2018年9月30日日曜日

君のように


焦がれる

もう
かれてしまう

それくらいに...

涙の夜

いくつ越えたのか...

どうにもできない

自分への怒り

そして

優しい君への

敬愛...

せめても

奥底深き人に

なりたい

なりたい...





日曜の浜辺


素敵なもの
拾った

気分は最高!

待ってたんだ

この出会い...

今か
今か

だけど

ふと
視線感じて

そちら見たんだ

そこには

ボクよりもそれ
必要とする

真剣なまなざし

ボクは

人知れず

葛藤する...

ボクが最初に
見つけたんだ

ボクがずっと
欲しかったもの...

でも
あの人は

ボクよりも
切実かも...

こころのなか
会議していた

でも
こころは

決まっていた

ボクは
そっと

それに別れを...

そして
つぎの瞬間

それ
手に取り

満面の笑み

そして

涙浮かべる

人をみた...

いつか
また

それを

こころから
欲するひとの存在


気付いた時には

そっと

渡してほしいな

と...

広がりながら

頬笑みを...





そのときは



降りしきる
その中

傘さして
歩いていた

ふいに
次第に強くなる

風受けて...

傘は

大きくしなりだした

ボクは

傘が壊れるの
防ごうと

やがて

傘を閉じた...

ボクは

びしょびしょに濡れて

帰宅...

壊れなかった
守った傘
見て

苦笑い...

お風呂で温まる

そのときは

それだけ...

雨上がった

ボクは

濡れた傘
日にあてようと

外に出した

まだ
吹きやまぬ風が

ふうっ

とふいて

傘をさらった

風に舞う

青い傘...






2018年9月29日土曜日

青春V


初めての出会い

あなたは
おぼえてますか

あなたは
いつも

わたしの横
急ぎ足で

駆けていく...

颯爽と

追いかけて

すれ違う

幾たびも...

トレーニングウエア

ジョギングシューズ

額には汗

光らせて...

私は
一瞬

ほんの一瞬

交差するその時

待っている自分に

気づいた...

これは

好きとか

恋とか

そういうのではなくって

そうだ

アスリート
応援している

いちファン

本当に
気持ちよさそうに
走るあなた

応援したい

そんな感じ

くすぐったいね






wind


風が吹いた

こころが

くしゃみした

風が哭いた

こころが
心細げに

様子うかがう...

風は

どこで生まれ

そして

どこまで吹いてゆくのか...

遥か昔

ボクは

風のような少女


出会った...

とらえどころのない
自由人

もちろん

つかまえて置くことなんか
できず

ボクは
少女のきのむくまま

それでいいよ

そう告げた...

風のように

ぼくのもとへと

やってきた少女は

ボクのこころに

爽やかなかおり

そっと残し

消えた

あるひ突然...

風よ

君は

どこから来るのか

そして

君は

どこへ

どこへ...







奪われる


足とめて

空見上げる

空に
吸い込まれてゆく

ちりばめられた

幾千の記憶...

偽り

という
安堵の世界

泳いで渡る...

雨が
混ざる

向かい風が
強く吹いてくる

奪われてゆく...






リアル


片思い

はぐれた心

忍び泣き...

片恋の

切ない心は

片割れ求め

揺るがない...

こころ
幸せですか?

ゆるぎない愛は

暖かですか...

ゆるやかにしたためた
あなたへの気持ちは

ゆるゆるゆるる


とりとめなき

蝶々結び...

精巧なる
気持ちの仕組み

確かめてみては

溜息つく...


すべてが

無...

白くけぶる

背徳のブルース...






2018年9月28日金曜日

Re:こんばんは☆


曲がりくねった道

選ぶように

歩いてきた...

選んだのは

このボクで

そこには

根端も
計算も

なく

ただ

ひたむきな
真摯な

きもちで

歩んできた...

いま

ボクの目の前

見えるのは

君へと続く

一本の道...

まっすぐに

君のこころへと

伝う勇気

どこかに求めて...

曲がりくねった道

歩み

やっと

まっすぐ

真っすぐを見つける...







桔梗が似合う...


それは

桔梗の花

浴衣の柄

思い浮かべる

桔梗の花...

紫いろの帯

きゅうっ

としめて

美しく佇む

日暮れ前...

浴衣の君

艶やかさらり


おろした前髪

風に吹かれて

揺れていた...





あいまい...


あきに似合う
空色は

オレンジの夕暮れ

鳥の群れが
色そえれば

絵になる日暮れ

出来上がる

心まで少し

黄昏て...

まったく不条理

そんな街を
まっさおなカーテンが

覆いつくす...

ボクは
たぶん

自分自身を

きっと
だれより

知らない...

きっと

苦しむことさえ

おぼろ...






みつめていたい...


いのちのひ

きえるまで

見つめ続ける

こころの不思議を...

いのちが
喜ぶ

いのちが
すすり泣く

こんやは

十一月下旬のさむさ

だと
夕方のニュース

気象予報士は告げた...

いのちは
こごえる

いのちは
温む

いのちのやさしさに

こころ

そっと濡らし

秋の雨

眺めてる...





2018年9月27日木曜日

遠くから


真っ向から
立ち向かう

愚かなる
おのれの無様な姿

きょうは
少し遠くから

見ている...

するり

するする

糸が

下りてきた...

たどりながら
上へのぼると

そこは

いつかみたような
なつかしさ



まるで

はじめてかんじるような
初々しさ

とを

ないまぜにした空間...

あのひに
遂げられなかった

悲しく残る

後悔

無念

と出会う...

そして

そんな後悔を

懺悔を

なんとかして

未来に
いかしていきたい



まえむきな気持ち

集う...

そんな様子を

きょうは

少しとおくで...



するする

のぼってみたなら

みたならば...







このまま...


ああ

胸に抱えた

切なき思い

打ち明けようか

それとも

このまま...

破裂しそうに

壊れそうに

話したげに

見下ろすように

様子うかがう...

このまま

時は過ぎて

このまま

君に近づくこと
しなければ


傷つけることも


失うことも

ない...

そして君に

あいされることも...

誰かを想う


一途な姿

凛とした

後ろ姿...

そう

誰かに想い
向ける君

見つめ続けた...

完璧な

カタオモイ

カタオモイ...







ミステリーサークル...


回る

回る

回る思考

とぐろ
巻くように

おどろ

おどろ

まっしろな心が

まわる

まわる...

君の心に
触れたいと

奇怪な動き

繰り返す...

方向

先行き

前途

すべてがなぞに

包まれる...






ひかり、キラリ


夜明け前

空が

急ぎ出す...



しだいに
差し込みはじめ

何処からか

鳥が舞う...

光の向こう

しりたくて

きっと

今日も

触れられぬもどかしさ

すこし
愛しく

感じつつ...

朝方

起きると



降っていた...

洗濯物のハンガーが

キラリ

雨露にひかる...

その光の
向こうに


避けるように

鳥が
軒下で

雨宿り...

可愛い姿に

微笑み浮かべ

ひかり

抱きしめる...







2018年9月26日水曜日

満たしたい


つらつらつら

と貫いた

たぷたぷたぷん

と満たされる...

あなたにあうまで

知らない

あなたにあうまで

感じたことさえ...

あなたにあえて

かなしみ憂う

横顔...

あなた

大切に

思えば思うほど

遠く感じる

なぜなの...

つらつらつら



たぷたぷたぷん



満たしたい

あなたの

こころ...







究極


何もない

なにもない...

そこから

衣服
身にまとい

もの
買い集め

手かせ足枷

身動きもままならぬ

そんな気持ちに

あっとうされた...

人は

何も持たず

この世に生まれ

何も持たず

旅立つ...

わかっていながら

あくせくと

ひたすら

ものを集める...

ふと原点に

立ち返る...

何が必要

何が不要

私利私欲...

いきてるかぎり

免れぬ

そんな性に

悲しみ

感じる...






ごめんね...


ごめんね

頼りない

ごめんね...

だれより


思うのに

切ない思い

だいて...

夏が
終わった

秋が
ふっと訪れ

季節が

ひとつ
ふたつ

すぎても

ああ
もどかしい

前に進めぬ

ボクがいます

ボクが...






2018年9月25日火曜日

おかげさまで


憂鬱

むさぼる猫...

人々の憂鬱

そこかしこに転がり

大好物の

憂鬱ブルーな気持ち...

今日もゴロは

空腹になる
暇もなく

いつもどおり...





カニ


愛の火が

この空に

遠く感じる...

この空

離れていれば

離れるほどに

焦がれゆく...

もえるような恋

恋するには

もう
時おそし


君は
うなだれている...

けれども

ボクは知っている

密やかに
文したため

言葉かわす人

あると...

愛の火

ここにも

こんなに近しく...

それぞれ

形違う愛

愛に

正解不正解はない

蟹...








休日...


しみじみ

じわっと

疲れを感じる...

人生

おそらく

中間地点

折り返し

過ぎてるだろうか...

昨日
激務にて

疲労した体も

回復には及ばず

しみじみ

じゅわ...

疲れていること

実感す...

今日はお休み

さあ

ゆっくり



始めようか...







ストイック...


小さく
うつむき加減の

ローズ

腑に落ちない

パンドラ

ゆるされゆく

青い空...

羽ばたく準備に
余念のない

渡り鳥...

羅列された

きれいに
規則正しく

意味もない

ショーケース...

どこにいっても

何をみても

ゆるやかに
加速してゆく

時間のながれ

ながれ...






2018年9月24日月曜日

未来へ


夜よりも
朝の雫を

朝よりも
昼のひかりを

昼よりも
夜の静寂を


刻々
過ぎたる

時間

そのなか



先の未来を

愛せたら

いい



夜よりも
朝の
朝よりも
昼の

そして
昼間よりも
夜を


難しいことではない

今を手放したとき


イメージは

膨らむんだ





水面に浮かぶ

歪んだ時計



滲むような

日々...




ぬくもる季節


ほほえみくれた

天使のやさしさ

だから僕は

ぬくもり

あげよう...

ぽかぽか

まどろむ

陽だまりで

うとっ


うたたね...

もうすぐ

寒い冬

やってくる...

君の心

ぬくめたい

さあ

ぬくもろ...






つとめ


ピエロは笑う



真っ赤に染めて...

ピエロは笑う

どうかひと時
笑ってください

と...

ピエロは演じる

滑稽なるしぐさで...

悲しい時も

苦しき時も

笑い

笑いに誘う...






ねがい...


黄昏の鱗

並べて

綺麗なグラデーション

つくろうよ...

繕う
君と

ボクとの

かなしいあがき...

そんなことより

黄昏の

美しき鱗

並べて

夢のような
色合いのグラデーション

奏でてみたい...

限りないイメージ

そえて

途方もなく...






2018年9月23日日曜日

今日もそっと...


優しい毎日

そつなく終える

何気なきいちにち...

今日は何を
新たに知り

そして

どんな気持ちと

出会ったのか...

ぼくらは

そっと失ってゆく


いちにちと...

若さも

昨日より今日

今日より明日


失ってゆく...

そのかわり

何かを得て

そうして

盛り上がること
少なき人生

歩む...






愛の記憶...


遠く霞む

過ぎた日...

どうしてこんなに

盲目に

こんなボク

愛してくれるのだろう...

そんな風に

愛される喜びを
感じる

というよりは

どうして

僕のどこを

なぜ

なぜ

不思議が募る

そんな

愛された記憶...

あんなに

すきだ

といってくれた

でも

一番のなぜは

どうして

なぜ

あなたの手

自分から

放してしまったのか...

遠く

とおく

去ってゆく後悔

というより

やっぱり

感じる

なぜ...

愚かなる結末

悲しむ権利すら

ない

ない...






秋の入口で


去り行く

どこまで

どこまでゆけば...

やがてたどり着く

揺るがなき

自分の姿...

苦しい

切ない

心もとない

幾千もの
夜越えて

神様は拵える

試練を...

そうして

たくましく

育ててゆく...

自然にやさしく

人にやさしく

降り注ぐ日の光...

ちょっぴりさみしい

秋の入口

どこまでも

続くかのような

日々に...






風回想


無色透明

無味無臭

至極さわやか

ときおり郷愁...

待ちわびた風が

今朝
色付けて

吹いてきた...

秋心地の

ほわっ


どこか

懐かしくかおる...

僕は
遥か昔の学生時代

体育館へ移動する
渡り廊下

ほんとに一瞬だが

そこにいた...

あの日

あのとき

あの場所

ふきわたった



かぜ

かぜ...






出会う


何かと出会う

僕たちは

生きてゆく大切

に触れる...

僕たちは

心震わせ

大地に生きる

を実感する...

君の過信

重たく感じながらも

できるだけ
応えてゆきたい

そう思う...

大切

大切は
人にとどまらず

もの

場所

見えた景色

匂い

感覚

そして


揺らすことば...

今日も

大切

迎えに...





2018年9月22日土曜日

こころ実


恥じらう林檎

躊躇う雫

硝子の箱に

小さくおさまる...

表面には

玉汗のような雫...

林檎は

ガラスの箱こじ開ける

そんなひと

待っているのか

真っ赤に

黙ったままに...

硝子の箱は
誰かのこころ

心の扉
開いて

真っ赤な実に

ふれてほしい

そんな想いを...

それでも
林檎は

硝子の箱に

入ったまま...

おそらく



割るものも

こじ開けるひとも

現れないこと

知っている...

硝子に
守られる

硝子に...

果たして
幸せなのか


林檎...






一瞬の不覚


ほら

いつかかんじた

かなしみのその正体

垣間見る...

ひとは生きる

悲しみ

喜び

ないまぜ

苦悩する脳...

解読できない

いとしさのシナプス...

あなたを

知れば知るほどに

悲しみ

感じてしまうのは

不覚...





かわいい孤独...


かわいい

かわいい

テーブルに置かれた

孤独

かわいそう...

そう思ったら

きっと

暗くなるのだから

かわいそう



かわいいに...

孤独

飼いならしては

混沌コントラスト

たのしもうと

テーブルの上の孤独

むさぼる...

透明なそれは

かわいさとは

もちろん

かけはなれている

けど...






ほむら...


青い炎が
燃えている

白く煙る

明日の行方...

雨がしっとり
炎にかかり

それでも

ほむら

消えることなく...

それは
いのちの

それは
いのちの...

そこにもえる



印...







2018年9月21日金曜日

きみの夜


もっと
分かりあいたかった

もっと
こころあたためあって...

きっと
どこかで

掛け違えたんだ

きっと
どこかで

すれちがったんだ...

慟哭

おののく

ないて

叫んで...

夕刻

やけに落ち着いた

自分に気づく...

結局

飛び込んでみなくては
わからない

至極きわめ

悲しみを知る...

もっとふれあって

もっと抱きしめて

こころ

そっと包んで...

君の

夜を...






フラワー...


探り合い

求めあう...

ふかく

深く

堕ちてゆく

花びらたちの

舞い...

感じあう
ぬくもり

育ててゆく...

かけがえなき思いの

浅き夢の

そのあとで

現実に

引き戻される...

信じて

貫いて

感じて

重ね行く

傷の痛みに

とても

とても

ふるえてる...

墜ちてゆく

ひらひら

と...






Re:おじゃまします


例えば

どこまでも

この世は幻...

愛している


いってくれた

あの人の声も

心底好きだった

初恋の人の

存在も...

この世界は

儚く

浮かんでは消えてゆく

幻のようなもの...

だけど

昨日こしらえた

青い痣は

昨日よりも

存在感増して...






寒くなってきたね


さむくなってきたね

大輪の
ヒマワリの記憶

まだ新しいまま...

急激に
気温がさがってきた

真夏に浴びた
スコール

二人で

寄り道した喫茶店...

雨上がり

夕焼け染まる

街並みに

小さな星が
一つ

また一つ...

寒くなってきたね

君が
寒がりだったこと

思い出しては
一人

ほおずえつき...

今日は
ホットのハーブティ

君の好きだった
香りをチョイス

小さくくしゃみ

君思う...






2018年9月20日木曜日

先生


隣では
猫が寝ている

我が相棒
じゅり

じゅり

君の穏やかさ

君の柔らか

分けてくれないか...

空には
星が輝く

静かに

月が見降ろす...

月よ

あなたのさりげなさ

そっと学びたい...

外では
番犬トニーが

時に
吠えている...

トニー

君の忠実

君の忠誠

まん丸の目をして

どこまでも
主人思う

計算なしの
その誠実さ

心に

培って行けたなら...

猫も

月も

犬も

教えてくれる...






一つの優しさ...


知っているのに

知らないふり

知っているのに

キミは

知らないという...

優しさだろうか

応えられないことへの...

知っていること

知っている

ボクは

すこし複雑な...

知らない風に

装うことが

優しいことも

あるのかな?






ささやかな九月


九月半ば


ふるでもなく

かといって


てるでもなく

暑くもなく

寒くもなく

からだに
とても

ちょうどいい...

そんな

九月の半ば

小さな公園で
ランチにしよう

そして
向かったボクは

公園の前で

唖然とする..

確かに
こないだまで

街の片隅

小さな公園
あったはず...

なのに

その場所には

公園どころか

公園の
あった形跡すら

なかった...

おかしいな

そんな風に
頭ひねって

あらためて

辺りみてみる...

そこで気づいた

ボクの勘違い

いつも公園にいく
駅ではなく

愛しいひと
住む街の駅で

おりていた...

すこし

感じが似ているんだ...

いうなれば

公園へ歩いた

と思っていた道は

懐かしいふたりが

道草しながら

歩いたみち...

すっかり開発され

様子は違っているが...

ひょんなことで
九月半ば

愛しい気持ち

思い出した...

ひとつの間違いが

ひととき

ボクにしあわせな気持ち

くれた...




さわやかなひの

ささやかな贈られもの...




季節は一瞬


夜空
駆け抜ける

一瞬の光は

流星のごとし...

夜に
見る夢の

醒めやらぬ余韻...

幻のような

美しいものたちは

そう

形をかえて

夜を越えて

朝を手にして

ほおずえ

ほおずき

とおぼえ...

もうすぐ

庭の木の

実がとれ

ゴロ...






2018年9月19日水曜日

Re:はじめまして


いまとなれば

あの日に戻りたい

とか

あそこからやり直したい

とか

嘆いて

憂いて

自分を...

だけど

それでも

美しい空に会いたくて

君に繋がる一つの空に

高く

両手伸ばして

抱きしめる...

いまだから

わかること

いまだから

気づくこと...

単純作業

繰り返す

毎日

津々浦々...

今ならば

きっと

今からでも...






それでも...


ごうごう

流れゆく河

とつとつ

とつとつ

積み重ね

慣れてゆく悲しみ...

りりりり

りりりり

危険察知した
胸が

音経てる...

かきむしった傷痕が

生々しく

生きざま語る...

それでも

優しく

清らかなる

穏やかな

河の流れ...

どうどう

どうどう

とつとつ

とつとつ...







冬へ...


真夏の
ぎらついた太陽光線

ひとしお
優しくさせて

やわらかく
つつむような

じんわり
あたたかな

木漏れ日イメージ...

秋の日差しに

冷たい
頬切る風

さわさわ...

吹き抜け始めたならば

浮遊していた
昆虫たちも

眠る

ねむる

冬仕度...

遠い冬

縁側での日向ぼっこ...

傍らに碁盤

父が

さしながら

そっと微睡んでた

冬の午後...






2018年9月18日火曜日

ひた走るのは...


矢継ぎ早に
おちてくる

次から次へと

銀色の雨...

光る閃光

轟く雷鳴

ひたむき天使の

涙の集合体か...

はたまた

悪魔くんの

懺悔の嗚咽か...

じとじと

しとしと

銀の雨に

庭の木の実が

揺れている...

夜空

ひた走る...







生きるとは


生きるとは
なんだ

生きるとは

さらすこと...

いきるとは
なんだ

生きるとは

重ねること...

生き続ける

そのことを

さして意識もせずに

さらして

かさねて

感じる息吹き...

大地を

空を

母なる海を...

生きるとは

命ある時間

脈打つ鼓動...






足りない何か


いつもそうだ

肝心なことは

いくら


目を開き

耳を澄ましても

素通り...

それどころか

その存在すらも

見せてはくれない...

生きている

目あけて

世界をみつめ

耳すまし

メロディーにも似た

君の声

きき

そして

秋の香り

こうして

きっと

確かにかんじてる...

いつもそうだよ

かんじんかなめ

抜けている何か

大切を...

そういいながら

きっと

時は

過ぎてゆく...







micro


それは
とるにたらない

それは
気にするに値しない

ほんの小さな

ささいなるできごと

それは...

だけど
そこから

何かを開き

何かに目覚め

極めてゆく可能性

それは

はじめは

ほんのりと

希望の色で
彩られ

とるに足らない

そんな存在...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...