2018年9月9日日曜日

雨粒物語


どこかに置き忘れ

どこかで見失った

夢という物語...

誰かがボク
追い越してゆく

その背中が
まぶしくって

目頭熱くさせた...

おいかけて
儚く消えた

シャボンの七色...

未来を
開いて

心を
開いて

少しずつ

ほつり
ほつり

変わっていく
街の色

雨の降る...

それもそうさ

雨粒たちは
風の色宿す...

追いかけて

儚くなおも

その魅力増して...





無から


数えて

何もない

白い空白...

何数えれば?

何もない

ひとつ
二つ

数えてみて
急に振り出し

一つから重ねる

希望の光...

数える

溺れそうに
吸い込まれそうな

深い青...

海からうまれる


希望を

うたう...






すべてを雨が


閉ざされた
扉が

偶然

突然

音もなく
開かれる...

昇りゆく
朝日に

胸弾ませ

遥か
未知の夢

ちりばめた

ほろ酔いの
未来図...

確かに近づいて

かすかに遠ざかる...

言葉ならべても
言い尽くせぬ思いが

ひらひら

色づき

ちかづき

果実の蜜に
誘われる...

そして

やがて

雨が潤いを...






2018年9月8日土曜日

すべてが夢ならば...


夜露を払い

花は
さいてゆく...

涙を吹いて

人は行く...

過ぎたる
優しい時

あたかも
それを

当たり前だと思ってしまう

傲慢なこころ...

私は
信じてる

変わり続ける
転がる世界

今日の
暮れ行く黄昏

胸伝い
くよくよ悩んだ

日々...

明日は

そのすべてを塗り替えて...

虹を
見ただろうか

探していた夢の
息づくを

かんじながら...

花びらは
ちぎれる

風とめる

力はない...







この空の果てに

この空の
行く果てに

生きている

いくつもの運命
こえつつ

誰を師とし

尽きる定めの

下降線...

生まれてから常に

危険や悲しみ

苦しみから

解放されることのない日々...

ためらいも
戸惑いも

アスファルトに

切なく響いてる...

心を

せらせら


風が吹く...

ただ

一つとして
同じ風はなく

どんな時も

真新しい風...

恐竜は
今日も

空にあこがれる...







光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...