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2019年2月15日金曜日

ここから


燃え滾る

ほのおの

あまりの勢い


たじろいでしまう...

ボク自身
でさえ

どこに
こんな情熱が

隠れていたのか...

淡々と

過ごした日々

キミ

抱きしめたなら

この熱は

収まりみせるのか...

ここから

きっと

燃え尽きても

後悔しないくらいの

恋を

恋を...




2019年2月13日水曜日

無題


抱きしめた

その温もり

戸惑いの



ほどけた靴紐

絡まるプライド...

ダイス
投げて

占う

あなた
との恋...


そらすことは

自分
偽ること...

見つめ続けた

これまで...

ときめくなら

甘い罠


とけてゆく

とけてゆくなら...




2019年2月2日土曜日

きず...

おびただしい破片

ボクは
ガラスの街を

そうだ

裸足で歩いてる

無防備なこころ

さらして...

争う心は
見たくない...

悲しい心

おびただしい破片

拵えた傷

少しまぶしく...

痛み
感じる

悲しみ
感じる

苦しみ

切なさ...





2019年1月31日木曜日

雫ひとり

ひとり


絵になる

憂い含む

その
奥深き瞳


秘密
解き明かして...


気にすることない

ひとりの時間を
思う存分
楽しむことさ

月は
キミを照らし

夜の海
ポセイドンは
歌い出す

かれるほどに

焦がれるほどに...

やわらかさらう
ときは満たされ

ひとり


絵になる

一粒

落ちた雫...





2019年1月25日金曜日

隠れた気持ち

しがみついた
あなたの優しさ

振り払った
あなたの刹那

ただ
あなた
失うこと

それが怖くて

浅い夢に
すがるように

泣き崩れそうな
気持ち

隠してる...

あなたと
わたしの

交差した時が

いつか
懐かしく
思い出される

その時まで...







2019年1月23日水曜日

atokata

縁の糸
繋いだ

こころの奥

それは
命の饗宴...

うたげは

哀しくも
微妙く...

跡形のこさず

消えゆく人魚

艶やかな
鱗のいろ

まぶたの奥
映し

泡音さえ

たてることなく...

淡き光
たつ...


苦しくなる

夜舞う

蝶の誘い...






郷秋

見間違えるはずなどない

後ろ姿

どんなに追いかけたかったか...

あなた
見つけた

きまぐれな街角

あれは

木の葉色づく
秋もふかまり

木枯らし
吹き始める頃

懐かしいかおり

風のなか
感じた...

風の向き

流れてゆけば

大好きで

大切で

泣きながら別れた
あなたが

すこし
肩すくめて
歩くくせ

あの頃のままに...

追いかけたかった

何故か
竦む足

いうこときいてくれない...

すこしずつ

すこしずつ

あなたとの距離

離れてゆく...

すこしずつ

すこしずつ

後ろ姿
人波に

まぎれてゆく...

ぴゅーっ

冷たい風吹いた

美しく
色づいた

木の葉が揺れた...

青いセーター

後ろ姿

見えなくなっていた...






2019年1月22日火曜日

Re:おはようございます

草原
寝転び

空に
抱かれた...

遠慮がちに
ボクの顔

覗き込んだキミ

ボクは
気づいてた

キミの心が
離れてゆく...

透き通ってゆく
月のように

ボクの存在
忘れてゆく...

悪い夢

だといって欲しい

幼い表情

で笑って欲しい...

いつか

そう

わかれは迫る...









2019年1月21日月曜日

水草のよう

水槽のなか
ゆらゆら
揺れる水草

見つめてる...

鮮やか色
の熱帯魚が

目の前泳ぎ

眠りから覚めた
隣家の赤子


むずかり

泣き声あげている

泣きたいくらい
切ない出来事...

誰恨む
こともなく

こころのなか
甘美なる残酷


アマリリス...

優しさ求め
冷たさに出会う

途方にくれる...







2019年1月19日土曜日

消えてく

消えてく空
消えてく街

そしてボク

震え続ける
毎日の

はじまりはきっと



そして
生まれてきたボク達は
あまりに脆く

容赦なく傷を負う日々を
重ねて

ボクはなんだ

何もない


目覚めたいの

眠りたいの

あらわれた
そら

あらわれた



そして






2019年1月17日木曜日

秘め薔薇

遠き

昔より

胸に秘めた

冷たい薔薇...

いまや
かたく

その花弁は凍り

気をつけて
触っても

崩れてゆく...

なんの
あてもなく


歩きながら

道行く人の
しあわせ思わせる
におい感じたら

こんなボクでも
ほっとする...

生まれた時から
冷たい薔薇

育てていたのか?

生きる過程で
こおりついたのか


冷たい薔薇は
いつかとけて

また
かおるひ

待っているのかもしれない...

みずみずしく生きたい

そうおもう...

ひとが生きる



一体なにに
例えよう

どんな風に...





愛する
気持ちは

なおも...


2019年1月9日水曜日

香澄...

ブルドーザーみたいに
根こそぎこころ奪う
荒技

ボクのこころ

すべてを...

許されないだろうか

ボクがキミ
愛したことは...

胸揺らす
あなたの

美しく
やわらかな

存在...






2019年1月8日火曜日

目眩...

おちて
ゆくような

夢見てた...

それは
やわらかなアスファルト

黙ったまま
アスファルトの
隙間から

小さく
顔を出した

つくられた
優しさが
身体にしみる...

おちて
ゆくような

夢の途中

せめて

ああ

土の香
感じたいな

なんて

やわらかなアスファルト
責めている...

アスファルト

ひかる車道

降り出した雨が
じんわりと

やわらかな地面に
吸収されてゆく...

毎日を

味気ない...

そんな風に嘆いて

アスファルトを
睨んだ

わらう
アスファルト

とける
アスファルト

アスファルト

われてゆく...

色のないため息

風が隠してる...

あの日に戻り
すべてをやり直す

どこに行くんだ

なにをするんだ?

それでも
きっと

ボクは
もう一度


繰り返す...

白く
凍てつく
ため息

やり場のない
痛み

伴って...





2019年1月7日月曜日

余韻

やわらかな
手触りを

穏やかな
人柄を...

だけど

予想だにしなかった

鮮烈な記憶
残し

あなたは
去る...

あかく
あかく

燃えていく
命の叫び...

ゆるやかな
曲線に

時として

まっすぐすぎる
不器用さ...

ボクのこころに
残るのは

残るのは

あの日響いた

メゾソプラノ

確かに
こころ重ねた

余韻...






2018年12月28日金曜日

切なさにつたえて...

かわいいひと


濡らして

小さくわらう

潤んだ
瞳に

ボクは映らず

キミは
ボクの親友

好きになった...

ボクは
キミの気持ちが

痛いほどにわかる

だって
ずっと前から

キミ
見てたのだから...

キミが
誰を見ているのか

気づかないほど
鈍感ならば
よかったな...

かわいいひと

キミの恋
応援できるほど

まだ
吹っ切れない...

二人並んで

肩寄せあい

歩く姿

見る日までは...





2018年12月21日金曜日

三日月

ブラックコーヒーに
真昼の月
浮かべて

やわらかく
ミルク
流し込んだ...

溶け込んでゆくのは
ミルク?

それとも

真昼に浮かんだ
三日月?

慌ててそらを
確かめてみる

そうして
なにも変わらず

そこに浮かぶ
真昼の月
見つめながら

コーヒー
飲みほす...

月は
まだ

薄色に
浮かんでる...





そして
夜には

しっかりとした
存在感放ち

月はかがやく...


2018年12月19日水曜日

沈潜...

たしかにロンリー

相当かわいた

来る日も
来る日も

待ちわびた

だからロンリー

なるべく波を
立てぬよう

来る日も
来る日も

海の底で...

なぜかしらロンリー

一人が好きなのに

なんでロンリー

涙がでるの?

だからロンリー

こころ見つめて

なるべく波を
立てぬよう

深く
深く

海の底で...







2018年12月14日金曜日

心配無用...




嫌いにならないで

嫌わないでよ

幼いボクが
泣いている...

争う声
聞こえてくると

ボクは不安
隠せない...

嫌わないで

嫌いにならないで

こころで
泣いている

小さな膝
抱えて...

どうしてだろう

争いの元凶が
ボクにある

とおもうのは

どうしてだろう...

争いあう人たちは

ボクがいることすら

忘れているのに...








2018年12月11日火曜日

人形の憂鬱

わたしは
人形...

かわいい
かわいい

そんな風に
みんなに
言われてる...

わたしの主人は
すこし変わってる

どこから見ても
かわいいわたしを

一度も

かわいい

て言わない...

言ってくれるのは

主人が
ときたま連れてくる
優しい夫人

そして

その人の子供...

わたしは思う

主人の
好みではないんだと...

だったらねぇ

どうしてわたしを
飾るのかしら?

そんな
悶々
考えあぐねて

ある日
きづいた

姿カタチ
の美しさ

それに
とらわれすぎること

そんなことの
あわれを...

人形にもやどる

おごるこころ

人形にも芽生える

そんな

憂鬱...






2018年11月29日木曜日

ジ・エンド...

木漏れ日差し込む

穏やかな
小春日和...

君は
晴れやかなる表情
見せている

いつか
こんな日が来ること
覚悟していた...

思えば

キミに抱く
愛しさ

まっすぐ告げたことは

まるで
なかったのでは?

キミに出会い
早八年

こんなに近く
微笑むキミが

誰よりも
遠くなる...

キミの指に
銀色の指輪

左の薬指
きらっと...

八年越しの想いが

行き着く場所

なくす...

胸襲う
後悔

いつか

いつか伝えよう

いつかは

ないね...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...