2019年1月31日木曜日

牡丹雪



夜中の10時を過ぎて
雨音はぴたっと
止んだ

夜の街を
見下ろせば

真綿のような
やわらかな
結晶

牡丹が夜闇のなか
咲いている


浮き上がるように
舞い降りる





寒さに震えてる
わんころを

ひとつ撫でて

部屋へと戻る




白く変わりゆく
世界






記憶すら

白く...



無題

なんになるんだ

なにができるんだ

どうするのが
最善なんだ

格闘する

こころのジレンマ...

なんになるんだ

なにができるんだ

いったい...

わからなくなる...

ここに
生受けた証

そして

命の
深き約束

忘れがちな
毎日の中

なんになるんだ

なにができるんだ

どうして

どうして...

あまりにも
危惧で

奇異な体験
さえ

なにか
意味を持つのだろうか...

なにができるんだ

なにかできるんだ

奥底から
湧き上がる

しるし...





決意の朝

放り投げず

こころのなか

仕舞い込んだ

とまりそうな

とどまりそうな

こころの機微...

おとが
鳴り止んでも

おとが
静まっても

待ってる

待っている...

あきらめること

放り投げること


その想い

否定する

そう思うから

仕舞い込んだ...

揺るがない

こころ伝う

決意新たな

寒い朝...





雫ひとり

ひとり


絵になる

憂い含む

その
奥深き瞳


秘密
解き明かして...


気にすることない

ひとりの時間を
思う存分
楽しむことさ

月は
キミを照らし

夜の海
ポセイドンは
歌い出す

かれるほどに

焦がれるほどに...

やわらかさらう
ときは満たされ

ひとり


絵になる

一粒

落ちた雫...





白との遭遇

可能性との遭遇

やわらかな
雪が舞う...

巡り会いの
不思議

美しく

汚れなき

純白...

必然との
闘い

偶然との
諍い

ちらちら

白が

ゆるゆる

ゆるされるように

舞いながら

ボクの中
積もる

あれから

ずっと...






2019年1月30日水曜日

変幻...

乾ききった喉に

イオン飲料

流し込み

癒されてゆく

喉の渇き...

うらはら

こころは

軋み

たてた...

歪んだ太陽


さらに
斜めから

見上げた

口の中残る

ほの甘さ...

のきなみ

悲鳴あげている

隣家の子供...

なにも
関心持たず

悠々
飛んで行く

からすたち

カァカァ

カァカァ...

夕空ゆく

ひずむ太陽



オレンジへと...





待って

涼やかな


響かせ

りんりん

りん...

それは

君の
首のところで

かわいく

音させる...

僕は

きみが
現れる前に

必ず聞える
その音

いつしか

心待ちにしてた...

飼い猫の
あかし

真っ赤な首輪に
ちょこんとついた

金色

もっと前に
あっていれば...

それでも
今日も

りんりん

りん...

聞えて来るのを

待っている...





目覚め

愛で
溢れる

愛で
溺れる

愛で
掠れる

愛で
揺られる...

あなたの
腕のなか

わたしは

おもい溢れ...

愛で
溺れ

愛で
掠れ

愛に
揺られる...

始められるよ

いつだって

こころは優しさ
感知するから

するどさなんて
必要ない

愛に

目覚めたひ...





Re:チョコレート

抱きしめたなら

とけてしまうのでは?

そんな心配
本気でするほど

キミを
こころごと

包み込んで...

キミの微笑み

会いたくて

真冬の街路樹

駆けて行く...

キミ
見つけて

ふっと気づく

とけそうなのは

ボクのほうだ?

キミの魅力に

ほろほろ


こころ

とろけてしまう...

キミ
抱きしめた

滲んで行く

優しさのかけら...

キミの温もり


触れて...





大切マインド

美しく

儚く

やわらかい

そして

どんな

しなやかな想い

抱いているの...

あなたの瞳

宿る影

あなたの
大切な想い

切ないほどに
感じる...

あなた
想う

その分

切実に

切々と

儚い

夢の途中
の美しさ

に惑う...

ゆるやかに
咲いて

大切
抱きしめる

あなたの想い...





2019年1月29日火曜日

あらたなるストーリー

用意されたのは

紅く
燃えて

やわらかに
おちて

くすぶる

たかぶる

あらぶる

はらはら

こころ惑わせる

もの...

夢ならば

きっと

相当大胆...

離れて行かない

離れてゆかない

紅く
燃えた

こころ抱いて

愛すれば
こその

痛みと出会う...

紅く
燃えた

くすぶる

たかぶる

あらぶる

もの...

離れて行かない

離れていかない...





群青色...

群青色の
街並みに

とけてゆく
想いの数々...

連なるような
山々

こえては出現

またこえては

人生は
山登りのようだ...

そんな言葉

聞いた記憶...

ひとたび頂上へと
登りつめた時

見える景色に
圧倒されるのか

もう一度

もう一度

山登る...

すべては

頂上からのヤッホー


清々しさに

出会うため

こだまする

希望の声

聞き取るため...

山の麓

裾野を
縫うように

先は長い


仙人が教える

山の頂から

何が見えるだろう...

無事に登ること

できるだろうか

群青色に
とけてゆく

そんな

街並みで...





風の向こうで

風の
向こう

懐かしき
メロディ

流れ行く...

やわらかく見える
こころ

切なく
優しく

胸に響いて

寄り添うような
雨の音



漂うように

彷徨うように...

遠くいだいた
憧れさえ

いつか
胸焦がした...

風の

向こう

ほら...





安らぎという果て

熱い視線
貫いて

この世界
感じて

美しい
空のありかた

希望の
大地のありかた

そこで

こころ
と身体

鍛錬しながら

ひとはゆく...

熱く視線

向けた先には

恋する
想い寄せる

あなたの横顔...

まっすぐに
見つめられない

弱虫...

この空
この大地



ゆるやかに見える
時の徒然



こころ保つのに
精一杯の毎日
だけど

やすらぎ求め

ひとは

今日もゆく...





2019年1月28日月曜日

未来キャンバス

寒さに凍える
晴れた空

キミが
小さく見える...

終わりのない
約束

それができれば...

しっかりと繋いだ
手の温もり

それさえも
どこか儚く...

白い

白い未来を

ボクらは
いったい

どんな色に
塗り替えてゆくのか

キミの手の
やわらかに

こころ寛ぐ...

吹いては
凍る

北風

生きている...






きみ色に染まれ

くいいるように
見つめている

世界を
切なさだけで
括りたくはない

穴の空くほど
見つめている

この世界
かなしみで
覆われてゆく...

鉛色の空を
鉄の塊が
ゆく

無機質に整えられ
充てがわれたものが...

感動さえ
忘れてしまうのか?

色を
付けてゆこう

キミに似合う
色に

染めてゆこう

キミにいだく
イメージに...

憶測

推測

せめて
優しい色に








美刹那

舞い上がれ

舞いあそべ

どんな過去

胸に抱えて?

舞い上がれ

舞い遊べ

どんな未来

その目は見据えて?

辿り着く
こたえなど

あるのかさえ
あやふや

たどたどしく
辿るような...

舞い上がれ

舞い遊べ

美しく
飛ぶ

蝶にはならずとも

なれずとも...

そら
抱きしめ

大地に
抱かれる

今日だって
素晴らしい瞬間

刻んで

刻んで...





春よ





褪せゆく

木々は
そこで

ただ

嵐に堪える...

胸にいだいた

悲しみ
迷い

さえも

消えないままに...

緑の風
待ちわびる

流れ行く日々...

やがて
色を付ける

鮮やかなまでに...









2019年1月27日日曜日

眩しい...

曇りのち

晴れ

悲しみの向こうに

祈りを...

今日は
ゆるやかに

始まってゆく...

幼い頃から

空は
青く

風は
木々

揺らしていた...

木々の
隙間から差し込む

木漏れ日に

こころを解放

ゆるゆる

ゆる

ゆるる...

そして

眩しさに...

 



メェメェ

季節外れを
泳いで渡る

魚の群れが
凍りそうな

そらをゆくんだ

まるで夏
のような

ひまわりを
でっかく描いて

家の隅っこ
まるくなる

ひつじたち

メェメェ

めいめい


冬を越してゆく

凍りつきそうな

風に



魚たちは

必死な様相



泳いで泳いで





珈琲カップ

花びら
ちぎれて

ひらひら
舞い遊ぶ

風の向こうに

青空...

あなたの
去った

まだ
ぬくもり残る

とどめておきたい...

そんな願い
虚しく...

ただ

ほんのすこしの
香りはなつ

あなたの
飲みかけの

珈琲カップ持って

その冷たさに
寂しいきもち

覚える...

ほんの
僅かな間の

あなたの不在...




そこはかとない...

そこはかとなく
やさしさ醸す

楚々として
やわらかを齎す

凛々しく
世界を闊歩して

爽やかなる
爽快感

すべては

繋がり

すべては

途切れず

続いてゆく...

不思議

続けてゆく

営み...

そこはかとない

優しさが

キーワード🔑..






2019年1月26日土曜日

夢の残り香

わかってる

きっと

なにもかも

まぼろし...

現実に

のたうちまわる

叩きのめされる

そんな辛さ

忘れるように

悲しい顔して

抱き寄せる...

ボクを?

それとも

かなしみを?

恋をさぐる

夢の中で

夢の中だけでも

はぐれぬように

繋いでいてほしい...

わかってる

ずっと

なにもかも幻想...

まぼろしの如く
過ぎ去る

夢一輪

ここで咲いた

という記憶
残し

かおる風...





重ねゆく...

ひとつ
あなたへと

向かうきもち

ひとつ
あなたを

あんずるように

あなた宛の
優しさ

ひかりのなかへ

透かしてみてる...

大きなかなしみ


小さな喜び


すこしずつ

だけど
着実に

癒してゆく

コツコツ

コツコツ

積み重ねてみたい...

かなしみの
先には
なにがあるのか

途方もなく
得体の知れぬ
未来

未来...





キミに夢中

やっぱり
猫がすき

大きなお目目
くりくりさせた

好奇心の
かたまり...

プライド高き

ツンと
すました顔

抜群の
しなやかさ

その運動神経

羨望の眼差しで
みつめる...

小さなお鼻は
ほんのりピンクいろ

ボクだけに
甘えてみせる
キミを

そっと
両腕で
包み込んだら

やわらか...

キミの
匂いも

キミの
仕草も

大好きだよ...





Re:風が冷たいです

この空は
ただひとつ

ゆるぐことなき
真実...

かなしみに凍てつく
太陽の孤独

まるで
頼りない我をも

そのひかりで
包み込む...

それこそ

限り知らぬ
優しさで...

忘れゆく

寒さに
凍えた夜の

記憶...

朝の
ひかりは

迷いをも

ふわり


包んでゆく...





2019年1月25日金曜日

抱きしめて

抱きしめて
命のあるがまま

キュって
ぎゅって

胸が苦しくなる

あなたを大事に
感じてゆくたび

思い切り
心ごと

抱き寄せて

ときめきを
超えてしまいそうに

膨らんでゆく

胸を揺らす
高鳴り

抱きしめたいよ

抱きしめたい


あなたを
つくる
すべての要素を

小さく
吐息

漏らせば


熱をもつ
夜のはじまり

深く

奥まで


おちてゆくよ








勇気ひとつ・

離れては
狂おしく
抱きしめる

近づいては
躊躇いがちに
目をふせる

小さなこころの
ふれあいに

勇気をひとつ...

吐息を漏らして
世界を感じる

まぶしい朝の
光の奥に

今日の日を
照らして

照らして...





隠れた気持ち

しがみついた
あなたの優しさ

振り払った
あなたの刹那

ただ
あなた
失うこと

それが怖くて

浅い夢に
すがるように

泣き崩れそうな
気持ち

隠してる...

あなたと
わたしの

交差した時が

いつか
懐かしく
思い出される

その時まで...







2019年1月24日木曜日

逢いたくて...

寒さ
増してゆく

時折
吹きすさぶ

北風の強さ

大きく
電線が揺れる...

冷たい部屋に
ひとり帰り

すぐに入れる
暖かなミルクティー

冷え切った
手のひら
ぬくめるように

マグカップ
つつむ...

キミが
いなければ

部屋のなか

さまざまな音が
響き渡る

紅茶かき混ぜる
スプーンも

音たてる...

部屋の真ん中
陣取る
時計は

たえず
時を刻み

モーターが
どこかで音

させている...

おかしいね

二人
いるときは

ただ
笑い合う

それだけで

音の
存在さえ

気にすることも
なかった...

寒さ
感じ

暖をとり

さまざまな音

いまさら聞き取る

こころもとなく...

逢いたくて

冬...







Re:無題

キミがなにか
書きかけた
メモが
とても愛しく思えた

一気に書いた
走り書き

いつも綺麗に
飾る文字より

なんだかとっても
キミが溢れて

なにを書いたか
とか
そんなのどうでもいいんだ



キミのメモを
みてる

そうだね

すこし
また

近くなったのかな

無防備な字に
ふれて






さけび

抱えきれない
想いのその数
その数だけの
叫びがある

黄昏てゆく
街並みに
どこからか
聴こえる


それは
ラブソング

それは
青春のうた

それは鎮魂歌

たましいは
やがて

いきつく
場所へと

辿るのだろうか

輪廻のさだめの

あらゆる性よ

抑えきれない
気持ちの
その数だけの

叫びを


強く
やわらかく

さりげない

たましいの









世界に歌う

優しいうた

うたうひと

やわらかな

その声で

美しくも
切ない

この世界の

胸に響く
その声は

悲しみさえも

癒してゆく...

木々が
せせらぎ

鳥が
遊び

駐車場では

猫が
警戒することもなく

車の
ボンネットのうえ

お昼寝...

やわらかな
歌声は

楽園
慈しむ...

大きな音で
通り過ぎてゆく

飛行機のこしらえた
まっすぐな雲が

五線譜のように

その上に

音譜はのる...

さぁ

うたって

美しくも

切ない

この世界で...








2019年1月23日水曜日

winter night

忘れかけてた

遠い記憶...

風が
こころ乱してゆく

夜を泳ぐ
氷の月

ささやかに
きらめく

星屑たち...

たくさんの過ち

悔いる間も無く

こぼれてゆく
ひと粒の

寂しい
寂しさ...

なるたけ
やわらかな呼吸

繰り返す

美しい

月の夜に...






atokata

縁の糸
繋いだ

こころの奥

それは
命の饗宴...

うたげは

哀しくも
微妙く...

跡形のこさず

消えゆく人魚

艶やかな
鱗のいろ

まぶたの奥
映し

泡音さえ

たてることなく...

淡き光
たつ...


苦しくなる

夜舞う

蝶の誘い...






郷秋

見間違えるはずなどない

後ろ姿

どんなに追いかけたかったか...

あなた
見つけた

きまぐれな街角

あれは

木の葉色づく
秋もふかまり

木枯らし
吹き始める頃

懐かしいかおり

風のなか
感じた...

風の向き

流れてゆけば

大好きで

大切で

泣きながら別れた
あなたが

すこし
肩すくめて
歩くくせ

あの頃のままに...

追いかけたかった

何故か
竦む足

いうこときいてくれない...

すこしずつ

すこしずつ

あなたとの距離

離れてゆく...

すこしずつ

すこしずつ

後ろ姿
人波に

まぎれてゆく...

ぴゅーっ

冷たい風吹いた

美しく
色づいた

木の葉が揺れた...

青いセーター

後ろ姿

見えなくなっていた...






Re:無題

むちゃくちゃな
そぶり

ありふれた時
に、おりまぜ

真剣に
生きるキミ...

美しい

朝の光景

空っぽ
なった

砂時計

ベランダで
光る

洗濯ハンガー...

かなしい
音たてて

切ない音
させて

むちゃくちゃなくらい

かわいさ
振りまいて...

だけど
すこし

臆病にもみえる
キミを

そっと
抱き寄せて...

ある

ありふれた

朝のはじまり...






キャンディ...

許される
時の

揺るぎない
語らい...

穏やかな
日差しやぶり

降り出す雨

滴る雫が
光を帯びて

ひたひた

おつる...

失いながら

なくしながら


見つける旅


誰のためでもなく...

その命は
呼吸する...

少し
疲れたね

キミが
吐息を漏らす

空から
落ちてくる
キャンディボール

美しくて
泣けてくる...

あぁ
そうだね

大分
疲れたね...

やわらかい
キミの
吐息

感じてる...






2019年1月22日火曜日

Re:おはようございます

草原
寝転び

空に
抱かれた...

遠慮がちに
ボクの顔

覗き込んだキミ

ボクは
気づいてた

キミの心が
離れてゆく...

透き通ってゆく
月のように

ボクの存在
忘れてゆく...

悪い夢

だといって欲しい

幼い表情

で笑って欲しい...

いつか

そう

わかれは迫る...









勇気という翼

もっと勇気
ください...

そっと
近づいてゆく

やわらかな
あなたの素肌...

もっと
大切にしたい

ずっと
あたためてきた

あなたへと
向かう想い...

歩き出した
二人の足音

デゥエット
かなでる...

こころの痛み

さえ

この瞬間
駆け抜ける

強さ

へと

開いてゆく

開かれてゆく...

あなたと
わたしの

交わり
ふたたび...

北風の
企み

やわらかな
目論み

余計なものは
いらない...

もっと

勇気ください

きっと

しあわせあげるから...

なんの
取り柄もないけれど

熱い想い


ここに

ここに...






一縷...

完全からは

これほどかけ離れ

切なさこらえ

ハンバーガー頬張る...

どこの世界を

どんな世界を

完璧というのだろう...

残された
あと僅か


耳に
触れる

手に
さわる

命の鼓動

こころで感じ

終わらない

終われない...

このままでは
完全から

遠く
見放されたまま...

完璧から
遠ざかるばかり


毎日の中

絶望

失望

そして

やがて

希望

希望...







幸せの満ち欠け

ありふれた

満ち足りた

意味は問えない
毎日の

小さな歩み


なんとみる

小さい一歩
繰り返し

大きな糧へ


変えてゆく...

ありふれた

満ち足りた

そんな風に
映るけれど

足りないもの

必死で拾い集める

孤独なランナウェイ...

ありふれた
日のなか

満ちてゆく
月の鏡

ほくほく
ほほえむ

月の魔女...

ありふれた

満ち足りた

そう映る...

でも

足りなさ
数えることは
むなしくて

いつかの喜び
反芻してる...

焦り


嘆き


そして

怒り
さえも

どこかに隠して...






2019年1月21日月曜日

難問

幸せ
とは

どんな食べ物?

辛いのか

甘いのか

そもそも
それは

うまいのか?

男の子は
答えます

必死に考え
巡らせて...

しあわせは
おいしいもの
大切なひとと食べた時
感じるよ

ほう

質問のぬしの
目が光る...

では
さぞかし

うまいものなんだな?

欲望が抑えきれない

と言った様子で

舌なめずり
くりかえす...

男の子は

小さいながらも
違和感

感じる...

ぬしは
ただ

しあわせを食べたい

という

それは

しあわせを味わう

とは

意味合いが違うように
思えたんだ...

そして
ぬしは

男の子に

しあわせをくれ

と言い出した

男の子は
とても
困ってしまう...

ママや
パパに

しあわせな気持ち
あげたい


お手伝いをする

ママはほほえみ

パパは頭
撫でてくれる

男の子は
知らないひとに

どうしたら
しあわせあげられるのか

わからない...

ぬしは
そんな様子
じっとみて

質問をくりかえす

しあわせは
どんなものだ

しあわせは
辛いか

しあわせは
甘いのか

男の子は
おもわず

しあわせはこわい


言った...

あまりの執拗さに
ぞっとしてきたんだ

ぬしは

こわいのか

じゃぁ
興味はない

と言って

そそくさとその場
後にした...

しあわせすぎると
こわくなる?

そんな気持ち

ほんとうに知るのは

ずっと

ずっと

後のこと

なんだろな

きっと...






永遠の一歩

気がついた

あれから
すぐ

ボクが
たどり着きたい場所を...

生まれる前から

遠い星から

願い投げていた

消えない
強い思いが

いまも
そら

かけてゆく...

時の声が

時として

胸を打つ...

祈り
さえ

ひかりにかえて...

降り注いだ


生まれる前

遠い星に

願い刻んだ...

何億光年

何度だって
見つける...

気づいた

たどり着きたい想い

果ての見えぬ

時の記憶...

ボクらの
こころ
痛み

流れゆく

さえ

拭うことも
せず

歩いてゆく

ひっそり


こっそり


疲れてる
顔して...

目まぐるしく
変わりゆく

けたたましい
日々に

のみこまれそうな

紺色の
空に...






光る朝

とっておきの
朝の優しさ

舞い降りる...

ふわふわっ


ゆるやかな心地

だって
お日様が

とてもキラキラ...

ペイントされた
そら

見上げて

電信柱

煌めいて

駐車場にとまる
沢山の
色とりどりの車

光る...

冷たい空気が
綺麗な富士山

届けてくれた

山頂の
雪までくっきり...

ふわふわ

やわらかな日

はじまる...

さあ

優しさ仕立て


いきましょう






水草のよう

水槽のなか
ゆらゆら
揺れる水草

見つめてる...

鮮やか色
の熱帯魚が

目の前泳ぎ

眠りから覚めた
隣家の赤子


むずかり

泣き声あげている

泣きたいくらい
切ない出来事...

誰恨む
こともなく

こころのなか
甘美なる残酷


アマリリス...

優しさ求め
冷たさに出会う

途方にくれる...







2019年1月20日日曜日

Re:無題

淡いパール
悪戯なリング

磨き損ねた
お気に入りの靴

2人とびきりの
想いを寄せ合う

怠惰な不満は
どこかへおいやる

公園で揺れる
風にゆれる

小さなブランコ

隣の滑り台では
子供達が
我先にと

順番を待っている

ひとつ
あなたを感じている
ひとつ
あなたにやすらぎを
ひとつ
あなたを抱きしめたくて



笑い合う


また
会えた

それだけで

磨かれなかった
靴も


あなたの隣で
足跡を刻む


ホロリと

やわらかな
風を、うけて






とりとめない



したためてきた

あなたから
受け継いだ

土の匂い

薄れてゆく...

昨今

南からきた頼り

便り...

誰もいない
海を彷徨う

生まれたてのこころ
潮風にさらし

逃げるように...

誰かの無邪気が
誰かを癒し

誰かの無知が
誰かを傷つける...

眠らない夢

眠れない夜に

愛しいひとの

名前呼ぶ...

甘い香り
抱きしめて

朝を待つ...




そら
向いて咲く



俯いた...


過去という欠片

カケラ
抱きしめて

眠る

とんがってゆく
こころ

なだめながら...

いたいのは

鋭利な先で
傷ついたから

ではない...

鈍く
浅く
儚い

鋭く
深く
尊い

命つかさどる
すべての事柄に

傷つかない
といえば

嘘になる...

おだやかに見える

過ぎてゆく
時の流れ

ゆるやかな
こころの螺旋...

嬉々として
うえゆく

鳥達の群れ...

やわらかく

晴れてきた

そらで...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...