2018年9月4日火曜日

夜蝶


躓いて
結末へと

まっしぐら...

おいてゆかれる

迷いながら

彷徨うように...

まだ
諦めたくはない

ゆるやかに
おちてゆく

さだめであろうと...

枯れ葉のごとく

ひと葉

おちる...





間違いだらけでも


ケアレスミス

やまのようにおかして

地に
這いつくばる信用...

こんなはずではなかった...

言い訳悲しく

空をきる...

振り返れば

なんとも
間違いだらけ

大きくうなだれる
失意のさなか

明日の再起を

それでも

誓う...






風にのる


あなたは
あなたの

そのままがいい

あなたは
あなたのまま...

わたしは
あなたへと

想いを風にのせ

うん

やっぱりそう

わたしのままに...

それが
一番大事

それが

たぶん
あるべき姿...

風は運ぶ

想いの丈を...

風は
そのまま

あなたの住む街へと

吹いてゆく...

ふらり

ふうらり

揺れる陽炎

どこまでゆけばいい?

心細い夜に
閉じた窓...

朝には
開けてゆく空に

ふらり

ふうらり

ゆら

ゆらら

揺れる陽炎...

あなたへの想いを
情熱を

思いださせる...

うん

どこまでも

想いを...






2018年9月3日月曜日

朝の蜃気楼


遠くに感じてた
朝の日差し

夜明けは

疲れたからだ
お構いなしに

意外と早く
やってくる...

乱反射始める
窓越しのひかりに

まだ
目覚めてないからだが

反応する...

耳に心地よい

鳥たちのうた...

キミが
蒔いた種が

芽吹き始めたことに

気づく...

キミのきもち
少し確かめたい

そんな衝動に

駆られる...

蜃気楼

抱いて...






背中にあった夢


背中にあった


時とともに
退化してゆく

ふたつの

背中のくぼみ...

進化する科学は

暮らし
快適にしてゆく

無駄なく

省いてゆく...

背中おおう
焦りの風が

煽るように

憤るように

苦しみめいて...

蠢きはじめた

ふたつの窪み...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...