2018年12月21日金曜日

いのり

もう一度
キミに会いたい

キミの微笑みを
となりで...

キミは
どうしたら

ボクに
会いに来てくれるんだろうか

この頭
振り絞っても

思い浮かばない...

キミが離れた
そのわけさえも
はっきりわからぬ

こんな
ボクだから

きっと愛想
つかしたんだね...

キミの

しあわせ

いのるだけ...




愛していたよ...








冬の蜻蛉

まぼろし
抱いて

彷徨う
ひかりのなか

悲壮感に
こころ奪われ...

街は

不自然に
波打ち

騒めき

色めく...

赤と白の服に
身を包んだ
大きな人が

忙しそうに
なにやら準備
始めてる

やわらかな温度
保ちながら

冬のさなか
駆け抜けて

もうすぐくる
寒波に備えよう

美しく
煌びやかな
彩り

遠目に見ながら

仕事へ急ぐ

あゆみ...






三日月

ブラックコーヒーに
真昼の月
浮かべて

やわらかく
ミルク
流し込んだ...

溶け込んでゆくのは
ミルク?

それとも

真昼に浮かんだ
三日月?

慌ててそらを
確かめてみる

そうして
なにも変わらず

そこに浮かぶ
真昼の月
見つめながら

コーヒー
飲みほす...

月は
まだ

薄色に
浮かんでる...





そして
夜には

しっかりとした
存在感放ち

月はかがやく...


2018年12月20日木曜日

夜行雨

夜に
向かうバスに
乗り遅れたボクは

まだ
真昼間の街
彷徨う...

程なくして
雨が

ポツリ


降り出した...

まだまだ
本降りには
なりそうもないが

さて...

夜行きの
バスに乗る前に

ビニール傘
コンビニで
購入しようか

それとも

バス
やり過ごして

長い時間を
彷徨うか...

夜に向かって
バスは走らずとも

時は
夜を迎え

そうして

やわらかな雨音
響かせながら

静かに
夜の帳をおろす...






まっさら

そら
見つめた


感じた

今日の
まっさおなそらは

胸のなかの何か
呼び覚ましそうで

それでいて

まっさらな気持ち
感じる...

高く
高く

超高層ビルの上から
見下ろした街は

ブロックパズルのようで...

階下におりたち
あらためて感じたソラは

やっぱり

あおく澄んでいた...

おもいだしたのは

キミへの気持ち...







光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...