2018年7月29日日曜日

夢の居場所


こころ流るる
かなしみの河

岸辺には

小さな
真っ白い花たち...

かなしみとは
不似合いの

小鳥たちの囀り...

遮るように
大きな音

耳に響く...

やわらかくも
逞しい

ひのひかりは

蒼い春を
永遠に踊る...






2018年7月28日土曜日

あの日...


あの日にかえる
あの日にそっと...

あの日感じて
あの日みつめる...

あの日など
本当にあったのか

彼女は
小首傾げる...

あの日に伝わる
あの日を伝える

あの日見つめ
あの日にそっと

置き忘れてきた

想い...






時のはざまで


この心
焦がす

熱く切ない
胸伝う想い

伝えたなら
伝えられたなら...

私たちは

時として迷い
時にさまよい

途方に暮れし
時のはざま...


追い越すこと
叶わず

時の
流れるままに


感じるように

時を

その流れを...






ジオラマ...


遠く
霞みゆく

あの日のジオラマ...

まるで
普通にやりすごした

しあわせすぎた
時の記憶...

あの日は
夢のように

優しい面影
感じてた...

遠く
すぎたるは

こころ及ばぬ
しあわせと

かすむように
ジオラマ

奏でてる...





風雨


するする
するり

理不尽な風
吹き抜けてゆく...

ふるふる
ふるる

これまた
不格好な

怯えるこころ...

ぶる
ぶるる

降り出した
銀色の雨...

やわ
やわわ

むき出しの
痛み抱いた...

ふる
るるる

銀色に

けぶる...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...