あなたは海

こころ傾け
追いかけた日々

悲しみに震え
その想いに凍え

まるくなってる
臆病なすずめ

すすめ

と
親鳥が
叱咤する...

おのれの力で
もう一度
さぁ飛びなさい

空が割れて
そこから
海が見えた

海
渡るような途方...

真冬の海は
人影もなく

あなたの波音
聴いている...

あなたが
見せてくれた

波飛沫を...

紅龍

ひとのなか

飛び込んでみる

ひとの温もり

感じるように...

怖い
辛い
狭い

こころ

解放できる

そんな優しさ

そっと
届けてみたい...

仄かに
色付けた

紅い龍

龍...

赤と白のバラッド

赤く燃える
ひかりの渦

こころの奥で
ないている

それは

情熱をあの日
閉じ込めたまま

失うことに
臆病になってゆく...

白く上塗りされた
記憶のいと

まるで情熱
忘れたかのように

まっしろ...

それでも呼び覚ます
螺旋

思い出して

もう一度...

Re:無題

くすんでいないか

潤んだ瞳

そんな疑い
抱いたことが

悔やまれるほど

君は
すきとおる...

ゆるむくちもと

こわばってた表情

ほどけてゆく...

すきとおる
気持ちは

きみへと
向かう

こころ

こころ...

思いのゆくえ

胸の隙間にすっと入り込んだ

吹き出しのようなかたちの

なにか

胸の奥でなにか

もごもごしている

ボクのなか

言い表せぬ

おもいを

ここに入れて

そんな風に

聞こえてくる

はじけ飛ぶ

思い

うまく言葉にできずとも