駆け抜けてゆく
犬の尻尾
置いて行かれぬように
と
思わず
しがみつきたくなる...
出番はまだか
と
待ちかねている
イノシシが
すこし
気色ばんでいる...
今日はといえば
寒風
吹きつつも
そらは
晴れ渡る快晴...
仕事納めの今日を
早めに切り上げようと
工場のラインは
忙しそう...
とめどなき
時の流れを
問う
間も無く...
ボクも
少しだけ
途方に暮れる...
風
受けて
鳥が羽ばたく...
一番忘れたい記憶が 一番忘れられない
恥ずかしい気持ちにまみれて
澄んだ冬空に 明日の風は冷たいけれど
あったかい 君のまなざしが見えた
確かに見えた強ばった頬の君の目に光
握った手に力を込めた
寒波がくるよ雪降らす波
みかん抱えておこたで丸まろ
路地裏まで迷い込んだ海風がやたらと冷たい
かじかんだ手と手に伝わる温かさはやたらと優しい
買い物袋からのぞく蜜柑が二人の間で微笑むと
私の細やかな記憶が暖かな部屋に帰ろうと呟いた
(potages)
立ち止まる瞬間風もとまる、なるたけ
やわらかく奏であげる冬をうたうメロディ
そうだ、忘れたくないんだ
切なく胸を揺さぶる日々だとしても
(藍)
思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...