2018年7月25日水曜日

溢れすぎ


コップというなの
こころに

なみなみ注ぐ 
気持ちたち

溢れる寸前で
とめる...

でも

なみなみ注がれた
気持ちのせいで

はじめの頃の
コップ底の気持ち

見えない...

注ぎすぎたら
考え過ぎたら 



見失う...






2018年7月24日火曜日

涙はやがて


涙の深さ

奥に渦巻く感情

かなしみ

嘆き

胸貫く
刃のような慟哭...

涙の色で
明日の輝き

映し出し

感じたい...

ひかる風

青く澄む空

自然営む大地...

生まれ育み

やがては

空は
一つであること

知る...






ゆるめて...


トケテユク

しだいに

やわやわと
とけてゆく...

頑なに食いしばった
心の窮屈

ほどけてゆく

ゆるゆるゆる


ほどけてゆく...

さらさらさら

かけてゆく

虹のような
夢の架け橋...

ゆるめて

ほどいて

解放へ...






那由多の気づき


なにも始まらず

なにも求めず

何一つ望まず

何にも気付かず

なにも感じず...

そんなぼっちの
ひとりぼっちの

那由多

なにも知らず

なにも学べず

何にも触れず...

ある時
小さな欠片

手にした

星の形した
小さな欠片...

鋭い切り口で
指、切ってしまう

あっ

流れだす
赤い血液

鈍く痛む...

痛みとは
こんなに辛いものなのか

ひとつおぼえる

身をもって...

そしてそれは

ゆるゆかなる序章...

あたたかく照らす
窓越しの

ひかりのゆらぎ

埃さえ
美しいものに

演出するかのよう...

滲んだ夜

曇りの朝

はじけたしゃぼんの

洗濯物...

だんだんと
雲はとれてく

流れるように
風にまたがり

少年はゆく...

誰の心にも
静かに住む

なにも感じず
なにも覚えず...

ある日
痛みを知った

那由多...

こころの奥に

大切ななにか
芽生えはじめてた

これから

これから...






わだかまり


底に鎮まる
いつかのわだかまり...

かき混ぜたなら

どんな色
みせるだろうか...

コップに注いだ
思い出たち

わだかまりさえ

とけてしまうだろうか...

こたえは

くるくる
くる

銀色のマドラーで...

おだやかな

夜...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...