2018年6月24日日曜日

愛はバラッド



愛し合い

慈しんだ

幾年...

愛は

もろく

崩れてゆく...

かなしみ
浮かべた

砂の海に

泥舟の
如く

沈み

無残に
見えるか...

確かに

至極
滑稽な

有り様...

愛は
壊れ

愛は
流れ

愛は
称え

愛は
はばかれ...

愛が

憎しみに

変わる前に

潔い格好で...

たぎる命



まるで

バラッド...









こころと命



優しい

やわらかな

温もる
感情...

それを

こころ



名付けます...

こころは

どこに

あるのでしょう

誰かを
ゆるした

誰かを
受け入れた

そのたび

こころは

温まりながら

そうして

見つけた

見つめた

あたたかな
存在...

それを





呼びたいのです...


月物語



月は

とめどなく

この心

濡らしてゆく...

太陽は

まんべんなく

皆のもとへ

降り注いで...

雫は
至極

光は
究極

語らう
あてどなく

月の
物語は

始まり
含ませ

冒頭は...


2018年6月23日土曜日

雨期の街



朝の
ひかり

待って

降り出した
雨...

濡らしてゆく

凍りついた

アスファルト...

走り始めた

鳥の
さだめ

たどり着いた

夏の
始まり...

雲は
低く

たれ込める

ボクは

雲に
背が届く...

大きな
大きな

飛行機が

すぐ横

飛んでゆく

危うく
高いタワー

掠めるように...

雨が
すぐ上

から
おちては

地上

濡らしてゆく...






光の森




焦がれる

朝は

薄い
グレーに

包まれる...

黒く
変化してゆくか

白に
近づくか


惑わせる...

昼は

まばゆい光

浴びている...

ひかりの
瞬き

ひかりの


明るさを
憎むなかれ


開かれる

夕刻は
切なく

心のドア
開く...

優しい
ピュアオレンジ

目に
焼き付くような

橙...

憂鬱さえ


友として...



薄紅色の

夢に

墜ちるまで...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...