2018年12月22日土曜日

優しい夜に...

キミが包んだ
ボクのさみしさ

キミが開いた
言葉の切っ先

今度は
ボクが

だれかのさみしさ

拭えたならいいな...

だって

言葉は不思議さ

ズシンと
重い気持ちさえも

ひとつの言葉が
変えてゆく...

言葉に救われる

優しい魔法に
かかる夜...





師走の花

疲れたなぁっ


肩落とし

一年
しのぶ暇もなく

とどまること
知らぬ時を

切ない気持ちで
おくる...

いくつかの別れ

そして出会い


繰り返し

儚い夢
うたう...

それでも
日一日
寒さ増してゆく
冬の厳しさの中

見事に
球根から
花を咲かせた
ヒヤシンス

可愛い花で

冬を彩る...





今輝く

凍てついた
孤独な太陽に

キミの温度が
やわらかに届いて

鮮やかに
描き始めた

輝きの時...

導きたるは
こころの軌道

今までを
ゆるして欲しい

遠い

憧れ...






2018年12月21日金曜日

いのり

もう一度
キミに会いたい

キミの微笑みを
となりで...

キミは
どうしたら

ボクに
会いに来てくれるんだろうか

この頭
振り絞っても

思い浮かばない...

キミが離れた
そのわけさえも
はっきりわからぬ

こんな
ボクだから

きっと愛想
つかしたんだね...

キミの

しあわせ

いのるだけ...




愛していたよ...








冬の蜻蛉

まぼろし
抱いて

彷徨う
ひかりのなか

悲壮感に
こころ奪われ...

街は

不自然に
波打ち

騒めき

色めく...

赤と白の服に
身を包んだ
大きな人が

忙しそうに
なにやら準備
始めてる

やわらかな温度
保ちながら

冬のさなか
駆け抜けて

もうすぐくる
寒波に備えよう

美しく
煌びやかな
彩り

遠目に見ながら

仕事へ急ぐ

あゆみ...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...