2018年10月10日水曜日

序章


晴れやかに

穏やかに

淑やかなる

ささやかな何か

揺り起こす...

このところ
目につくもの

物足りない
わがまま

払拭して

原点へ
還れ

遥かなる宇宙

厳かなる営み

ゆるやかで

しかし

容赦なき

ときの流れ...

遥かなる

父よ

母よ

大地よ

いのちよ...

ここから始まる

きっと...





欲望の果て


欲望の塊
見つけた

どれどれ
中身は?

いやはや

うごめく欲望
密集...

いっそのこと
パンクするまで

詰め込んで

みごとにはじけた
そのとき

その
あさはかな正体

知るだろう...

いまとなれば

欲しかったのは

本当は
君一人

だったんだ...

君の笑顔

欲しがってた

なのに

自分を飾り

自分を盛った...

自然に生きている

はだかのまま

そんな子猫

そっと抱きしめ

せつない気持ち

飼いならすこころは

君へと

ひた走る...

蜘蛛の巣に
ひっかかった

パンクした
欲望の塊

蜘蛛がねらい

ひとつ残らず
食した...

蜘蛛は

にやり

笑って

一つ残しておいたよ

と...

はっとみれば

それは
君欲しがる

純粋な気持ち...






2018年10月9日火曜日

きみにあいに


ほんのり
懐かしい

初めてを
かんじさせない

夜がくる...

閉じた瞼に

夜の精
憩い

あなたの夜
つかさどる...

そうだね

どしゃぶりの雨
ふりだす

午前零時...

君の夢
雨音が

邪魔することのないよう

夜の精は
呪文をかける...

誰もが
あっている

だけど
誰一人

その姿
覚えていない...

すこし
さみしさかんじてる

よるの
せい...






ういんど


あけたまま

閉じるまで

幾ばくかの時間

ください...

君の涙

知ってから

こころがいたくて...

君包む
光が

せめても

やわらかで
穏やかで

ありますように

そう
こころは願う...

あけたまま

そして

閉じるまで...






ほのおはきみ


もえるように

きえそうに

ほのおが
ゆらめいてる...

誰かをおもっての
情熱

いまにも
みうしないそうな

生きることの意味...

危なっかしいな

きみのこえが
聞えてきそう...

派手に
おおごえあげて

豪快に
わらって

ほらみたことか

だからいったろう...

ほのおのうずき

とおくのように
きいている...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...