2018年7月5日木曜日

こころと風

道すがら

見知らぬひと

行き交う...

やり過ごし

その後ろ姿

見送る...

道なかば

仲睦まじい

老夫婦に出会う...

互いを
まるで

空気のようだと

ながねん
連れ添った

年輪刻まれ...

道みち
出会う

こころと

今夜は

風が

吹きあれる...





クエスチョン...



歪んだ太陽

霞む陽炎

緩んでゆく

こころ

ほどいて...

弾んだ風船

静かなる挑戦

赤く

あおく

刻まれる
衝動...

ありとあらゆる

息づくいのち

見つめてる...

怯えた

凌いだ

揺るがない
響...

遥かに続く
クエスチョン

途方の果てに

聴いている...







放浪い人



指と指

隙間

通りぬける

美しき日々...

汚れてしまう

月日のなか

歩き疲れた

泥靴...

スパンコールの

雨に降られて

追いかけて
追いかけて

切なさ

募る面影の

あの日のままに

いつも

そこにある...

近づいたはずが

遠ざかり

とおに

見えなくなってしまう


記憶

今も



揺さぶる...





2018年7月4日水曜日

半分搾りの贅沢



変幻自在

有言実行

場違いなテトリス

不揃いに不格好...

やり取り

しりとり

揚げ足とり

ゆるぎない

わがこころ...

顔しかめて

滑稽さ

笑うのさ

はははは

おだやかな断面

切り口切なく

滴る果汁

ほうじゅんな匂い...

キミと見つけた

大きな果実

ふたり

半分こ

分け合う

半分

搾りたてジュース

半分を

また半分に

juicyな

甘酸っぱさを...

二人

ただ

静かに過ごす

半分こ...

半分の贅沢

存分に






いつもひかり



行く先

何もみえずとも

この先

なにが待ち受けるとも

いつも

ひかり感じて...

たとえ

闇に
覆われた空

見つけ

こころ
不安に

さらされても

夜星のひかり
瞬くように

月が
おごそかに
輝くように

そうして

必ず
朝が

紛れもないひかり

連れてくる...

待ちわびた

夜の
忍び雨


窓に映る

雫のあと...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...