2018年6月25日月曜日

過ぎる夏



通り雨
近づいた

夏の匂い
切なく

変わりゆく
空は

傷んだ
心さえ

癒やしてゆく...

揺れるこころ
映すように

足早に
世界は

まわりながら...

遠くに
みえる

タワーの
その上

小さく
飛行物体

横切る...

私は
一瞬

目を
凝らす...

緑色の


黄色い
向日葵

やわらかい
人波

すぎてゆく


時...






思いきり




仰いだ


蒼く

突き抜け

雲一つ

見あたらぬ...

大きな
黒揚羽

ひらり

まいあそぶ

小さな
小さな

花の密に

誘われ...

空は
今日も

頭上に
まんべんなく

広がり

そして

私は

自分の
小ささに

少しだけ

ほっとする...

みんな

みんな

空の
下で

息して

笑い

泣く...

そんな

毎日

好きになりたい...





2018年6月24日日曜日

愛はバラッド



愛し合い

慈しんだ

幾年...

愛は

もろく

崩れてゆく...

かなしみ
浮かべた

砂の海に

泥舟の
如く

沈み

無残に
見えるか...

確かに

至極
滑稽な

有り様...

愛は
壊れ

愛は
流れ

愛は
称え

愛は
はばかれ...

愛が

憎しみに

変わる前に

潔い格好で...

たぎる命



まるで

バラッド...









こころと命



優しい

やわらかな

温もる
感情...

それを

こころ



名付けます...

こころは

どこに

あるのでしょう

誰かを
ゆるした

誰かを
受け入れた

そのたび

こころは

温まりながら

そうして

見つけた

見つめた

あたたかな
存在...

それを





呼びたいのです...


月物語



月は

とめどなく

この心

濡らしてゆく...

太陽は

まんべんなく

皆のもとへ

降り注いで...

雫は
至極

光は
究極

語らう
あてどなく

月の
物語は

始まり
含ませ

冒頭は...


光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...