それでも夢を

目
閉じれば

心の中
時の流るる...

部屋に
うずくまる

暖房の音
ききながら...

過ち
繰り返しては

崖のふちで
震えてる...

過ぎてゆく
ひとなみ

ボクの横を
ほんの少しの接点
与えながら...

大切にしたい

そう
心から願った恋

も
散った...

そんなことさえ
あいまいに

過ぎてゆく...

部屋のぬくもりに
甘えてるボクは

それでも

未来を夢見る...

秋の空

湧き上がる
想いの意図

糸さき...

気持ちが
そっと呼吸して

心は
ゆっくり目覚める

ゆるやかに

おだやかに

爽やかに...

今日の
青空にも
負けないような

優しい
一日を...

朝から

晴天...

光を受けて

意味ない会話
笑う

猫

意味ある命に
無頓着に見える

ひと

だけど
ボクは
知ってる

いのち
いつくしむ

光の存在...

悲しみ

喜び

刹那

光を受けて

輝いた...

振り返る

君の声...

きず...

心は
大きく呼吸を
繰り返す

息を
そっと吐いたら

息は
白くけぶって...

時間は
流れてゆく

そして
ボクは一つ
また

年を重ねる...

優しい気持ちを
見つけること

つじつま合わせ

そんなことで精一杯...

少し回りくどい

そんな生き方...

期待しては
ほんとの気持ち
置き去りにして

昨日
今日
明日...

傷ついては
生まれ変わる

いつでも

再生へ...

風を、

与えられたいのちが

風
生み出したなら

風は
白き雲動かす...

雨に変わる

太陽は照る

緑は育ち

すくすく伸びた
枝にとまる

鳥の声...

おちてくるのは
ただの実
ではないのだろう

何かを
与えられたいのち

今日も
風起こす...