2019年8月30日金曜日

冬を愛する...


いつまでも
一緒に居られると

どこかでそう
思ってた

いや
思いたかった

だけど
確実に

別れの時は忍び寄る...

覚悟
しなくてはいけないのに

昨日触れた
あなたの
手の感触が

そのやわらかな
優しさが

僕をまだ
夢見させる...

くれたひと

教えてくれたひと

育んでくれたひと...

あなたは
いつまでも

僕の母親...

遠く
遠く

離れてしまったとしても...

あなたを

あなたの声を

あなたの顔を

記憶深くに
根付かせる...

時間を

せめて時間を

ください...


決意


あなたを

どれだけ抱きしめても

あなたは

緩やかに

僕から離れてゆく...

どれほどの
思いならば

あなた
救えるのだろう...

細くなった足

丸くなった背中

覚束ない歩...

あなたが

今日も息をしている

朝を迎えてる

そんなことが
こんなにも嬉しい...

大切に
過ごして行こう


新たなる朝...


君といた風景


確かに食事を共にした

いつも通り
冗談を交わした

可愛らしい
あなたの笑みを 

向かいに座って
見つめてた

運命は
時に皮肉

優しいあなたを
苦しめる...

仕事を終えて
帰宅したボクは
  
今朝方
あなたが揺られてた

マッサージチェアを
じっと見てる...

あなたが座った
そのまま

あなたの特等席

あなたが
帰るのを

ボクは信じてる...

また
大好きなマッサージをして
うたた寝してよ

信じる

あなたはきっと
    
大丈夫
















いつでも仲良し 
隣合わせ

これからも...

2019年8月26日月曜日

命、情熱


命とは

誰かが落とした

優しい孤独

命とは

誰かの蠢く

魂の記憶...

命に
出逢う時

人は

人の尊さに

人は

人の儚さに

瞳潤ませ

感じいる...

その
鈍色の情熱に...


2019年8月25日日曜日


小石

小石

糸思

糸思...

不可解
持て余して

生き延びてゆく...

あわてないで

無理矢理な結論は...

解けないならば

解けないなりの
理由が

そこにはあるのだろう

まだ
ときは
残されているのかも...

突然のように
命終えても

命の期限
知ったとしても

別れの辛さは
言葉にできない...

この世界が
消える

いえ

この世界から
ぽつ


消えてゆく...

ボクは
どこにゆくのだろう

こころは
どこをゆくのだろう

だろうか...

ようよう
感じてきた
不可解の答え



そのまま迷宮...

ずれていく

ずれていく

論点のほころび...

そんな
取り止めなき話


キミはいつも
付き合ってくれる

しょうがないなぁ
私がいなきゃダメなんだから

そんな風に
笑う...

冷めた紅茶が
音たてる

ミルク入れても

今さら
混ざり合わない

熱いうちに
優しくかき混ぜて

誰かの言葉が
花びらに

そっとひかり
浴びせてくれる...

誰かの
たてた音


花びら揺らし

振動してゆく
命...

誰かの
涙が

花びらに
触れる

触れる...

秋近し


美しい彩りで

色彩豊かなる

秋の入り口に

そっと佇む...

小さな心に

なんと名付けましょう...

次第に
その激しさ潜めてゆく
日差しは

いつの間にか

やわらかく
僕らを包んで...

実りの秋に
君は
何を手にしますか

2019年8月24日土曜日

はだかんぼう


あるがままのキミに

揺るがない


捧ぐ...


弛まぬ努力


続けたキミに


心からの敬意を...


そして

明日もきっと

こうして

キミへと

思いを綴る...


ベット際に生けられた


竜胆の花が


その美しさ


讃えてる


あるがまま


あるがまま


そんなキミを


眩い光が


今日も照らす...


優人


優しいひとを

穏やかに
みつめてる

そんな幸せ

優しいひとに


やわらかに

笑いかけられる

そんな幸福...


優しいひとが


僕を

見つめていなくとも

優しい眼差しが


ほかの誰に

注がれようとも

誰よりも


キミを知りたくて


駆け出してしまう...


この


想い...


銀時


例えば

美しき

人魚

例えば


柔らかく消えてゆく



例えば

陸に憧れる



例えば


金の光に導かれし

勇者

そして


今日のひ灯し


銀色の時


すぎてゆく...


恰も

まるで

永遠かのような


時の流れ


風吹いた


柔らかな
手触りの

迎えてる...


静かに鳴き続ける
蝉の声に

陽は軈て


この身に降り注ぎ


このこころ

明るく照らす...


少し涼しげに

爽やかな風

吹いた...


そんな


夏の終わり...


きらきら


金色に
きらきら

銀色に
ゆらゆら

薄紫に
さらさら...

あなたとの日々


金色よりも
眩しくて

あなたとわたし

銀色に
揺れた...

薄紫色が好き


と言った

いつかのはなし

覚えていてくれた...

六月に

二人で行った

紫陽花公園...

薄紫の花に

小雨さらさら

小さなしずく

金色にきらきら


銀色にゆらゆら


そして...


その声


あなたの声だけ
聴いていたい...

あなたの声で
目覚め

あなたの声で
歩き出す...

その声は

命をかたる

その声は
いのちを包む...

抱きしめられ

そんな

夢のような願い...

声なら


遠くからでも

聴いていられる...

今日

わたしは生まれた

そして


声だけ

その声だけ


聴いている...


2019年8月23日金曜日

グレー


生と死の
境目を

彷徨い続ける...

生の喜びに

毎日
憂いながら

死の恐怖にも

日々を捲る...

今朝から
降り続いてる

雨けぶる
グレーの空に

今日を

映し出してみる...

2019年8月21日水曜日

お迎え


なにも持たず

なにも知らず

なにも覚えず

何一つ
感じない

そんな悪夢

あるならば...

何も持たず

何も知らず

何も覚えず

何も感じず...

それは果たして

悲しみへと
通ずるだろうか

奇しくも
ひとは

何も持たず
生まれてくる

そして
何も持たずに
消えてゆく

宇宙の塵と
なるのか...

何も覚えず

何も感じず

心ある

木々も

鳥も

そして

我ら人間も

こころ
残して

そっと

旅立ちのとき

迎える...

永遠に...


星の砂

音が聞こえる

それは

何億
何十億年前の

遥かなる記憶

呼び覚ます...

さらさらら

さららら...

素足に
サンダルで

君が駆け出した...

後ろ追いかける

僕は不意に

苦しくなった

あまりに

君が素敵だから...

星の砂
掴むような

果てなき遠さ

感じてた...

でも
君は

すこしはにかんで

僕を振り返る...

そう
君は

僕の恋人...

2019年8月20日火曜日

プルルン


魔法の雫


ベランダに滴る...

嘘のように

雨雲の隙間から

光差し込んで

その雫に

煌めき与えてる...

永遠の
光のように

刹那な
限りのように

ベランダに並ぶ

可愛い

雫たち...

君を抱きしめる


毎日
君を
見つけてゆく

両手で
足りないほど

君を
知ってゆく...

抱えきれぬ程の
愛感じて

君を見つけた
あの日に

恋に堕ちた
あの夜に...

君を

抱きしめて...

2019年8月19日月曜日

希望を持てば


高らかに
空飛ぶ

魔法の絨毯...

その下を
魔女の乗ったホウキが

行ったり来たり...

空飛ぶ象

鼻の上には
小さな命が
しがみつく...

地上では
人間たちが

今日も
勝手気ままに

言い争い続けてる...

空の上から
見たらいい

どんなに
ちっぽけなのか、て

気づくから...

空飛ぶ絨毯
飛び続ける

魔女は
いつのまにか

消えていた...

ソプラノ


奏でる

その音は

生まれ来る前の
記憶を醸す...

命が
そっと微笑むから

僕は
今を生きよ、と

背中を押される...

命が
優しさ
保つならば

命の
終わりを

どんな風に
迎えようか...

例えば

愛する
貴女の最期

看取る為の覚悟

どうしたらできるだろうか...

誰かを
見送る哀しみを

誰しも
遣る瀬無さで
涙に咽ぶ...

だけど
命は

貴女の
命は

今日もソプラノ

奏でて行く...

2019年8月18日日曜日

いざない


美しい季節
色づいて行く

木々たちと共演するは

秋歌う
虫たちか...

赤色の葉っぱが
息吹かせる

黄色い葉が
輝かせ

緑の葉っぱは
命の躍動
見せつける...

オレンジの夕焼けに

秋の色々

寄り添う...

さぁ
もうすぐだ

もうすぐ...

ほら
聞こえるだろう

秋へと

誘われて行く...

悲しい人


あるがまま
そのまま

飾らない君を
ほんとに大好きになった

だけど
君は

誰かの為に

化粧して
ドレスを羽織り

まるで
別人のような仕草で
僕を惑わす...

僕は
君の
そんな一面を

眩しく

そして

遠くに感じてる...

君が
駆け出す

僕ではない
誰かの元へ...

片想いが
カタカタと

こころ鳴らした...

終わらない...


夏の終わりに


かき氷

溶けた...

柔らかい

湿った風

吹き抜けた...

緩やかに

曲線描く

放物線...

そんなイメージ
膨らませながら

すこしずつ
熱の冷め行く地上で

向日葵の種が

もう
来年の夏

約束してる...

恰も
まるで

永遠に続くかのように...

2019年8月17日土曜日

三日月


今宵の月が
胸を揺さぶる

月がないて
うさぎが飛んだ...

一人で
部屋に蹲る

僕は
今宵の月のひかりに

胸が凍るほど
こころ動かされる...

溶かしてほしい

君の
甘い声で...

ほら

君からは
どう映る?

今夜の三日月...

それでもまだ

失望と
隣合わせで

希望の灯
ともす

絶望と
戦って

有望なこころ
培う.

欲望
目の当たりにして

また
人を知る

参謀
得るために

僕は
世の
何たるかを学ぶ

希望の光は

其処此処に

注いでいるから

注いでいるから...

今日に感謝


素晴らしい
空に出会う

いつだって
見上げれば

いつの日も
空は

君と繋がってる...

どんなに遠く

もう
会えぬとしても

素晴らしい
時の徒然...

今日は

台風一過

猛暑の予感...

白んだそらが

青く
あおく

透明な青に
変わって行く...

太陽が

さんさん

さんさんと降り注ぐ...

素晴らしい一日を

君も
感じているだろうか

二度と
訪れぬ

今日を...

としつき


日が昇る

朝日
感じて

今日の糧

身体に蓄える

今日を始める...

階下に降りれば

年老いた母が

ゆっくりと
茹で卵茹でて

ささやかな朝食
準備していた...

おはよう

いつも通りの
挨拶交わし

優しい笑顔
見つめてる...

いつの日も
僕を見守ってくれた

すこし

いや
だいぶ丸くなった

母の背中...

2019年8月16日金曜日

その日まで


大好きの隣に

戸惑いが隠れてる

愛してるの後ろに

寂しさが潜む...

人は誰しも

一人歩くものだから

大好きなひとの
思いがわからなくて

戸惑ったり

愛した人から
遠いきがして

寂しかったり...


ひとはそうして

一日一日を


送ってゆく...


一人で生まれ

一人で旅立つ


その日まで


その日まで...


風の中で


大きく

風吹いた


青々の木々

揺らぐ...

こころは

どこに

吹かせましょうか...

こころを

誰と

通わせましょうか...

風にふかれて

真っ白な雲が

流れてゆく...

大きな鳥が
一羽

雄大な羽広げ

悠々と

飛んで行く

風に負けじと...

歩み


近づいてゆく

入り口


塞ぐように


大きく壁が


立ちはだかる...


それでも

近くに行きたくて


僕は

遮二無二


我武者羅に

もがきながら

近くへ

近くへ...

そして

ふっと思う


僕は

なにに近づきたかったのか...


決して

君の心に


土足で

踏み込むつもりはない...

憧れを

切なく抱きしめ

額に滲む

汗を拭う...


近づいて

そして


遠ざかる

そんな

繰り返し...


だけど

大切なことに

気づいてゆく...


光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...