2018年9月22日土曜日

こころ実


恥じらう林檎

躊躇う雫

硝子の箱に

小さくおさまる...

表面には

玉汗のような雫...

林檎は

ガラスの箱こじ開ける

そんなひと

待っているのか

真っ赤に

黙ったままに...

硝子の箱は
誰かのこころ

心の扉
開いて

真っ赤な実に

ふれてほしい

そんな想いを...

それでも
林檎は

硝子の箱に

入ったまま...

おそらく



割るものも

こじ開けるひとも

現れないこと

知っている...

硝子に
守られる

硝子に...

果たして
幸せなのか


林檎...






一瞬の不覚


ほら

いつかかんじた

かなしみのその正体

垣間見る...

ひとは生きる

悲しみ

喜び

ないまぜ

苦悩する脳...

解読できない

いとしさのシナプス...

あなたを

知れば知るほどに

悲しみ

感じてしまうのは

不覚...





かわいい孤独...


かわいい

かわいい

テーブルに置かれた

孤独

かわいそう...

そう思ったら

きっと

暗くなるのだから

かわいそう



かわいいに...

孤独

飼いならしては

混沌コントラスト

たのしもうと

テーブルの上の孤独

むさぼる...

透明なそれは

かわいさとは

もちろん

かけはなれている

けど...






ほむら...


青い炎が
燃えている

白く煙る

明日の行方...

雨がしっとり
炎にかかり

それでも

ほむら

消えることなく...

それは
いのちの

それは
いのちの...

そこにもえる



印...







2018年9月21日金曜日

きみの夜


もっと
分かりあいたかった

もっと
こころあたためあって...

きっと
どこかで

掛け違えたんだ

きっと
どこかで

すれちがったんだ...

慟哭

おののく

ないて

叫んで...

夕刻

やけに落ち着いた

自分に気づく...

結局

飛び込んでみなくては
わからない

至極きわめ

悲しみを知る...

もっとふれあって

もっと抱きしめて

こころ

そっと包んで...

君の

夜を...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...