2018年7月31日火曜日

日々われる...


あかく燃え
孤独に照らす

このみち

黄金に光り
かなしくなびかせる

たてがみ...

道の先には
蜃気楼が佇む

ひそやかに
蠢くのは

絶望か

はたまた...

飛び方
忘れた鳥は

ただ
群れをみつめる

そこに生まれたるは

どんな感情か...

取り残されてゆく
焦り

仲間への
羨望...

遥か遠くに

喜びに

包まれたひび...






淡い世界で


幻よりも
遠く

刹那よりも
近く

あたり見渡す
小さな眼...

この時
一瞬たるもの

逃すまいと

ハンターは
鋭い爪光らせる...

幻よりも
儚く

刹那よりも
つかの間

淡く
淡く

淡い...





すべては...


すぎてゆく

うつろにすぎてゆく

人も景色も

傍らに眠る
猫でさえも...

すぎてゆく

まばらにすぎてゆく

過去も今も...

もっぱら吠えまくる

近所の犬の
なきごえさえ

すぎてゆく...

はらりと
すぎてゆく

春も夏も...

ただ
ひとひら

美しく散るような

春に見つめた
桃色に染まる街

すぎて

すぎてゆく...





2018年7月30日月曜日

命の不思議に


いのちはまるい
いのちはやわい

いのちはまよい
いのちはすすむ

いのちのかぎり
いのちをもやせ

いのちあること

ここにいること

命の
不思議...

耳澄ませ

澄ませて...







キミのこころを...


帯ほどいて
ゆるめて

窮屈を脱いで

たわわなこころ

取り戻して...

少しやつれて

少しかなしく

傷負った...

堅く結んだ帯
そっとゆるめて

穏やかさを...

そうして

もう一度

やわらかく

優しく

包み込んでゆく...

大切な

キミのこころ...






夢一輪


夢灯籠

明るすぎない

ぽっ

ともる...

誰かの夢
照らすあかり

誰かの夢
目覚めさせるきっかけ...

夢灯籠

薄暗がりに

ぽっ

誰かの
夢の花

芽吹いては
静かに咲く

一輪花...





めぐるひ


薄紅の
世が開けた

濃紺に包まれた
夜越えて...

白々明るむ

やがてアオク
そらは色づき

真昼の月の
存在さえ

忘れ...

オレンジに染まり
暮れゆく街並み

目の当たりにして

月は
また

その輝きを...

星が
瞬く

薄くヴェール
かけるように

夜が
ふけてゆく...





複雑


海わたるが
魚のさだめ

空ゆくのが
鳥のさだめ

すべて歩むが
人のさだめ...

鳥は
自力で空ゆく

魚は
そのまま海を

ひとは
船にのり

飛行機にのり

車にのり...

鳥が羽ばたく
夜明け前

魚は静かに
群れをなす

鳥と魚は
己の力信じて

ひとは...






2018年7月29日日曜日

虹を求め


可愛そうね
翼がなくて

そう
自由な羽
広げ

鳥は
上ゆく...

お気の毒ね

つまらないものに
こころ縛られ

ゆうゆうと
自然の姿は

そう語る...

大きなあまつぶが
やわらかささえ

醸しだすから

翼はなくとも

縛られたこころが

窮屈だよ

と嘆いても

そんなに
悪くないんだ

そんな風に
いってみる...

こころは
そっと
そら繋ぐ


みつけに...





奇跡をそっと


果てなく続いた

あなたへと向かう

愛の雫が

ひかる...

青い颯爽と
悠々たる晴れ空に

雫は
次第に浄化され

空へと還る...

そらへと

美しい
生まれたての

愛の姿

奇跡
垣間見ながら...





夢の居場所


こころ流るる
かなしみの河

岸辺には

小さな
真っ白い花たち...

かなしみとは
不似合いの

小鳥たちの囀り...

遮るように
大きな音

耳に響く...

やわらかくも
逞しい

ひのひかりは

蒼い春を
永遠に踊る...






2018年7月28日土曜日

あの日...


あの日にかえる
あの日にそっと...

あの日感じて
あの日みつめる...

あの日など
本当にあったのか

彼女は
小首傾げる...

あの日に伝わる
あの日を伝える

あの日見つめ
あの日にそっと

置き忘れてきた

想い...






時のはざまで


この心
焦がす

熱く切ない
胸伝う想い

伝えたなら
伝えられたなら...

私たちは

時として迷い
時にさまよい

途方に暮れし
時のはざま...


追い越すこと
叶わず

時の
流れるままに


感じるように

時を

その流れを...






ジオラマ...


遠く
霞みゆく

あの日のジオラマ...

まるで
普通にやりすごした

しあわせすぎた
時の記憶...

あの日は
夢のように

優しい面影
感じてた...

遠く
すぎたるは

こころ及ばぬ
しあわせと

かすむように
ジオラマ

奏でてる...





風雨


するする
するり

理不尽な風
吹き抜けてゆく...

ふるふる
ふるる

これまた
不格好な

怯えるこころ...

ぶる
ぶるる

降り出した
銀色の雨...

やわ
やわわ

むき出しの
痛み抱いた...

ふる
るるる

銀色に

けぶる...






2018年7月27日金曜日

つながる...


懐かしくも
新しい

ほやほやの
こころ抱いて

ゆるやかに
この身は

いつかに似てるような

どこかで吹かれたような

そんな匂いする風

感じてる...

とつぜん降り注ぐ

デジャヴ...

いつか誰かと

こうして
こんな風に

風のふくおかに

立っていた...

いつの世も繋がる

いつの間にか...

全く無関係に
見えてたものたちが

重要な存在と

なるように...






凛々...


凛々
はじけ

さめざめ
すすり泣き

たしなめ
なだめ

砂漠の荒野に

佇む...

長い鎖
断ち切る

明日は
明日

風のなかに

凛々
はじけ…

やるせなき

とめどなき

涙...






始まり...


静かに昇る
太陽

厳かな一日
あけてゆく...

音も絶てずに
次第に広がる

明るみ

光が
鳥の囀り

演出する...

赤くにじみ
昇る太陽

それぞれの
今日が始まる

始まる...






2018年7月26日木曜日

壮大...


空のひとつを仰ぎ

海のひとつを泳ぎ

大地のひとつをきき

蒼くしげるのは

キミの
こころの大海原...

空のひとつにいだかれ

海のひとつに混ざり合い

やがて

大地のひとつに...

意識とは

まるで...






あなたという夢


夢のなか

あなたは
川のせせらぎ

夢のなか

あなたは
私のこころに

虹かける...

夢のなか

あなたは
やわらかな木漏れ日...

暑さしきりの
日々の中

あなたに逢える...

今となれば

夢...

夢のなか
あなたは

とわに優しい...






無...


明るみの
やわらかな光り

からから
からから

きらきら
きらきら

ゆらゆら
ゆらら...

暗闇の
したたかな灯り

ちらちら
ちらちら

はらはら
はらはら

ぴかぴか
ぴかぴか

ゆらら
ゆらら...

明と暗

粉々の乱打...






2018年7月25日水曜日

まるで...


切ない胸に
風が吹いていた

さらけ出す

まるで
無防備なこころ...

はだけた鎧
捨ててしまう

飛び込んだ
宇宙の果て...

遠く

霞む...





メロディー...


新しい気持ち

今日だって
生まれて

新しい思い

今だって
かんじて

柔らかく
ながれるトキ

時の音
きいている...

今日だって
キミはうたうから

今日だって
キミに教えられる

今だって
学びのメロディー

すうっと耳に

入り込む...





溢れすぎ


コップというなの
こころに

なみなみ注ぐ 
気持ちたち

溢れる寸前で
とめる...

でも

なみなみ注がれた
気持ちのせいで

はじめの頃の
コップ底の気持ち

見えない...

注ぎすぎたら
考え過ぎたら 



見失う...






2018年7月24日火曜日

涙はやがて


涙の深さ

奥に渦巻く感情

かなしみ

嘆き

胸貫く
刃のような慟哭...

涙の色で
明日の輝き

映し出し

感じたい...

ひかる風

青く澄む空

自然営む大地...

生まれ育み

やがては

空は
一つであること

知る...






ゆるめて...


トケテユク

しだいに

やわやわと
とけてゆく...

頑なに食いしばった
心の窮屈

ほどけてゆく

ゆるゆるゆる


ほどけてゆく...

さらさらさら

かけてゆく

虹のような
夢の架け橋...

ゆるめて

ほどいて

解放へ...






那由多の気づき


なにも始まらず

なにも求めず

何一つ望まず

何にも気付かず

なにも感じず...

そんなぼっちの
ひとりぼっちの

那由多

なにも知らず

なにも学べず

何にも触れず...

ある時
小さな欠片

手にした

星の形した
小さな欠片...

鋭い切り口で
指、切ってしまう

あっ

流れだす
赤い血液

鈍く痛む...

痛みとは
こんなに辛いものなのか

ひとつおぼえる

身をもって...

そしてそれは

ゆるゆかなる序章...

あたたかく照らす
窓越しの

ひかりのゆらぎ

埃さえ
美しいものに

演出するかのよう...

滲んだ夜

曇りの朝

はじけたしゃぼんの

洗濯物...

だんだんと
雲はとれてく

流れるように
風にまたがり

少年はゆく...

誰の心にも
静かに住む

なにも感じず
なにも覚えず...

ある日
痛みを知った

那由多...

こころの奥に

大切ななにか
芽生えはじめてた

これから

これから...






わだかまり


底に鎮まる
いつかのわだかまり...

かき混ぜたなら

どんな色
みせるだろうか...

コップに注いだ
思い出たち

わだかまりさえ

とけてしまうだろうか...

こたえは

くるくる
くる

銀色のマドラーで...

おだやかな

夜...





2018年7月23日月曜日

折々...


夏を浴びて

空は
青く煌めいて

秋を装う

空は
オレンジ色に黄昏る

冬を着込んだ

七色の雪に
歩道が夢見て

春に生まれ変わる

大地を
目の当たりにする...

そらと

大地と

そして...






優響


今日もひとつ

今もまたひとつ

確かなるこころ

生まれたての
心の声

ずっと

同じ気持ちでいれたなら

どんなにか
安定するかな

でも

日々
刻々

時計まわる度に

気持ちはまた

芽生える...

だから

時計の針に
魔法をかけよう

さざめくように
ときめくように

時計の音よ

優しく響け...






2018年7月22日日曜日

理想...


たおやかに
健やかに
伸びやかに

何も心配は
いらない

緩やかに
おだやかに
やわらかに

全てははじまる

おわり
待たずとも...

艶やかに
つややかに
あきらかに

美しくひかる

そんなふうな

理想論
虚しさ

抱いて...










それでも夢を


苦痛に歪んだ
おびえて怯んだ

おびただしい波が
その飛沫が

ザバンとかかる...

完璧なかなしみを

どうにも

残酷な有り様を
過ぎた日々の欠片を...

それでも
どこかで

夢をみる

夢を...






ブルーバード


小さなしあわせ
感じる朝の

涼やかな風...

悩みごと多き毎日

青い鳥が

苦しいよ

と鳴いている...

青い鳥が
切なさに咽びながら

それでも人々に
しあわせ運ぼうと

もがいてる...

あなたの頑張りを

歯を食い縛り
堪える姿を

無駄にすまい

と震えてる

震えてる...







2018年7月21日土曜日

わすれなぐさ


忘れよう

忘れたい 

忘れるんだ

そう

だけど

忘れられぬ

忘れたくない

忘れない...

時が落とした

ちいさな波紋

波のように

じわり

広がって...

忘れない

忘れられない

忘れたくない

忘れたくない...






旅の夜


降り注ぐ星たち

倒れそうな
頼りない

揺れるような

こころ...

旅の途中

美しく
暮れゆく世界に

暫し
目を奪われ...

やわらかに
沈む太陽が

月を
そっと連れてくる

寝苦しい熱帯夜

まとわりつく...






すべて遠く


またひとつ

思いは生まれ

また少し

切ない気持ち

覚える...

遠くに流れる

あなたの面影...

確かな
心の軌道

つかむことも

遠くのこと...

やわらかで

たいせつ...






2018年7月20日金曜日

思い出は...


降り積もった後悔の

こころ
吹き付ける

危うい風...

固めるつもりが

地を荒らし

揺さぶるのは

優しく
切ない記憶

うろたえる...






朝の光景


溢れだす
ひかる雫

飲み干すように

鳥たちが舞う...

ひかり
待ちわびた

長い夜...

大きな蜂

羽音響かせ

洗濯ものにとまる...

朝一番のトラック

荷台から

おもい荷物おろし...



たなびく...





あなたがいて



ひとり

夢をみてた

ひとり

夢のなか
気づかずに

ひとり


彷徨うひび...

ひとり
見つめて

ひとり
探して

ひとり
感じて

ひとり

ひとり...

そうして

ひとりでは

虚しさ募る...

隣に

誰かがいるしあわせ

知る...






2018年7月19日木曜日

命は神秘


命のよろこび

命の躊躇い

命の嘆き

命の神秘...

生まれ来る命を

やがて

いのちが見つける

いのちを見つめる...

赤く
赤く

からだ流れる
血潮

命のよろこび

命の嘆き

命は躊躇い...

いつの日にか

神秘

思う...







冬夏


真冬のちいさな日当たり

探して歩いた

散歩道...

今は

容赦ない

太陽のひかりの中

汗滲ませ

歩いてる...

したたるほどに

ハンカチ濡らし

疲れ気味の

道ゆく人々...

涼しげなるは

空ゆく鳥の声...

朝一番の

氷で冷やしたアイスコーヒー...

ひんやり熱冷やし

涼求める

真夏のさなか...






2018年7月18日水曜日

ぬくもり...


かためる

確かめる

ゆるめる

抱きしめる...

ちいさな

頼りない

大切を

大きな

揺るがぬ

存在を...

ふっと

自然にやってくる

かなしみ

乗り越えた先

与えられたきっかけ

ほぐして
ゆるめて

かたくなった結び目

柔軟さ
よんでおくれ...

友と繋いだ

やわらかな
ての温もり

変わらぬ優しさに

ありがとう...





真夏風景


素肌を
風が撫で

生ぬるい感情

呼び覚ます...

まだ
さめない夢

見続けてる...

綺麗に
規則正しく植えられた

花壇の花

車の助手席で
見つけ

車降り

アスファルトの隙間から
生えてきた

花に強さ
感じる...

鳩が
地平を歩く

蝶が
天高く舞う...

暑さで
近所の猫も

影ひそめ

駐車場では

夏休みむかえた
子どもたちが

ボール遊び...

飛び交う

愉しげな声...





希望という名の電車


揺らぐ景色の向こうに

かすかにさやぐひかり

おだやかな灯り

てらすような
あたたかな風景...

暗闇に包まれた夜

カーテンの隙間から
差し込む

新しいひかり...

小さく疼く希望

やがて

走り出す

始発の電車...









2018年7月17日火曜日

ひかり感じられても


悩み悩む

苦悩する

抗うこころ

従う理性...

どこかで落としてきた

ひかるもの

闇のなかだからこそ

またその存在

感じられる...

悩みのなか

闇のなか

ゆるされぬ過ち

その罪の深さ

知っていながら

流れのままに

苦悩する...






かなしみゆえに


みな悩み

かなしみ抱え

それゆえに...

やさしいひかり

頬撫でる風...

幾多の試練

数多の失敗

もどかしいばかりの

日々の連続...

いつか見つけた

こころのひだ

ゆるゆる

ふきぬけてゆく...

みな悩み

抱えきれぬほどの

かなしみ...

ゆえに寄り添う

自然の流れ...





風の旅


北から吹きすさぶ

冷たく吹く風には

こころを震いたたせる

強さがある

春にむかい

次第に風は

こころ癒してく

優しい微風に...

開け放つ窓から

カーテン揺らし

そよぐ...

冬の寒さに

凍えたからだ

吹きだす新芽と共に

安堵する...

南からふく

汗誘う

真夏告げる風

Tシャツの裾

泳ぐ...

夕立にうたれても

心地良ささえ

残す妙...

木枯らしぴゅー

寂しく吹きはじめたら

冬迎える

準備しよう...

一年通して

吹き続ける

風...






いつかの空



アオク蒼く

突き抜けるかの

ような

そらへ憧れ

いつか描いたね


それぞれの色を
おもいのまま

画用紙の大きさは
限られても


どこまでも
ひろがる


果てを知らない

みることもない




ひとつ

そこに添えるなら


雲にしようか
鳥を見つけようか

飛行機を飛ばそうか


幼いころ
みかけた

気球を

浮かべようか



大きくそらへ
てを伸ばす

誰かのいのり

ひかる風に乗せ




そらを描く







2018年7月16日月曜日

Re:素敵。。。。


地べた這いずる

信用も何もかも

失った旅人...

それでも

空仰ぐように

見上げた

そして

地球の匂い

嗅いだ...

懐かしくも新しい

土の香り...

地におちたから

素晴らしい地球

感じることできた

感謝する

旅人...







風は吹いて

野花はゆれる









始まる...


ひとしずく
落とすあお

広がりはじめる...

まるでそれは空

まさにそれ映す海

翼ひろげ
鳥がゆく...

ひとしずく

そこからはじまる

滲んでゆく...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...