2018年11月18日日曜日

無空間

何もない場所

何もない風景

そこになにか

見出せるだろうか...

例えば

ひと匙の希望

例えば

ひと粒の夢...

何もない

なにも見えない

それでも
きっと

ボクは
そこに色付けて

そして
そこになにか

見つけるだろう

見つけるだろう...

なにもない
ゆえに

どこまでも
ひろがる可能性

感じながら

無限にも
似た

宇宙の隅で...






カウント

カウントぜろ

アップダウン

のぼってはおりる
日々の坂

を直向きに

まさかの不意打ち

大きく仰け反る

大きくのけぞる...

いつだって
カウントはゼロ

そこからが勝負

のぼって

くだって

曲がりくねる
前さえ確認出来ず

前方注意の看板

にはよりいっそう

気持ち

引き締めて...







きらきら

木に

ゆらゆら

ゆらり

揺られ

小さな頃に
戻って

柔らかな
あなたの腕
包まれて...

ふりかかる
悲しみから

どこまでも
守られていた

そんなひ...

大人になるにつれ

それが
当たり前ではないこと

学んでゆく...

悲しみ
遠ざける

術もなく

あの日
守ってくれてた

あなたは

もう居ない...

ゆらゆら

こころがゆれる

木々の隙間から

差し込む

日のひかり

ゆらゆら

きらきら

きらきら...






2018年11月17日土曜日

夜に咲かせて

抱きしめて...

夢の奥
揺さぶる

熱いよる
貫いて

抱きしめて...

こころ
まさぐる

その
繊細なる指さきで

導きながら

抱きしめて...

ほのおの如き
熱きカラダ

抱きしめて...

壊れそうな
明日のわたし

抱きしめて...

抱きしめてほしいのは

空虚
忘れたいから

抱きしめてほしいのは

ゆるやかに
眠りたいから

ひとりでは

到底

おぼつかぬ...






無題

奪うことで
こころは満たされるか

手に入れたなら

なるほど

安堵覚えるかも
知れない

だけど
奪ったという事実は

あとあと

じわじわ蝕んでゆく...

奪うことで

誰かがそれ
失うこと

そして

計り知れぬ想い
生まれること

怒り

蔑み

憎しみ...

どうしても
手にしたいなにか
見つけたら

正々堂々
自分の力で

そんな努力が

こころ
豊かにし

やがて

満たされる...

そんな風な
思いを

そんな風な
未来を...




あるいてゆけたら




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...