2018年8月28日火曜日

コンビ二の怪...


とある
田舎のコンビニ

平和を
絵に描いたような

平凡な
町にたつお店...

しかし
このところ

少し奇怪なことが
続いていた

深夜のコンビニに
突然鳴り出す

電話...

ひとり
作業していたスタッフは

事務所へと走る

待たせることなく
受話器をとった...

お待たせいたしました
お電話ありがとうございます
佐藤が承ります

深夜に不似合いな
元気過ぎる声で
電話にでた...

もしもし

おうかがいしたいのですが

そちらのお店に
コンタクトレンズの洗浄液は
ありますか?

佐藤と名乗ったスタッフは
昨日
雑貨として入荷済みと
かくにんしていたので

はい
取り扱っております

すぐに答えた...

電話の主は

わかりました
ありがとうございます

愛想よく
お礼を告げ

電話を切った...

スタッフの佐藤は
そそくさと事務所をでて

すぐに確認しようと
売り場へと急ぐ...

コンタクト洗浄液のある場所を
見つけた

洗浄液のあるはずの場所を...

そこには
洗浄液はなかった

単品カードはあったが
昨日仕入れた洗浄液は
ひとつもなかった...

おかしいな

ひとつならわかるけど
たしか昨日
ふたつ入ってきた筈なのに...

通常ならば
そんなにすぐに
売れることはないんだけど...

首をかしげる佐藤

もしも
さっきのひとが買いに来たら
どうしよう...

記憶に頼らず
すぐに確認すべきだったか...

同じチェーンのお店に
仕入れにいきたくても
いまはひとりだし...

はぁ

いつもより憂鬱な深夜を
佐藤は送るはめになった...

しかし
何事もなく
時間は過ぎ...

朝のコンビニには
少しずつひとが
入り始めていた...

佐藤は
勤務を終え

事務所で
朝食をとっていた

冷やし中華を食べ
デザートにてをかけたとき

トゥルーゥルー

電話がなった...

朝はコンビニは
ふたり体制である

スタッフのひとりが
電話をとった

はい
もしもし

おおざっぱに受け答える...

はい
今確認してきます
お待ちください

受話器を
保留にするのも忘れ
佐藤に

佐藤さん
昨日
コンタクトの洗浄液売りましたか?

佐藤は
問合せが
昨夜の人だと確信した

品物があるかの
問合せは受けたよ

スタッフは
  
その洗浄液が
不良品だったって

とりかえてほしいそうだよ

佐藤は
なにがなんだかわからない

とりかえるもなにも
ひとつも買いにも
来なかったのだから...

まあ
買いに来たら
品物はなかったわけだから

とても困ったことに
なったであろうが...

佐藤はスタッフに
受話器が保留になってないこと
注意して

かわるよ


電話にでた...

もしもし
お電話かわりました
佐藤ともうします

電話のむこうの声は
予想に反して
昨夜の女のひとではなかった...

すぐに
違うとわかるダミ声が

昨日お昼に
コンタクト洗浄液買ったんだけど

蓋を開けてあるように見えるから...

気持ち悪いから
取り換えてほしいんだけど

佐藤は
すぐにお詫びし

ただいまその商品は
品切れ中でして...

少し不機嫌に

お待ちいただく訳にはいかないでしょうか...

ダミ声の男は

いつ入るのか

とたずねる...

佐藤は
仕入れが
すぐにあるかは把握してない

申し訳ありませんが
担当のものから
折り返しお電話差し上げますので
お電話番号をいただけますか...

手際よくメモをとり

失礼します

と受話器をおいた...

佐藤は

まだ帰れそうにないな


デザートを
恨めしげにみた

勤務を終えても
責任はついてまわる

中堅どころにあたる佐藤は
同僚の雑貨担当者に
連絡しなくてはならない

そこに
もうひとりの朝のスタッフが
やってきた

いま
御客さまが

コンタクトの洗浄液ほしい

とおみえになってて...

確認したところ
品切れしてるみたいだから
そうお伝えしたら

昨日佐藤というひとが
あるっていってた


すこし怒ってます...

佐藤は

洗浄液に呪われてるのか?

大きく溜め息ついた...

なんで
いつもはめったに売れない洗浄液が
こんなに必要とされるんだ?

仕入れの怖さを
難しさを
痛感した...










神秘纏えば


例えば?

神秘の仮面

神様と
繋がってる

そう感じる時
ある...

ふとした街角

電車のなか

空席みつめて

神秘
と言う仮面...

誰もが
いつか

素顔の上に

神秘を纏う...

それがいつかは

神のみぞ
知る...

神秘
しることが

しあわせへと
通じるかは

わからぬ話...

何も
知らない

そのままも

また...






それでも心は


流れる季節
真ん中の

切ない気持ち

あなたおもう...

微かな温もり

僅かな希望

ゆらめくこころ...

隅っこにおいやった
後悔の念

引っ張りだしては

溜め息つく...

静かなる
夜明け

鳥の声...


ひとたび

こころはうたう...





月光季



やわらかい
思いで

しまい込んだ...

息をする


ひとつ

ふたつ

ゆるやかな

記憶の
行く末...

曖昧に
みえる

時系列...

穏やかさ
とは

何だろう

こころ
平穏に

ならしながら

月を
夜をこえて



なおも
輝く


みてる...

太陽



共演...

照りつける
日差し

情熱の
太陽

月は

淑やかなる
ひかり

放つ...






2018年8月27日月曜日

光の一日



焦がれる

朝は

薄い
グレーに

包まれる...

黒く
変化してゆくか

白に
近づくか


惑わせる...

昼は

まばゆい光

浴びている...

ひかりの瞬き

ひかりの彩

明るさを
憎むなかれ


開かれる

夕刻は

切なく
心のドア

開く...

優しい
ピュアオレンジ

目に焼き付くような

橙...

憂鬱さえも

友として...


薄紅色の夢に

墜ちるまで...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...