夜への導き

揺れる
こころ

ひとひら
儚く...

それは

ちいさな
ため息

それは

一滴落とした
涙...

悲しい夢
みたあとで

息づく

愛しさへの
渇望...

乾いた
喉

簡単に
潤し

心までも
そうあれたら

そんな風に
思う...

水は

限りなく
透明

ゆっくり

ゆっくり

飲みほして

ささやかな
時

過ごし

また
日常へと...

日は
暮れて

夕陽は
沈み

夜へと
準備

始め

美しくも

少し
怖くもある

ネオンが...