年輪刻む

年輪

深く

つよく

濃く

きざみゆく...

苦悩のあとか

喜びの余韻か

木々たちは

そのね
切るまで

どれだけ
そこに茂るのか

わからない...

人は
生きる

優しくなる術

学びながら...

ひとは
祈る

だれかのために

あなたのために...

記録更新

史上最高の
愛を感じる

それは
特別な

だけど

幾度も
その瞬間は
訪れる...

前よりも
好きになる気持ち

昔の恋より
深めてゆく...

パズルのピースは
ぴったりはまらない

けど

きっと

それは
一生かけて

見つけてゆくもの...

史上最高を
ほら

また更新！

Re:無題

栗色の
ふわふわ

やわらかな
毛並み

くりっくりの目

くるくるさせて

好奇心のかたまり...

ときおり

小さくか細い
声だしては

上目づかいで
ボクをみる

おや？

なにかねだってる？

ピピ...

テレパシーあったなら

キミのこころ

よんであげられるのに...

ピピ

ピピ

ピピ...

重なる...

つらいよ

と
嘆いた背中

見つめてた...

気持ちが
痛いくらいに

伝わる...

キミは知ってる？

キミの背中

ひかりが照らしてること

辛さが
つらさ呼び

かなしみは
憂い

もたらす...

小さな
きっかけひとつで

前へとすすめる

筈なんだ

例えば

キミに重なるひかり

に気づいたならば

いつしか
よろこび

幾重にも
かさなる

かさなる...

水彩の街で

キミ
呼んでる

水彩の街

どうせなら

美しく
色鮮やかに...

だけど
どうして

悲しく
かわいてゆく...

うすぼったく
滲む

なのに

からり
乾ききる

無常の街...

公園のベンチは
塗りたて注意

誰も
腰掛ける
間もないほどに

忙しく動く
世界...