれのなか  
 
し舞い込みたまへ

さすれば  


必ず


道が 


未知なる


道が開けるの


君は大丈夫さ

なんにもなかった振りで


さあ
 
歩け

明日の風


感じながら

光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...