2018年9月11日火曜日

黒クン白ちゃん

真っ黒黒
こんがりぼうし

黒い雲の
もくもく

黒クンは
そんな雲の隙間から
生まれた

おら黒

君の悲しみ
君の孤独
君の苦しみ

黒くかくしてあげる

黒クンは
一つ

ふう

息をかける

たしかに
そこに存在したはずの

悲しみ
孤独
苦しみ

黒く
黒く
隠された...

一方
白く清らな
天使のごとき
心の現れ

白ちゃん

君の
心の中広がる
闇のような不安

大丈夫

そんなこころ抱えてるのは
君だけじゃない

白く
白く
どこまでも白く

そうありたい

そう願う
迷える彷徨い人...

白ちゃんは
とわにピュア

そんな心を見つけて...

黒クン
白ちゃん

正反対だけど
共通していた

やさしさ

やさしさ

やさしさで...






夏の余韻...

秋の黄昏に
消えてゆく

夏に覚えた
蜃気楼波の心地よさ

消えてゆく...

君のワンピは
鮮やかな空色

軽やかなステップ

美しい日本...

消えてゆく

鮮やかに彩った

真夏の調べ...






garden


目を開いて
緑の公園

耳をすまして
小鳥たちの
歌声
風に乗って

嗅いでみて
木々たち
揺れる
木漏れ日

やわらかい
匂い




目をつむって
耳をふさいで

何一つ

感じられない


そんな悪夢は
おわるよ



ここは
まぶしい

garden



君の庭






ほほえみの先



君の顔がふっと
ほつれて

緊張の糸が
解けて

それはもう
お日様顔負けの

とびっきりな
ほほえみ

ありがとう
今日君が

そっと
隣にいること

そして
ほほえみ
その向こうに







から


届くか

届かず

空しく

虚しく
空を舞うか...

伝わるか

伝わることなく

ただ
空気中に

溶けるか...

大切か
大事か

どうでもいいよ


つぶやく背中は

セツセツ

ただ

せつせつ

絞り出す...

ひねっても

ねじっても

からからから...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...