2018年8月5日日曜日

涙星群...


星が

瞬く間の
ほんの一瞬

星は


滴らせる...

受け皿に
雫集めて

潤い求める...

金の龍の
両の目に

流れ出した

美しき涙...

星の
雫の量

遥かにこえて

あふれ出したる

龍の涙...





いのち
みつめる日びの

当たり前に

なれてしまう...

そんな
優しい

憂鬱のなか

星が
ふっと瞬くとき

そのときだけ
おちる

雫集め

優しい涙作り出す
天使の計らいを

健気な
尊いものだと思い

潤い
もたらせた

奇跡の一滴を...

それは
途方もない長い年月

かけて集められた

星の一瞬

滴る雫...


ある夏日...


八月まばゆい
光の差し込む

小さな
白い部屋...

大きく
欠伸する

寝ぼけ眼のネコ...

朝シャワーで
流したからだも

じっとり汗ばみ

乾かしたての
髪の毛だけが

涼しげに
風受ける...

ネコが
そばで寝そべり

甘える素振り
見せている...

八月まばゆい


ささやかなる

しあわせ乗せて...






2018年8月4日土曜日

脱皮


時のしとねに
からだ預け

ゆるやかに
変化してゆく

静かに
羽化するような感覚...

時は
怯える目した少女

大人にかえてゆく...







それでも...


帯びる輝き
ゆるして

溶けるときめき
胸に響かせ

うつる
この瞳には

それでも
美しき地球の姿...

揺らぐ風
ふくたび


流れるたび

揺れる

惑う

時めく...

とけて

ちくたく

ちくたくたく

と...






風に揺られて


重なりあう

重ね合う

寄り添うように...

委ねてみる

時には

無理を承知で...

そして

かなりの無理
重ねて

なんとか
なんとか

どうにか

ゆるやかな上昇気流
乗りこなしたいと...

落ち込みがちな
ぬるい日々

払拭するため...

潔く
風にのり

るらら

るららら...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...