2018年12月31日月曜日

未完成のままで...

手のひらで
おどる

未完成の
カケラ...

いつも
いつでも

目指すのは

少しでもかたち
確かにしたいと

あやふや
ふわふわ


こころ抱いて

ゆるやかに

かろやかに

揺れている

小さく

大きく

揺れている...

凍えそうな
指先

包み込んだ

未完成のぬくもり...

かたちは
なにをあらわすか

かたちは
なにをかたるのか...

ただ
揺れ惑う想い
抱いて

あざやかに縁取る
運命共同体...

儚く
やわらかな
その肢体

紅く
染まり
冷え切った頬...

矢印は
どこへ向くのか

年月を

慈しむ...






風吹けば

冷たく
吹き渡る

風の行方

風は
どこへ吹いてゆく?

無機質に
流れゆく

日々の行方

いったい
どんな結末

用意している?

頭上を
けたたましいおと
轟かせ

飛行機がゆく...

北風さん


冷たく
吹きながら

ピープー

寂しげに
ないている...






2018年12月30日日曜日

一年始終

三月

みつき辿れば
こころを揺らす

六月

むつきのぼれば
こころがむせぶ

八月

やつきくゆらせ
こころをあらう...

そして一年

一年が終わる...

感慨にふける
時の余裕
さえない

生きてゆくのに
精一杯...

でも

生きて行ける
この時を

この幸せを...






心象...

キミを
形作る

すべてのものが

キミをかたる...

例えば

キミの黒髪

さらさらと
風になびき

いつも
伏せ目がちな視線は

時折
まっすぐに前を
見据える...

その
あまりの真剣な眼差し

に、ボクは
少し躊躇して

あらためて

その美しさ

凛とした背中

やわらかく
結んだ口元...

キミを
形作る

すべての要素を

愛しくおもう...

愛しく

想う...






抑えきれない...

ある日
ボクは

キミに出会う

手の届くはずもない...

そう
思っていた

求めてはいけない



求めてはこわれる



このまま
キミを

慕い続けたい...

小さく灯った
恋のともしび

触れてはいけない



触れてはこわれる



このまま
ピュアな気持ちいだいて

キミを
見つめ続けたい...

ところが
ある日

運命は
いたずらをする

知られてはいけない



知られてはこわれる



それでも
いつのまにか


求めていた...

求めてはいけない

触れてはいけない

知っていたはずなのに... 





2018年12月29日土曜日

それでも...

遥かな想い

風のふくよる

キミ
抱きしめる...

すべてが悲しみに

支配され
包まれる...

飲み込まれそうな
途方もないよるには

キミ
そっと

抱きしめる...

涙が溢れる
風がふくよる

悲しみ隠さず...

それでも
ただ

明日を信じて

信じて...





ホッと...

気持ち隠さず

気持ち飾らず

暮らして行けたら...

あなたと
わたし

たしかに
通いあう

こころとこころ...

路傍の石に
美を感じ

その
長い年月をおもう...

あなたと
わたし

紡ぎ合うのは

ひとりぽっちで
震えてた

そんな日こえて...

今日も
空は

まっさおな顔



満面の笑み
讃える太陽...


煌めいて

ボクは
そっと

安堵をもらす...






光はそこに

ひかる空には

この手

届かない

そら高く
飛べる

翼もない...

ただ

響きわたるこころ
たよりに
ゆくだけ...

進んで行く
その道の先で

ひかりみつける...

この空
羽ばたける
翼なくとも

この空
掴むこと
できずとも

闇雲に
しゃかりきに

なりふり構わぬ
まわりもみえぬ

そんな時代
やり過ごし

ひかりの存在に

気づいてゆく

気づかされてゆく...

そら
飛べずとも

その手
届かずとも...






2018年12月28日金曜日

切なさにつたえて...

かわいいひと


濡らして

小さくわらう

潤んだ
瞳に

ボクは映らず

キミは
ボクの親友

好きになった...

ボクは
キミの気持ちが

痛いほどにわかる

だって
ずっと前から

キミ
見てたのだから...

キミが
誰を見ているのか

気づかないほど
鈍感ならば
よかったな...

かわいいひと

キミの恋
応援できるほど

まだ
吹っ切れない...

二人並んで

肩寄せあい

歩く姿

見る日までは...





運命の隠れ家

ひそやかに

ひっそりと

それはある

けっして
急ぐ素振り
も見せず

だからといって
のんびりもしていない

流れる時間
と並行して

それはある...

あなたが

選ぶときに

いつか
いつの日か

見つけ出す...

そうして
それは

あなたを見るなり
こういうだろう

おかえりなさい

それは

あなた
待ちわびた

運命の隠れ家...

あなたが
見つけることで

それは成り立つ

試練
かいくぐり

瞬く間にも
成長してゆく

あなたを

待っているもの...






Re:無題

ハイスピードで
駆け抜けてゆく

犬の尻尾

置いて行かれぬように


思わず
しがみつきたくなる...

出番はまだか


待ちかねている
イノシシが

すこし
気色ばんでいる...

今日はといえば

寒風
吹きつつも

そらは
晴れ渡る快晴...

仕事納めの今日を
早めに切り上げようと

工場のラインは
忙しそう...

とめどなき
時の流れを

問う
間も無く...

ボクも

少しだけ
途方に暮れる...


受けて

鳥が羽ばたく...






Re:こんにちは



海を流れる小瓶の行方✨

 



一番忘れたい記憶が 一番忘れられない

恥ずかしい気持ちにまみれて

澄んだ冬空に 明日の風は冷たいけれど

あったかい 君のまなざしが見えた

(明子)

 

 

確かに見えた強ばった頬の君の目に光

握った手に力を込めた

寒波がくるよ雪降らす波

みかん抱えておこたで丸まろ

(あさこ)

 

 

路地裏まで迷い込んだ海風がやたらと冷たい

かじかんだ手と手に伝わる温かさはやたらと優しい

買い物袋からのぞく蜜柑が二人の間で微笑むと

私の細やかな記憶が暖かな部屋に帰ろうと呟いた

(potages)



立ち止まる瞬間風もとまる、なるたけ

やわらかく奏であげる冬をうたうメロディ

そうだ、忘れたくないんだ

切なく胸を揺さぶる日々だとしても

(藍)





2018年12月27日木曜日

遥かなる思い

宿り雪

さらさら
さら

さら
さらら

胸の奥に
降り積もる...

そう
それは

あなたの存在...

さらさら


ボクの前
過ぎてゆくのに

ボクの
心には

まるで
根雪の如く...

春になるまで
あなた想う

春になるまで
あなた想う...

そうっと
心に宿る雪

切なく
降り積もる

季節をこえて...






無題

希望のひかりは?

喜びの灯火は?

欲望渦巻く
世界のなかで

一抹感ずる

寂しさ
虚しさ

切ない面もち...

ボクを置いて
どこかへいってしまった
恋人

胸のもやもやは
それだけが理由
ではないらしい...

パスワードはなんだ?

今こそ

クリアに
透明に

気持ち
見つめたい...





何も、ない?

空気よむ

くうを知る

何もない

何も生まれない...

ただ
そこに風は薫り

ゆるやかに

限りないほど

緑が萌える...

何もない

何も生まれない...

途方もない
感情という
厄介な壊れ物が

今日もなにか
感じ取る...

そして

なにかが

確かに

産声あげる...





ナチュラル

みな

悩み
かなしみ

抱え

それゆえに...

やさしいひかり

頬撫でる風

幾多の試練

数多の失敗

もどかしいばかりの
日々の連続...

いつか見つけた
こころのひだが

ゆるゆる

ふきぬけてゆく...

みな
悩み

抱えきれぬほどの
かなしみ...

ゆえに
寄り添う?

自然の流れ...






2018年12月26日水曜日

可能性

荒々しく
すさまじく

むごいほどに
打ちのめされ

地に墜ちた...

そして
ふっと

香り感じ

そこで

かわいい花
見つける...

そして

咲き誇る

花の隅で
片隅で

凛々しく
開花の準備する

蕾に心
奪われた...

花は
確かに

かぐわしく
華やかなる

でも
いまの僕には

そうだな

まぶしすぎる...

蕾が
楚々と
囁いてた

誰もに
誰しもに

与えられた可能性を...

蕾よ


かたく
閉じた心

いつか開くとき
くるんだ...

花の
名前よりも

花の
形よりも

蕾に瞳
奪われてた...






一雫

どうどうたる

太く
長く

のびる河

滔々と
厳かなる

その流れ...

その
河の水の
最初の一滴となった

勇者たるしずく


会いたい...

今は
威風堂々
流れる河も

その雫ありき


今がある...

初めに
河の水となった



雫...






2018年12月25日火曜日

white



美しく舞い落ちる

舞い落ちて形をかえる

やわらかな結晶よ


鈴の音鳴り響く

優しい夜に


街は白くその色をかえる


一夜にして白銀の世界






夢追えば


負うため


追うわけじゃない

身の丈に合わぬ
夢に焦がれ

皮肉な現実に
ぶち当たっても


負うための
夢ではない...

夢の翼
広げる

小さな希望
沸き起こる

同時に
不安の波も...

傷つき
倒れた

その場所には

夢の余韻が
残ってゆく...

線路沿いに咲いて
風受ける

なもない花...

いつか
架線の工事始まり

ブルドーザーに
浚われてゆく前に

せめて

安全な場所へ
移したい...

叶わぬならば

その種蒔いて
未来に咲かせたい...

夢は
傷負うために

みるのではない...






いつか繋がる...

懐かしくも
新しい

ほやほやの
こころ抱いて

ゆるやかに
この身は

いつかに似てるような

どこかで吹かれたような

そんな
匂いする風

感じてる...

とつぜん降り注ぐ

デジャヴ...

いつか誰かと

こうして

こんな風に

風のふくおかに

立っていた...

いつの世も
繋がる

いつの間にか...

全く
無関係に
見えてたものたちが

重要な存在
と、なるように...






2018年12月24日月曜日

大波

波打ち際

心ゆられる

ドップーン...

打ち寄せる波に

あやうく
持っていかれそう

かろうじて
保つこころ...

容赦なく
打ち寄せてくる

波のような
毎日

さざ波に
身もココロも
任せて

さまようように...

そんな
やわらかな日々
望むけれど

いざ
幕開けてみれば

世間の荒波に
飲まれてゆく

ドップーン

ドッパーン...

ほら
今日も

大きな波が...






いのちが放つもの

優しい命
はじまる

いのちは

すぐさま
学びはじめる...

いのちは

すくすく
こころに栄養
与えられ

健やかに
育つ...

いのちは

ある日
つまづき覚える

いのちは

痛みを知る

カラダの痛み

こころの傷み

いのちは

優しさを
さらに

プラスしてゆく

いのちは

そして愛する...

いのちが
色付く瞬間

誰よりも
愛したひとを

そっと抱きしめる...

いのちは

生む

さまざまな感情

それぞれの葛藤

永遠のように

学び続ける...

いのちは

気づく

軈て
ひとつ

また
ひとつ

気づき出す...

いのちは

もえる

不思議なまま

誰もが
そのまま...

優しい
いのちの物語が

小さく放つ

一筋の

ひかり...






2018年12月23日日曜日

小さく可愛い...

それは
優しいひかりの
はじまる場所

それは
やわらかに
包み込んでゆく

夜へと向かう
闇...

なんだろう

気持ちが
ぽっかりする

うっかりして
取り落としそうになる
小さな林檎...

アブナイ

かわいい実が
あやうく
割れてしまう

あわてて
また
体制整え

手のひらに
包み込んだ...

林檎は
少し
爽やかに香って

手のひらにおさまる...

いつもより
だいぶ小ぶりの
林檎

食べることが
なぜか憚れる...

コトン

部屋に
静かに
置きました

林檎をつつむ
やわらかな光

光沢が
露わになる

小さな林檎

可愛い林檎

かよわく

か細く

そこにある...






こころ旅

こころを巡る

こころをめくる

こころって
なんだ?

こころは
目には見えない

こころって
どこで生まれる?

こころの誕生日は
きっと毎日...

こころは

目には見えないけれど

時として

どんなコートにも
負けないくらい

あたたかさ

連れてくる...

こころは

目には見えないけれど

たしかに
二つのこころが
重なったこと

感じることがある...

あなたのこころも

ボクのこころも

さみしさ抱え

いつかの出逢い

待ち焦がれる...






寄り道

この
長い旅の目的

どこに
重きを置いて

どこへと
向かうのだろう...

思えば
みちくさばかり

いきあたりばったり

考えるより
行動が先にたって...

だけど

みちくさの途中

小さな野花に
目を細め

道に迷うひとの
案内したり

触れ合う場面は
優しさあふれる...

目的地は
どこか

目的に
目覚めるときは

くるのか...

そんなこと
思いながら

きっと
今日もまた

かけがえのない
寄り道をする

そこに
意味があるのか

それさえ

知ることもなく...





2018年12月22日土曜日

優しい夜に...

キミが包んだ
ボクのさみしさ

キミが開いた
言葉の切っ先

今度は
ボクが

だれかのさみしさ

拭えたならいいな...

だって

言葉は不思議さ

ズシンと
重い気持ちさえも

ひとつの言葉が
変えてゆく...

言葉に救われる

優しい魔法に
かかる夜...





師走の花

疲れたなぁっ


肩落とし

一年
しのぶ暇もなく

とどまること
知らぬ時を

切ない気持ちで
おくる...

いくつかの別れ

そして出会い


繰り返し

儚い夢
うたう...

それでも
日一日
寒さ増してゆく
冬の厳しさの中

見事に
球根から
花を咲かせた
ヒヤシンス

可愛い花で

冬を彩る...





今輝く

凍てついた
孤独な太陽に

キミの温度が
やわらかに届いて

鮮やかに
描き始めた

輝きの時...

導きたるは
こころの軌道

今までを
ゆるして欲しい

遠い

憧れ...






2018年12月21日金曜日

いのり

もう一度
キミに会いたい

キミの微笑みを
となりで...

キミは
どうしたら

ボクに
会いに来てくれるんだろうか

この頭
振り絞っても

思い浮かばない...

キミが離れた
そのわけさえも
はっきりわからぬ

こんな
ボクだから

きっと愛想
つかしたんだね...

キミの

しあわせ

いのるだけ...




愛していたよ...








冬の蜻蛉

まぼろし
抱いて

彷徨う
ひかりのなか

悲壮感に
こころ奪われ...

街は

不自然に
波打ち

騒めき

色めく...

赤と白の服に
身を包んだ
大きな人が

忙しそうに
なにやら準備
始めてる

やわらかな温度
保ちながら

冬のさなか
駆け抜けて

もうすぐくる
寒波に備えよう

美しく
煌びやかな
彩り

遠目に見ながら

仕事へ急ぐ

あゆみ...






三日月

ブラックコーヒーに
真昼の月
浮かべて

やわらかく
ミルク
流し込んだ...

溶け込んでゆくのは
ミルク?

それとも

真昼に浮かんだ
三日月?

慌ててそらを
確かめてみる

そうして
なにも変わらず

そこに浮かぶ
真昼の月
見つめながら

コーヒー
飲みほす...

月は
まだ

薄色に
浮かんでる...





そして
夜には

しっかりとした
存在感放ち

月はかがやく...


2018年12月20日木曜日

夜行雨

夜に
向かうバスに
乗り遅れたボクは

まだ
真昼間の街
彷徨う...

程なくして
雨が

ポツリ


降り出した...

まだまだ
本降りには
なりそうもないが

さて...

夜行きの
バスに乗る前に

ビニール傘
コンビニで
購入しようか

それとも

バス
やり過ごして

長い時間を
彷徨うか...

夜に向かって
バスは走らずとも

時は
夜を迎え

そうして

やわらかな雨音
響かせながら

静かに
夜の帳をおろす...






まっさら

そら
見つめた


感じた

今日の
まっさおなそらは

胸のなかの何か
呼び覚ましそうで

それでいて

まっさらな気持ち
感じる...

高く
高く

超高層ビルの上から
見下ろした街は

ブロックパズルのようで...

階下におりたち
あらためて感じたソラは

やっぱり

あおく澄んでいた...

おもいだしたのは

キミへの気持ち...







愛するさだめ

キミの肩に
光が射して

ふわふわのくり毛

やわらかく照らす...

終わらない

命のひ
たとえ消えても

こころは
あなた想う

終わらない

このカラダ
朽ち消えても

たましいの全部で
あなた想う...

終わらない

苦しみ
悲しみ

トワに寄り添う

さだめのままに

さだめのままに...







初雪通信

ここに届けて

ここで聴かせて

ここにいるから

そこに届けと

そこで聴いてと

そこにいるの?

あなたと

わたしは

近くて遠い...

ならば
遠い距離を

少しでも
プラスに変えたい...

あなたの
住む街に

わたしの街の
雪のたより

真っ先に届ける...






2018年12月19日水曜日

寒夜に想う...

星の降る夜

あなたの写真
見つめながら

遠く過ぎ去りし日々

まぶたに浮かべる...

私たちは

当たり前のように
出会い

そして
近しい場所で

互いにこころ
寄せ合い

時に涙
分け合い

生きてきた...

あなたを

愛しい存在として...







沈潜...

たしかにロンリー

相当かわいた

来る日も
来る日も

待ちわびた

だからロンリー

なるべく波を
立てぬよう

来る日も
来る日も

海の底で...

なぜかしらロンリー

一人が好きなのに

なんでロンリー

涙がでるの?

だからロンリー

こころ見つめて

なるべく波を
立てぬよう

深く
深く

海の底で...







Re:無題

ちいさな鼓動が

とても
柔らかく

響いてる...

大きな地球の
片隅

新しい輝き
放つのは

朝露
窓硝子に光らせた

生まれたての
太陽...

ごらんよ

眩しい...






2018年12月18日火曜日

雪精

キミは
きっと雪の精

キミの涙が
こおりだす

それは
きっと雪のせい

キミが躓いて
ボクの肩にもたれ

思わず
抱きしめてしまいそうになる...

わかってる

積もりだした雪に
滑ったんだね

おろかなボクは

淡い期待
いだく...

そんなボクに
キミは

そっと囁いた



雪の精








涙...

青い
青い

星の落とした


それは
孤独...

空から
降りだす雨

海に
注がれゆく...

時として
止むことすら
忘れたかのような号泣

嵐のおこる
そんな時は

地球は
きっと激しく怒り
あらわにしているのだ

地球の流す涙
見過ごすまい


キミはいう

軌道に乗って
涙は連動

ふるえながら
静かに今日も
落ちてくる


という名の

地球のナミダが...






2018年12月17日月曜日

今日の奇跡

朝をむさぼる
魚になりたい

鱗のような
雲を発見

開けてゆく空に
やわらかな光
さしこみ始めた...

冷え切った部屋で
吐く息白く

ちぢこまって
暖をとる

朝をむさぼる
魚のように...

無事に
今日を泳げたら

無事に
一日過ごせたら

それだけで

魚の奇跡

奇跡...











green..

みどりいろした
少年が

草原の中
ゆく...

緑の中
紛れ込んだ少年は

黄緑色の歌
うたう...

どこからか
ひょっこり顔出した
カメレオン

おどけた様子で
ユーモラスに這う

少年は
この世界の緑
集めてる

グリーン
グリーン

グリーン...

木々たちは
風を纏う

雨は
緑濡らし

少年は
今日の日も

緑探して
旅をする...

いつか見つける

群緑色
芽生える星を...

萌え始めた

瑞々しさ

添えて...






落ちる光...

ベランダに伝う
キラキラ雫


止みかけた
朝方すぎ

雲が
風に流され

そこから
ひかりが見えてくる...

ふと
差し込み始めた
ひかりたちが

雫に反射し
きらめきみせる...

上から
下へ

滴る

雫たちの法則...







ひかり

ゆっくりと
動き出した

溶けてゆく
ときのなか

暗闇に
包まれ

おぼつかない

頼りない

その存在...

怯え
隠して

目を開ければ

気づくだろう

気づくのだろう

闇の中にも
ひかり
あることに...

大地は
ひかりを受けて

今日も
呼吸を忘れない...






2018年12月16日日曜日

風のセレナーデ

錆びついた
慟哭

鉛のような
重み

寄り添いたくなる
雨音

静かに
この胸に

降り続くように...

あなたに
届けるはずのこころ

未練という
かなしみにかわってゆく...

風に包まれ
草に隠れて

佇んでいる
あの日のボクたちは

もう見えない...

聞こえてくるのは

エピローグ...

風のセレナーデ

冷たくからだ
吹き抜けて

強くあれ



強くなれよ



声がする

少し焦ったボクは

深呼吸
ただ繰り返してみては

ろくな防寒もせず
夜空の下彷徨い

ひとり
涙をのみ込んだ...

不意に
風がやんだ

今になって
くしゃみして

少しわらう...

強くなれよ



強くあれよ



風吹いて

届かない理想
ただ追いかける

誰もが痛み
抱えてる...






2018年12月15日土曜日

ノスタルジー...

はじめて
吹く風が

いつぞやの想い
つれてくる

はじめて
感じる匂い

それさえ
遥か昔の物語
彷彿とさせる...

はじめて
見上げたそら

そらは
どんなだったろう

はじめて
感じた風

風は
どんな色だったろう...

今となれば

なぜか
どこか

懐かしさのなか

吹かれてる...

こころ
撫でる記憶の

時として
胸を締め付けるような
後悔の念...

すぎた時は
戻らず

リバースも

リピートも

できるはずもなく

だから
ボクにできることは

今日も
前へと
進むこと...





三つ並んでる
シクラメンの球根

どれも
成長の速度はちがう

ひともきっと
ただ前へ
進みたいんだ...

キミがくれた言葉
噛み締めながら

キミへと向かう想い
抱きしめながら

抱きしめながら...






街彩...

美しい
白い時刻

青白き
キミの頬を

あかく
太陽が照らして

ひかりの色は
橙...

いまも
緑誇る木々が

水色の
風に揺れる...

突如
横切ったのは

黄色い
スポーツカー...

クロとシロとの
ブチのいぬが
道歩く

むらさきの
毛並み輝かせ
ロシアンブルーの猫...

そらは
雲ひとつない

流れてゆく
このときに
こころ委ねる...

色とりどりの
パレットタウンは

いまもいろを
作り出す...






時の間に間に

この心
焦がす

熱く
切ない

胸伝う想い...

伝えたなら

伝えられたなら...

私たちは

時として
迷い

時に
さまよい

途方に暮れし
時のはざま...


追い越すこと
叶わず

時の
流れるままに


感じるように

時の

その流れに...





冬の夜

冬のそらは
星が綺麗

寒さに
ふるえながらも

少し
遠回りしてみる...

遠くで聞こえる
犬の遠吠え

深夜の道急ぐ
トラックのクラクション

凍えているの?

お月様...

完璧に
冷え切ったカラダ

感覚も
麻痺してくる...

両の手に
白い息吹きかけ

家路を急ぐ...






2018年12月14日金曜日

カラカラ...


わからなくなる

眠らない
街の隅で

欲望の渦に
飲み込まれる...

そんな恐怖
いだいて

キミを愛しく
思えば思うほどに

遠くなってゆく

何故...

むき出しの絶望

ないまぜの失望


語るには

なにか
冷たいひびが...

確かなる温もり

抱きしめて感じた

キミのこころが

離れてゆくことを...

とりのこされた
ボクの失望を
風がわらう

空き缶は

カラカラ

音たてて

道を転がってゆく...





ごめんなさい🙏

読み返したら
かなり意味不明。

( ゚д゚)






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...