2016年6月3日金曜日

十把一絡げ




十人十色


十人居たなら


十の色がある


赤い河に浮かぶ


青い船を


黄色いエールで


漕いで


緑の木々の隙間を


水色の空が覗いて


たまに白い鳥なんかが


空をゆく




遠くを走る列車の


シンボルカラーは   


オレンジ




十把一絡げには


しないでほしい



切々と
 
    


仮面




花となり
潔く散るのか 
星となり
世界を照らすのか  
風になり
旅人を癒すのか
海になり
空を映すのか







ボクは鳴かない                

鳴けない烏 

それでも

夜明けを待ちながら 

鳴きかたこっそり 

陰ながら練習してる

もうすぐさ



日がとっぷり暮れる頃


慈愛と悲痛と

混沌にまみれた


一羽の黒い烏が
 
 
鳴く





そのときボクは

どんな声をあげるのだろう  




2016年6月2日木曜日

もしも・・



なにをどう

心をなにに傾けたらいい


恋の終わりの風を

何度も肌で感じて


夕暮れの暗闇への

移り変わりの儀式を

訥々と行い


暗闇に目がなれてくる頃

キミからcall


耳をつんざくような

音をさせる

ボリュームを絞る


傾けるのは

絶望か


はすっぱな

一握りの希望か


今夜もキミと語りながら

何一つわからない



そんな矛盾と闘う



ひとりで・・

気絶



クラクラする


頭のなか


思考回路  

破滅寸前


だけど

おかしい


そんなボクでも

キミは背中を向けたりは

しないんだ


そんなキミが

悲しすぎて 

まだ

こんなボクでも 

熱いもの込み上げる


嗚咽と共に溢れる涙が


キミの心を


確かめる


愛を忘れる   


忘れたなら 

どんなにか楽か 

知れないのに


そんな

かたちの定まらない

愛って奴に

ボクは

しがみつくのさ


この期に及んで

情けないぜ


ひとり  

孤独を選ぶ筈が

キミの愛にほだされて


ミイラとりがミイラに

キミの愛は純粋で

忘れていたなにかを

思い出させる

そんな気さえする


悪にもなりきれず

暗闇を愛し始めた

ボクの

ボクの行き場

求めて


いま

さ迷いだす



入り込んだのは

迷路か

光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...