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2019年2月17日日曜日

あなた求める


ボクは

あなたを

ひたむきに愛する...

今日も
囀る

舌ったらずな

愛のうた...

ボクは

あなたを

とことん信じる...

今日も

こころ
伝うのは

臆病すぎる

恋のうた...

青い鳥
探してる

そんなあなた

がっかりさせる

地味で

目立たぬ

鳥のうた...

それでも

美しき愛を

愛を...




2019年2月15日金曜日

出会い


しげしげと

つぶらなひとみ


みつめてる

キミの中

むくなきよら...

まじまじと

しんけんまなざし

おくってる

ボクのなか

目覚めたこい...

いったい
この世界は

優しいのか

残酷なのか...

打ちのめされた

そのひの真ん中


ふっと

やわらかなことば

とであう...




2019年2月9日土曜日

白に倣え

生まれ変わるように


産み落とされた

孤独

という試練

課して

まっさらな

街並みに倣い

ボクは

いま

白を手にする...

白であること


全ての可能性

持つこと

やわらぎを

安らぎを

拵えてゆけばいい...

白から

始める...





2019年2月8日金曜日

見守る

君は

うわべのやさしさ

見抜く...

鋭く

切ないこころ

響いてる...

どんなふうに
抱きしめて

どんなふうに
キミ

包み込んだなら

君の震える心に

届いてゆく?

君の
鋭さは

君の
悲しみをも

深く

変化させてゆく...

こころに

そっと

寄り添える

そのときまで...





2019年2月7日木曜日

はつこい

泳ぎなれた


今日も
海を

ゆうゆう

ゆく

淡々と

淡い
blueの中

泳ぐ...

あるひ
魚は

美しい人魚に

出会う...

泳ぎながら

溺れてく

はじめての恋...

その窮屈さ

に乱れゆく...

息つくのも
苦しい

どうしようも
できないくらい
惹かれてく


痛くなるほど...

美しいひとよ

君がすきだよ

そんな風に
打ち明ける前に

君は
陸へと

運命の人に

会うために...






2019年2月6日水曜日

はじまりのひ

あの日のキミは

なにかと必死で

闘っていたね?

ボクの想いに

気づいていたかな?

出会って間もなく

キミへといだいた気持ち


挑むような目

ボクに向けた

キミの
鋭い視線...

ひと
信じることに
疲れていた

キミの精一杯...

ボクが
溶かしてあげたい

キミのこころ...

凍てつくような

寒々な
過去の体験

ひと
警戒するような...

膝の上
抱え

逆立つ毛並み

撫でてゆく...

程なくして
キミは

どこかへいなくなる...

家中探して
探して

見つけたのは

ベッドの下の
小さな隙間...

震えるキミ
抱き上げて

キミを守る



こころに決めた...






2019年1月21日月曜日

難問

幸せ
とは

どんな食べ物?

辛いのか

甘いのか

そもそも
それは

うまいのか?

男の子は
答えます

必死に考え
巡らせて...

しあわせは
おいしいもの
大切なひとと食べた時
感じるよ

ほう

質問のぬしの
目が光る...

では
さぞかし

うまいものなんだな?

欲望が抑えきれない

と言った様子で

舌なめずり
くりかえす...

男の子は

小さいながらも
違和感

感じる...

ぬしは
ただ

しあわせを食べたい

という

それは

しあわせを味わう

とは

意味合いが違うように
思えたんだ...

そして
ぬしは

男の子に

しあわせをくれ

と言い出した

男の子は
とても
困ってしまう...

ママや
パパに

しあわせな気持ち
あげたい


お手伝いをする

ママはほほえみ

パパは頭
撫でてくれる

男の子は
知らないひとに

どうしたら
しあわせあげられるのか

わからない...

ぬしは
そんな様子
じっとみて

質問をくりかえす

しあわせは
どんなものだ

しあわせは
辛いか

しあわせは
甘いのか

男の子は
おもわず

しあわせはこわい


言った...

あまりの執拗さに
ぞっとしてきたんだ

ぬしは

こわいのか

じゃぁ
興味はない

と言って

そそくさとその場
後にした...

しあわせすぎると
こわくなる?

そんな気持ち

ほんとうに知るのは

ずっと

ずっと

後のこと

なんだろな

きっと...






2019年1月12日土曜日

雪壺結晶

雪が
落ちてる

雪が
落ちて

小さな壺に
入ってゆく...


見つけた

それは
小さな壺

結晶


書いてある...

だれが
置いたのか

だれが
名付けたのか...

壺は
低いそらを
上にみてる


待ち受けてる

たぶん...

程なくして
雪が降り始めた

低い
低い
寒空

壺は
大きく口開けて

いま
まさに

おちてくる結晶
つかまえる...

だけど

だれか
壺に気づいても


みたなら

そこには
水があるだけ...

壺につけられた
名前から

想像する

雪が降ってた...




先ほど未完成のポエムを
あっぷしてしまいました。

いいねくださった方
ありがとうございました。



ごめんなさい...



2019年1月7日月曜日

はじめて...

おぼつかなすぎる
足取り

しゃにむに動かして

なんとも健気

小さな羽
バタバタ

親鳥に負けない
羽ばたき

夢見て

大きく
大きく

羽広げる...

痩せっぽちのままに

みみずが
土から顔だして

そんな様子
みまもっている...

木々に実った
南天は

鳥の啄ばみ
待ちきれず

紅く
紅く

誘う...

おそらく
初めて口にする
幼い鳥が

ひとつ

ないた...






2018年12月28日金曜日

運命の隠れ家

ひそやかに

ひっそりと

それはある

けっして
急ぐ素振り
も見せず

だからといって
のんびりもしていない

流れる時間
と並行して

それはある...

あなたが

選ぶときに

いつか
いつの日か

見つけ出す...

そうして
それは

あなたを見るなり
こういうだろう

おかえりなさい

それは

あなた
待ちわびた

運命の隠れ家...

あなたが
見つけることで

それは成り立つ

試練
かいくぐり

瞬く間にも
成長してゆく

あなたを

待っているもの...






2018年12月18日火曜日

雪精

キミは
きっと雪の精

キミの涙が
こおりだす

それは
きっと雪のせい

キミが躓いて
ボクの肩にもたれ

思わず
抱きしめてしまいそうになる...

わかってる

積もりだした雪に
滑ったんだね

おろかなボクは

淡い期待
いだく...

そんなボクに
キミは

そっと囁いた



雪の精








2018年12月13日木曜日

おしえて

壊れそうな瞳

見つめて

抑えきれない気持ち

離さずに飛び立つ...

そして

めぐり合いが
動きだす

運命を早めて...

自分
守る為の両手は

キミのために
解いてゆく...

まだ
届かぬさみしさ

数えきれぬ悩み

奥しれぬ気持ち

鮮やかに引き寄せる

かなえるために...

嗚呼

震えすぎた
切なさが消えない...

せめて

キミが
駆け抜けるその時を
教えて

教えて...






2018年12月8日土曜日

小人の好物

マーブル模様の空を
ホワイトチョコレートが
おおいつくす

チョコレートの涙は
雪のように

ふわり
ふわり

舞いはじめた...

地上には
小人たちが
待ち受ける

甘い雪
集めるのに
大忙し...

だって
もうすぐ

クリスマス!

ホワイトちょこの
デコレーションケーキ

空も小人に
味方する...

ブルーベリーの収穫に
お母さんはひた走る

いちごじゃないのが
ミソなのだ?

小人は
ここだけの話

ブルーベリーが大好き!

小さなお顔

ムラサキいろに染めて...






2018年10月24日水曜日

那由多

なにも
始まらず

なにも
求めず

何一つ
望まず

何にも
気付かず

なにも
感じず...

そんなぼっち
ひとりぼっち



那由多...

なにも
知らず

なにも
学べず

何にも
触れず...

ある時
小さな欠片
手にした

星の形した

小さな欠片

鋭い切り口で

切ってしまう...

あっ

流れだす
赤い血液

鈍く痛む...

痛みとは
こんなに辛いものなのか

ひとつおぼえる

身をもって...

そして
それは

ゆるやかなる序章...

あたたかく照らす

窓越しの
ひかりのゆらぎ

埃さえ
美しいものに

演出するかのよう...

滲んだ夜

曇りの朝

はじけたしゃぼんの

洗濯物...

だんだんと
雲はとれてく

流れるように
風にまたがり

少年はゆく...

誰の心にも
静かに住む

なにも感じず

なにも覚えず

ある日
痛みを知った

那由多...

こころの奥に
大切ななにか

芽生えはじめてた

それから

それから...






2018年10月13日土曜日

描こうとしたのは


大きなキャンパスに

神様が

大きく絵

描こうとしてる...

なにえがく?

何を...

神様のデッサンは

飛び切り優しく
グラデーションするわ

と絵具ちゃん

大張り切り

となりで
様子みてた

クレヨンクン...

もともと
勝気な性格

俺がぜんぶ
きれいにぬる!

そういって
すべて

塗りつぶす勢い...

神様の描く
それは

いったいなんだ?

そんなことより

どちらが塗るか

そればかりに
気持ちが

いってしまってる...

絵具ちゃんは
改めて

神様の手
見ながら

おれが
おれが

と息まいている
クレヨンクンを

哀れに思い出す...

神様は
何を

描いたのか?

何も
何も

形はなかった

自由に
仲良く

キャンパスぬってほしい

そんなねがい

こめただけ...






2018年10月10日水曜日

欲望の果て


欲望の塊
見つけた

どれどれ
中身は?

いやはや

うごめく欲望
密集...

いっそのこと
パンクするまで

詰め込んで

みごとにはじけた
そのとき

その
あさはかな正体

知るだろう...

いまとなれば

欲しかったのは

本当は
君一人

だったんだ...

君の笑顔

欲しがってた

なのに

自分を飾り

自分を盛った...

自然に生きている

はだかのまま

そんな子猫

そっと抱きしめ

せつない気持ち

飼いならすこころは

君へと

ひた走る...

蜘蛛の巣に
ひっかかった

パンクした
欲望の塊

蜘蛛がねらい

ひとつ残らず
食した...

蜘蛛は

にやり

笑って

一つ残しておいたよ

と...

はっとみれば

それは
君欲しがる

純粋な気持ち...






2018年10月6日土曜日

乱れてく...


泳ぎなれた魚は
海を今日も

ゆうゆう
ゆく

淡々と
淡いblueの中
泳ぐ...

あるひ魚は
美しい人魚に出会う

泳ぎながら
溺れてく

はじめての恋の
窮屈さに
乱れてゆく...


つくのも苦しい

どうしようもできないくらい...

惹かれてく
胸が痛くなるほど

美しいひと...

君がすきだよ

そんな風に
打ち明ける前に

君は陸へと

運命の人に

会うために...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...