2018年11月14日水曜日

パノラマの街

屋上から
見下ろす

街はパノラマ

見渡す限り
ミニチュアの世界...

ちいさな人形が
プラモデルの真っ赤な車に

乗り込もうしている...

グラビアから
抜きでてきたような

八頭身スタイル

波立つ
あらだてる

ものもなく

平穏なる
ひとコマ

おだやかを
絵に描いたような...

屋上から
エレベーターに乗り込み

一気に現実へと
おりてゆく

エレベーターのドア
開いた瞬間

愛しくも
鬱陶しい

大きな騒音...

プラモデルの車は
クラクションひた鳴らし

乗り込むひとの
せわしなさ...

ミニチュアの街は

喧騒に

つつまれてた...






海が星、渡るとき...

星が青さ
増してゆく

海が限りなく
透明に近づく

星が苦しみ
ぶちまける

ボクは
なおさら

意地っ張りに
意固地に

星の輝き
心でみつめ

瞬きすら
できないほど

真剣なまなざし
むけて...

星の
矛盾さえも

心地よく感じる

そんな

ふしぎ...

星は
今も青さ

身に着け

そして
海は

海は...






午後のカプチーノ

ふかい泡に
埋もれ

何もかも
全てを

忘れてゆく...

最期に注がれる
エスプレッソが

途端に記憶
めざめさせる...

泡のように

やわらかく
包まれて

泡のように

哀しく
消えてゆく

記憶...

精密な泡が
口当たり良すぎて

ナミダ

流した...

カプチーノの
午後

昼過ぎの
余韻...

キミの
口周りを

白ひげが

かわいくふちどる...

わざと
笑わせようとしてる



優しさに

こころ

包まれる...






秋を見に

日の出を見に
行きませんか

この世界
あかあかと

力強く照らし出す

その瞬間

見て見ませんか

希望と
勇気と

はてしない昂り

その心に
感じてみませんか

落ち穂ひろいに
でかけませんか

秋の日差し
めいっぱい浴びた

実り深きしあわせ

その胸で
感じてみませんか

感じてみませんか...







夢の足踏み

準備期間を
どう過ごすか

言うなれば

今は

高く
遠く

飛び立つ為の

助走...

こころのなか
見つめなおし

カラダと
融合させる

そして

イチニノ三

えぃっ

とばかりに...

そんな
夢を見た

目覚めた
ボクは

足踏み中...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...