今日も吹かれて

生まれくる
風に吹かれて

降り注ぐ光に
こころさらして

あなたの
胸に咲く花

感じてる...

新しい場所で

優しき人混みで

明け行く空は

今日は
何色に染まる...

人差し指
そっと翳した

指先に止まる
光の蝶

銀色に
輝く

君の泪...

それでもボクは

いつからだろう

恋すること
躊躇うようになったのは...

胸はって

大好きだ

と告げていた

今となれば

夢のように
無邪気すぎた

あの頃...

あまりにこころ
さらけ出しすぎて

あまりにひと
信じすぎて

大きく
躓き

転んだ夜更け...

長く
ながい

夜は訪れ

いつしか
肝心なことが言えぬ

もどかしさと相対する...

それでも
ボクは

恋をする...

臆病なこころ
隠せない

たどたどしい
恋をする...

あなたと...

どこまでもゆける

と

足
踏み出した...

希望のかたまり
胸に携え

どこまでも...

あなたに
出会った

出会えたから...

片思い

両思い

それすら超えて
どこまでも...

気持ち
しばれる

わけもなく...

それでも
ひとつの真実

まげることできない

どこまでだって
行こうよ

あなたは
無邪気な様相で

て
差し伸べた...

壊れゆく...

青ざめてゆく
このホシに

白い
雨が降る...

やわらかく
壊れてゆく

途方のない
愛すべきもの...

守りたい

と
いきまき

気合い
入れてみても

空回りする...

こころ
置き去りの

割れそうな
プラスチック


いつも

記憶の中に...

揺れて揺られて

揺るがぬこころ

は

どこにある？

ボクは
今日も

揺れまどうゆらぎ

すこし心地よく
感じてる...

揺れながら

揺れながら

あなたへすこし
かたむいて...

あなたはすこし
ボクの肩に

優しく寄り添う...

揺れながら

揺れながら

木々の隙間に
漏れるひかり

空かける
鳥の鳴き声

揺れながら

揺れながら...

庭に
見事に実る

ポンカン
夏蜜柑
檸檬

爽やかなるかおり...

電信柱で
休憩してる

犬の姿...

みんな

揺れながら...