サイゴまで

最後の恋が
終わりを迎え

出会ったのは

本当の私？

最後の恋を

大切に
培うこともかなわず

それが

私にかせられた
運命だと

あきらめるには

まだ少しだけ
若く...

だから私は
もう一度

恋をしよう

と
心磨く...

いつでも
これが

最後の恋と

そう

願いながら...

躊躇いの月夜

躊躇う
たましいは

愛の
一歩手前で

あなたの温もり
そっとかんじてる

本能であなた
求めてる...

月は
輝き

優しい夜
演出する

旅人たちの
導となりえる

静かなる
光のなか

また
歩きはじめる

ひとりをかなしむ
孤独に埋もれ

二人を哀しむ
切なさかんじて...

躊躇うことが
こころの余韻

それほど

もどかしいほどに...

四季、渡る風

キミ
求めてる

光
感じてる...

遠く
うごめく未来を

手探り
手繰り寄せ

風のように
流れてゆくのなら...

いつも
丘の上に佇んでる
キミがこころに

夏の
眩しい太陽
思いきり浴びる

秋に
ゆるやかな日暮れ
味わう

冬は
一気に寒さ増し

春待つは
全てが命

いつも
丘の上にて育まれる...

また

キミを探そう...

優しさフォルム

今朝がた

懐かしい愛

が

心
濡らしました...

弱い自分さえ
まるごと受け止める

ほどにそれは
尊い...

とおに
遠ざかって仕舞った

と
心

痛めていたけれど

こんなに近くで

こんなに優しく

とどまってくれていた...

心が
そっと

涙流し

弱さ
脆さ

隠さず包み込んだ

曲線...

丸み帯びた

フォルム...

はかなくも繋がる

はかない夢

果てないこころ

ことばの端々に
感じ取れるは

あなたのもつ
あたたかさ...

やわらかな
ひかり受け

細胞は目覚め

もうすぐだ

と様子
うかがうように

ゆるやかにこの地
舞う

晴れやかにそらを
這う...

おもえば
ずうっと待っている

花ひらく
その時？

幾度も
花は開き

そして
舞い散る...

必ずまた
種のこし

次へと繋ぐ...

はかなくも
果てしない

切なくも
優しい...

縷々と
流れるは

ときの雫...

泣いても
笑っても

同じ
流れのもと

おだやかに

健やかなるいのち

を、そっと

繋いでゆく...