2018年8月22日水曜日

猫のいる丘


猫のいる風景...

やわらかな丸み
帯びたからだ

いっそうまるめて

こちら
みている...

すぐにきみは

夢のなか...

ひげ

時おり
ピクピクさせて

安心しきって
小さく鳴いた声...

あまりにも可愛くて

思わず
その顔に

指先触れる...

きみは

突然
爪をだすから

あわてて


引っ込める...

猫ねむる
いつもの風景...

きみは今日も

眠る

ねむる...

鋭い
爪隠し

やわらかな

日差しにいだかれて...







解けてゆく


剥がれてゆく
ガラクタ

大切が顔を出す...

こんなにいらない

そう思った...

気持ちの中に
こんなに愛しい心

隠れてた...

たったひとり
たたかった日々

孤独に震えた夜

無駄にはしまいと

奮い立たせる...

閉じてゆく
開けない夜の魔法

乱雑に見えた
こころの仕組みも

いつしか
緻密なる趣...

頑なに縛った
結び目も

小さなキッカケで

するするる

ゆるやかにほどけゆく...

開けない夜は

もう来ない...





2018年8月21日火曜日

千の鳥


千鳥よ

はばたくならば
千の風に

飛び立つならば
あえて

嵐の晩に...

ゆたゆた

危なげな足取り

強風に取られる

羽...

もたついて

イラついて

それでも
ゆくんだな

空ある限り...

はばたくならば

千の風

つかまえる...





明日は大切なひ

キミの明日を

信じてる...


孤独な太陽


それは
青ざめた空よりも

あおく

そして
透き通った海よりも

透明...

浮かんだ色は
行き場をなくし

懐かしささえ

巻き起こる...

果てしなく


果てのない
透明

手にする

夢の途中...

それは祈り

そして

赤く染まる

孤独な太陽...

知らん顔で
過ぎる

寂しささえ

忘れたふりで...






大きな一歩


一歩
一歩

確実な足取り
歩いてゆく

毎日の

少し
後ずさり

怖じ気づいた
歩幅...

震える心
隠さずに

小さく歩
進めれば

それでいい...

一歩

一歩...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...