過ぎ行く...

落ち着く
暇もなく

師走はおとずれ...

やりばなき
忙しさのなかに

この身置く...

たんたんたん

と
過ぎ行くひび

日々のそのなか

大切なこと
忘れてやいないだろうか

トントントン

と
胸たたく

その存在

あらためて
たしかめてみたくなる...

テクテクテク

滑稽なスピードで
歩いてゆく

たんたんたん

トントントン

テクテクテク...

風人

水の流れのように
清らかなひと

木々の囁きのように
さり気ない...

やわらかな
秋の日差しのぬくもり

あたえ

空
吹き渡る

風の爽やか...

すべては
水のように

流れ

木漏れ日あたり

揺れる木々...

そら
泳ぐ

風

風...

ソラにとどくひ

ひかる空には
この手

届かない

そら高く
飛べる

翼もない...

ただ
響きわたるこころ
たよりに

ゆくだけ...

進んで行く
その道の先で

ひかりみつける...

この空
羽ばたける
翼なくとも

この空
掴むこと
できずとも

闇雲に
しゃかりきに

なりふり構わぬ

まわりもみえぬ

そんな時代
やり過ごし

ひかりの存在に

気づいてゆく

気づかされてゆく...

そら
飛べずとも

その手
届かずとも...

ツリーらぶ

大きな木がありました

そびえるように

大きく
太く
たくましい...

その存在感たるや

ひとたび

風に吹かれても
嵐がやってきても
雷鳴とどろいても

びくともせず

そこにしっかりと...

近所に住む人々は

お父さんの木

そう呼んで
温かい目で
見守っていたのです

何年
何十年

あるひを境に
おとうさんのきは

元気を
少しづつ
なくしてゆきます

瑞々しく
目にも爽やかだった
緑の葉っぱは

冬でもないのに
萎れて
しなびて

おかしい...

村人は
首をかしげて
心配していました

お父さんのきは
森の妖精に
恋をしていたのです

いつしか
恋心は

お父さんの木の健康にも
支障が出るほどに...

妖精は
そんな彼の気持ち
気づくはずもなく

じゆうなる羽で
木々を飛び回る

ひらり...

誰一人
お父さんのきのこころ
わからない

例外をのぞいては...

例外
それは

木に住み着いていた
キツツキ

キツツキは
唯一

お父さんのきと
話ができる...

そして
お父さんのきの
純粋な妖精への恋心

その胸の内を
きいた...

キツツキは
どうしたかって？

妖精の住み着いた木を
すごい勢いでつついて

妖精が
たまらず
別のきに移れば
そこもつついて...

地道に
じみちに

毎日
毎日

いつしか
だんだんと

お父さんのきに
近づいていたけれど

お父さんの木の
妖精へのきもちは
薄らいで

その気持ちは
キツツキのほうへ...

そして
いま

大きく
たくましい木に

かわいらしい
キツツキの親子...

お父さんは
キツツキのやさしさに
気づいた

いまも
仲良く
お父さんの木を
キツツキは

優しく
優しく

お父さんの木

つついてます...

陽だまりの人

夏の始まり

気温急上昇のその中

キミとであった...

クーラーのきいた場所
ひどく拒んで

いつも照り付ける
日の光
浴びているような

そんな
キミ

ふと吹く
そよ風に
とても気持ちよさそう...

自然となじむ

絵になる光景...

枯葉おどる

美しい日々の
悲しみの色は

ひたむきに
生きるが故の...

おどりながら
道に舞う
枯葉の機微

あつく覆う
雲の間から
のぞき始めた青...

いくつものよろこび

そして

かなしみの

行き着く場所は
きっとない...

永遠に

ひとは生まれ

ひとは学んで

そしてかならず

いのちは終わる...

寒風のなか
渦巻く枯葉

切なく映った...

時めきの代償

あなたを想う

こころがふわり...

あなた見つめる
ひとみは

あなたひとりを
追いかけてる...

あなたに冷たく
されたなら

きっとわたしは
溶けてしまう...

あなたのやわらかな
微笑みを

胸の中で
反芻して

時めき
感じてる...

ゆるやかに

ゆれながら

ゆれながら...

輝く

命が
そっと息吹き

あなたは
ふっと微笑んだ...

かなしみ

切なさ

喜び

乗せ

命は伝う

命はうたう...

今日の日の
温もりは

今日のひ
生きる為に

明日の
和らぎは

明日を
生きる為に

そして

いのちは...

ジ・エンド...

木漏れ日差し込む

穏やかな
小春日和...

君は
晴れやかなる表情
見せている

いつか
こんな日が来ること
覚悟していた...

思えば

キミに抱く
愛しさ

まっすぐ告げたことは

まるで
なかったのでは？

キミに出会い
早八年

こんなに近く
微笑むキミが

誰よりも
遠くなる...

キミの指に
銀色の指輪

左の薬指
きらっと...

八年越しの想いが

行き着く場所

なくす...

胸襲う
後悔

いつか

いつか伝えよう

いつかは

ないね...

細胞という宇宙

僕たちのなか

ひとつ
ひとつ

身体のなか

こころのなか

広がる

小さくも
尊い

宇宙...

遠く
あなたがのこした軌跡

めぐり
めぐり

ボクの身体に
宿る不思議...

無限に
続いてゆく

光の環...

ペア

過剰なる
期待は

どこへ行けばいい？

はなやかな
舞台で

あなたは
白き羽

ひらり

と
華麗にひろげる...

ボクは
古びたピアノに
指走らせる...

孤独と
幸福

至福と
絶望

まるで
反対のようなワード

が
どこかで繋がる
音がする...

ボクには
解けそうもない

あなたの秘密

無力に
風に
立ち尽くす...

希望と
憂鬱

混沌と
羨望...

限りなき旅路

光沢帯びた
日々は終わる

ある意味
真実へと近づいて

そして
限りなく

そら感じながら...

ひかりで包まれた
やわらかな思い出を

懐かしく

あつく

ふりかえる...

こころ彷徨う
毎日を

鬱陶しさこえて

受け止めてゆけたら...

ひかりの日々
終えて

それでも
なお

揺るぎなく
真実へと

真実へと...

ビタミン

たいしたことでは
無い

だけど
なんだか

こだわるこころ...

いたって大事だ

と

そんな風に思う...

この世界の呼吸

大地の息吹き

を
今日も

逞しく
こころに感じて

そうだね

泣きだしそうな空

にも

暖かみ
感じる...

たいした話も
ないけれど

あなたと
言葉かわして

それが
とても

ビタミンのように

沁み渡る

沁み渡る...

柔軟な意思

それは
そう

太陽

そして同時に

月...

なおも
そらにあり

海に沈む
真珠...

あなたの望む
そのままに

何も
固まることはない

何も
きめつけることはない

ときとして
それは

神秘

そして
悲しいくらいの

日常...

切なさ

隠して...

目覚めてゆく

黒く
とぐろ巻く
波の向こうに

朝のひかり

夜明け
迎えて
なおも消えぬ星

ボクの中にも
見つけ出している...

見えぬ
心の傷は

次第に

心の深みを

ボクの魂を

そっと彩り

生きること

生かされていること

知らせる...

黒々とした
雄々しい波の
明け行く光

とかし

ゆっくりと
目覚めてゆく

命...

ゆるゆるる

訥々と
過ぎてゆく

粛々と
ながれる時

は
滞ることはない

過ぎ行く
時の徒然...

雲は
かたち変えながら

風に流れ
千切れゆく...

あなたへ
向かうこころ

優しい
ひかりに溶かして

そうして

ゆるゝと

ゆるゝと...

悲恋...

すり抜けてゆく

魚みたいに...

ダイヤモンドのように

遠くはないのに

近くて

近くて...

だからこそ

気の遠くなるほどに
遠い...

キミの横顔

一縷の憂

さえも

こんなに愛しく
思ってる...

こんなに
キミを

愛しても

愛しても...

木枯らし吹いて

風が
哭いている

枯葉の似合う
この季節

一人
こころ揺らし

歩く...

どこかに君の
影探し

忘れられぬ
恋の面影

胸の奥
そっとしまい

大人になる...

木の葉のごとく

取り残されゆく

ボクだけが...

惜しみなく与える

果てしなき道

歩き続ける

何度躓いても

きっと立ち上がり...

お日様日和

紅葉は

赤く
紅く

染まりながら

世界
止めるような美しさ

ボクらに

光も惜しみなく...

そして

そびえたつ
未来の姿

見つける

見つける...

静かに出発

そっと優しく
とわの語らい

きっとささやかに

幸せ囁く...

朝の寝ぼけ眼

突然窓越し

大きな黒い影
よぎる...

目の前

悠々と
悠然と

大きく羽広げ

鳥が行く

そっと見送る...

新しい航路
見つけ出した？

憂鬱なんて
吹き飛ばし？

静かに

羽音さえ

させず...

こだま

遠くで呼んでる

声がする

夜の闇の
奥底で

遠くで呼んでる

声がする

朝の光の
その中で...

昼間の
優しい喧騒のなか

呼ぶ声は
紛れてゆくけれど

夜むかえ

静かな闇に
包まれてゆく頃

また
こころに

響きはじめる

コエ...

遠くで

遠くで...

晴れの音

信じ合うたましいは

輝き

与え合う

互いの温もり

たずさえながら...

軈て
導き合う

いつかの慟哭

おののく旋律...

玉虫色の
かなぶん
飛んできた

五線譜の上
歩くような

七色の音符...

魂は
今日も

響きあう

あぁ

晴れて来た...

未来を彩る

今日の先には
明日が

色
つけて欲しそうに

こちら向いて
待っている...

昨日の
かなしいこころ

そっと
優しく

彩るように...

今朝の
眩しい光受けて

やわらかなこころは

そっと...

雲間からのぞく
青空が

よけいに優しさ
かもし出す...

ねぇ
今日のひは

何色に彩る？

冬支度

雨
降るように

泣きながら

雨の先の虹
みていた...

虹の橋わたる

優しい
color織りなす

あなたのこころを

朝陽が照らす

あなたは
ゆっくりと目を覚ます...

夏が過ぎて
秋を感じた

秋を見送り
冬をむかえる

むかえる...

Re:こんばんは☆

漂い始める
夕方のにおい

昼を過ぎて

三時を過ぎて

人々の動き

慌ただしくなるころ

ひの沈む
やわらかな夕暮れ時...

いとしき

いとなみ

いつくしむ...

それでも夢を

目
閉じれば

心の中
時の流るる...

部屋に
うずくまる

暖房の音
ききながら...

過ち
繰り返しては

崖のふちで
震えてる...

過ぎてゆく
ひとなみ

ボクの横を
ほんの少しの接点
与えながら...

大切にしたい

そう
心から願った恋

も
散った...

そんなことさえ
あいまいに

過ぎてゆく...

部屋のぬくもりに
甘えてるボクは

それでも

未来を夢見る...

秋の空

湧き上がる
想いの意図

糸さき...

気持ちが
そっと呼吸して

心は
ゆっくり目覚める

ゆるやかに

おだやかに

爽やかに...

今日の
青空にも
負けないような

優しい
一日を...

朝から

晴天...

光を受けて

意味ない会話
笑う

猫

意味ある命に
無頓着に見える

ひと

だけど
ボクは
知ってる

いのち
いつくしむ

光の存在...

悲しみ

喜び

刹那

光を受けて

輝いた...

振り返る

君の声...

きず...

心は
大きく呼吸を
繰り返す

息を
そっと吐いたら

息は
白くけぶって...

時間は
流れてゆく

そして
ボクは一つ
また

年を重ねる...

優しい気持ちを
見つけること

つじつま合わせ

そんなことで精一杯...

少し回りくどい

そんな生き方...

期待しては
ほんとの気持ち
置き去りにして

昨日
今日
明日...

傷ついては
生まれ変わる

いつでも

再生へ...

風を、

与えられたいのちが

風
生み出したなら

風は
白き雲動かす...

雨に変わる

太陽は照る

緑は育ち

すくすく伸びた
枝にとまる

鳥の声...

おちてくるのは
ただの実
ではないのだろう

何かを
与えられたいのち

今日も
風起こす...

愛しさ増して

キミの魂は
大切な誰かと
寄り添っている

いたみ
苦しみ

とめどなく
感じながら...

キミのこころは
誰かの胸
あたためている

喜び

ほつれる...

雨など
降る気配もない
今日の空を

キミの笑顔と
重ねてみる

キミのこころ

愛しく感じる...

奇跡を抱きしめて

それでも
いのちは

きっと
どこかで

ほころんで

きっと
優しく

微笑んで

負けるなっ
て

負けないっ
て

力強く
その存在主張する...

いのちの
逞しさ

いのちの
やわらかさ

を
ボクは

そっと
抱きしめる...

繰り返される

いのちの奇跡の

向こう側で...

夢色バスに乗って

夢のバスに
揺られてみないか

昨夜の君の
夢の色に
彩られたバスが

朝の
七時きっかりに

そこを出発する...

回る
回る

めぐる

走り出す...

キミが
乗り込む

乗り込まなくちゃ

君のための

キミによる

バスだから...

そして

この世界を

ひたむきに感じる

心を

心を...

サヨナラの記憶...

置き去りにした
愛のかけら

あの日に

大好きなあなたを
ボクは

自ら
手放した...

心
むしるような

胸
えぐるような

そんな痛みに
耐えながら...

記憶の中
その日は

雨が滴る...

胸のblue
奏でるような

雨の音...

サヨナラに
心は

置き去りの
愛の欠片

雨の中の

別離...

Green

響きあいながら
戸惑う

緑に
含まれる

美しき時...

街は
密やかにたくらみ

そして
輝きのイルミネーション...

夢の
ひへと

錆びついた心
グリーンに澄ませ

風の音
聴きながら

瞬く時間に
おいてゆかれぬように

瞬くときに
乗り遅れぬように...

 どうして

さみしくて

かなしい

Green...

ある街で

おびただしく
転がる破片

ガラスの街
歩いてる

防備というには
あまりに
緩い装備で...

思い出のかけら

愛しく眺めてる...

争う心は
見たくない

悲しみに
こころ

キシキシ痛い...

ボクは
心の扉

閉じてしまいそうになる...

力は
遠く

立ちすくむ

ガラスの街...

今日も吹かれて

生まれくる
風に吹かれて

降り注ぐ光に
こころさらして

あなたの
胸に咲く花

感じてる...

新しい場所で

優しき人混みで

明け行く空は

今日は
何色に染まる...

人差し指
そっと翳した

指先に止まる
光の蝶

銀色に
輝く

君の泪...

それでもボクは

いつからだろう

恋すること
躊躇うようになったのは...

胸はって

大好きだ

と告げていた

今となれば

夢のように
無邪気すぎた

あの頃...

あまりにこころ
さらけ出しすぎて

あまりにひと
信じすぎて

大きく
躓き

転んだ夜更け...

長く
ながい

夜は訪れ

いつしか
肝心なことが言えぬ

もどかしさと相対する...

それでも
ボクは

恋をする...

臆病なこころ
隠せない

たどたどしい
恋をする...

あなたと...

どこまでもゆける

と

足
踏み出した...

希望のかたまり
胸に携え

どこまでも...

あなたに
出会った

出会えたから...

片思い

両思い

それすら超えて
どこまでも...

気持ち
しばれる

わけもなく...

それでも
ひとつの真実

まげることできない

どこまでだって
行こうよ

あなたは
無邪気な様相で

て
差し伸べた...

壊れゆく...

青ざめてゆく
このホシに

白い
雨が降る...

やわらかく
壊れてゆく

途方のない
愛すべきもの...

守りたい

と
いきまき

気合い
入れてみても

空回りする...

こころ
置き去りの

割れそうな
プラスチック


いつも

記憶の中に...

揺れて揺られて

揺るがぬこころ

は

どこにある？

ボクは
今日も

揺れまどうゆらぎ

すこし心地よく
感じてる...

揺れながら

揺れながら

あなたへすこし
かたむいて...

あなたはすこし
ボクの肩に

優しく寄り添う...

揺れながら

揺れながら

木々の隙間に
漏れるひかり

空かける
鳥の鳴き声

揺れながら

揺れながら...

庭に
見事に実る

ポンカン
夏蜜柑
檸檬

爽やかなるかおり...

電信柱で
休憩してる

犬の姿...

みんな

揺れながら...

そっと...

泣いているの？

キミの肩

小刻みに
ふるえているね

泣いている

すべてにつかれた
小さなからだ...

それでも
キミとボクは

限りなく広がる
空のした

大きな欠伸
したりして

そして
項垂れるように...

疲れ
見せてもいいんだよ

キミが
どんなにつらいのか

わかるんだ

キミのこころ
ふるえているのが...

泣いているの？

泣いている...

育ちはじめた
優しさ

キミにむけて

キミを

そっと癒したい...

それはゆめ

小さな肩
斜めかけの
ポシェット

大好きな青いろの
ポシェット

中身は

色とりどりの
キャンデー

ひとりぽっち
なることが
おおかった

寂しい時
一つ
おなかがすいたとき
ひとつ

青いポシェットから
取り出して

口に入れては

魔法をかける

斜めかけの

青いポシェット

おきにいりの

青いポシェット

魔法を使えた

遠く昔

空虚な秋

だきしめる

熱く火照る
こころごと...

いだいた想いは
誰よりもキミ

感じてる...

抱きしめたこころ

そっと
のぞいてみれば

あなたは
別のひとの影

感じさせる...

途端にボクは

空っぽを感じる...

からから

から...

秋の風が
色付く落ち葉

まわせる

こころがないた...

さあ

胸の中
抱き続けた

あこがれよ

空高く
放つ

いま...

胸の奥
抱きしめていた

想いよ

海に眠る

人魚の泪よ

今
見つめる

ひとたび...

胸に
感じる心
隠さず

誰もが素直に
いきられたなら

胸に
つかえる悲しみ
通じて

きっと
優しく

なれるだろう

胸の奥
伝う

あったかい
何かを

もっと
強く

しんじてみないか

もっと

きっと

明日の君は

やわらかさ

しなやかさ

身につけ

さあ...

冬行き列車

季節を
節目の列車はゆく

乗り込んだのは
木枯らし1号

次の駅で
待つ人が

ふるえてしまうような
冷たい風...

そういえば
今年はまだ
吹いていないね？

それは

列車
乗り過ごしてる
おとぼけさん？

季節を感じる...

北国では
雪化粧

白く
きよらに雪は降る

ゆく秋惜しむ

まもなく
時は流れる...

そうしてめぐる
日々の中

大切なことと
はぐれぬように

迷子の知らせは
いらない...

土手沿いはしる

空には

寒気
連れてきた

雲が流れて...

約束の灯

時
こえて

会いに行く

自転車
軽快に走らせて

鼻歌なんかも
しぜんとうたう

時の螺旋
捕まえるんだ

時
戻すことは

誰にも
できないけれど

時の螺旋
つかむんだ

だから
ボクは

流れる日々

いとしく思う...

だから
ボクは

遠い君

見詰めてる...

明日の
ともしびを約束

きっと

きっと...

ｋａｔａｃｈｉ

かたちあるもの
いつしか朽ちて

壊れゆく

さだめ...

ならば
風にまうこころは

どこへゆくのだろうか...

かたちあるもの
いつしか崩れ

去りゆく

さだめ...

ならば
海にかえしたナミダ

どこへ流れるのだろうか...

かたちのあるものに

いつも
惑わされるけど

ほんとうのかたち
見定めること

できているだろうか...

こころのまなこで

こころのまなこで

かたち
そのままを

うけとめる

かたちの行く末

見つめる...

かたちあるもの
すべては

いつか...

永遠の孤独

永遠に
近づいた

皮肉にも

悲しみを知ってから...

永遠に
それはないことを

残酷な
そんな運命を

甘んじてうけいれる...

例えば

君と僕の
間には

深く流れる
川がある

川の流れは
とてもはやく

泳ぐことは至難の業...

君の姿は見えるのに

なすすべもたない...

ゆえにいっこうに

近づくことはできない...

隣り合わせの孤独
胸にいだいて

その悲しみ
受け止める

永遠に...

崩壊、そして...

再生と
崩壊の

危うい立ち位置...

崩壊に向かう
地球の上で

踏ん張りながら

再生誓う...

海揺れる水面に
ひろがりゆく波紋

流れるまま
流されたなら

行方は？

壊れてゆくような

はかない

ひびのなかで...