2019年3月31日日曜日

誰しもが...


かなしみ背負う

よっこいせ

一匹の亀が

ひとり

嘆きの中にいた...

亀は

ボクの甲羅は強そうだ

と、みんな

羨ましがるけれど

なんてことはない

蓋あけてみれば

かなしみでいっぱいさ...

ぽそっと
愚痴をこぼし

おまけに涙
を一粒

流した...

そこに
小さな天道虫

飛んできた

てんとう虫は

背中に7つの点
もっていた

亀の嘆き

聞いていたてんとう虫は

こう言った

キミだけではないよ

ボクの背中の点7つ

これも
かなしみでできてるんだ

キミもボクも
同じさ

亀は

すこし
気持ちが楽になって

でも

かなしみは
どうして必要なんだ

どうして

かなしみが心
占拠するんだ

そんな風に呟く...

そこに

でんでんむし
現れて

よっこいしょ
よっこいしょ

なにやら背中に
背負っている

聞けば

かなしみに
押しつぶされそうになっている

という

そこで亀は

でんでんむしのかなしみ

すこし

軽くしてあげたくなって

ボクの背中に
すこしお乗せよ

そうでんでんむし
に提案した

でんでんむしは

いいえ

このかなしみは
わたしがたえるべきもの

だって
あなただって

立派な甲羅に
かなしみ沢山

持っている...

でんでんむしは
歯をくいしばって

かなしみ
にたえている...

亀は

かなしみは

誰しもが
共にあゆむもの

生きていくことは
楽しいことばかりではない

かなしみに泣き濡れる

ときもあるけれど...

亀は

でんでんむしのかなしみ

軽くしてあげたい



ほんとうに思った...

自分のかなしみ

背負いきれぬほどなのに...

それが

尊き優しさ

かなしみ

癒してゆく

優しさにであう

ということ...




ただ、存在...


天秤

傾いてる

天秤の上

危うさすこし

切なさの

旅路ゆく...

眠れない夜

数えていたのは


ゆくほど

遥か...

悲劇

塗り替えてしまうほど

強くはなれない

喜劇だけ

演じられるほど

簡単でもない...

こもごも

入り混じり

あてがわれてゆく

その時

そのとき

の感情...

悪も
善も

楽も
苦も

天秤のように

裁くことはなく...




2019年3月30日土曜日

響くハート


振り向いて

愛しきひとよ

すれ違い

繰り返した

僕達

のミステイク...

抱えきれぬかなしみ



まるで

海の深さ

に似せ

空の広さ

に途方にくれた...

大地
蹴って

歩くような

力強き一歩

を、

もう一度

始めないか

優しさ

に心寄せ

とろけてゆくよな

ピュアハートで...




春を泳ぐ


春浴びた
蝶々が

美しさを発揮

春待ちわびた
花芽は

いままさに
目覚める...

このごろ
ぶり返してきた寒さ

に凍えながらも

勢い
そのまま


泳ぐように

今日もやっぱり

花曇りの様子...

春爛漫

とはいかぬのが

また

奥ゆかしき...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...