2018年12月28日金曜日

運命の隠れ家

ひそやかに

ひっそりと

それはある

けっして
急ぐ素振り
も見せず

だからといって
のんびりもしていない

流れる時間
と並行して

それはある...

あなたが

選ぶときに

いつか
いつの日か

見つけ出す...

そうして
それは

あなたを見るなり
こういうだろう

おかえりなさい

それは

あなた
待ちわびた

運命の隠れ家...

あなたが
見つけることで

それは成り立つ

試練
かいくぐり

瞬く間にも
成長してゆく

あなたを

待っているもの...






Re:無題

ハイスピードで
駆け抜けてゆく

犬の尻尾

置いて行かれぬように


思わず
しがみつきたくなる...

出番はまだか


待ちかねている
イノシシが

すこし
気色ばんでいる...

今日はといえば

寒風
吹きつつも

そらは
晴れ渡る快晴...

仕事納めの今日を
早めに切り上げようと

工場のラインは
忙しそう...

とめどなき
時の流れを

問う
間も無く...

ボクも

少しだけ
途方に暮れる...


受けて

鳥が羽ばたく...






Re:こんにちは



海を流れる小瓶の行方✨

 



一番忘れたい記憶が 一番忘れられない

恥ずかしい気持ちにまみれて

澄んだ冬空に 明日の風は冷たいけれど

あったかい 君のまなざしが見えた

(明子)

 

 

確かに見えた強ばった頬の君の目に光

握った手に力を込めた

寒波がくるよ雪降らす波

みかん抱えておこたで丸まろ

(あさこ)

 

 

路地裏まで迷い込んだ海風がやたらと冷たい

かじかんだ手と手に伝わる温かさはやたらと優しい

買い物袋からのぞく蜜柑が二人の間で微笑むと

私の細やかな記憶が暖かな部屋に帰ろうと呟いた

(potages)



立ち止まる瞬間風もとまる、なるたけ

やわらかく奏であげる冬をうたうメロディ

そうだ、忘れたくないんだ

切なく胸を揺さぶる日々だとしても

(藍)





2018年12月27日木曜日

遥かなる思い

宿り雪

さらさら
さら

さら
さらら

胸の奥に
降り積もる...

そう
それは

あなたの存在...

さらさら


ボクの前
過ぎてゆくのに

ボクの
心には

まるで
根雪の如く...

春になるまで
あなた想う

春になるまで
あなた想う...

そうっと
心に宿る雪

切なく
降り積もる

季節をこえて...






無題

希望のひかりは?

喜びの灯火は?

欲望渦巻く
世界のなかで

一抹感ずる

寂しさ
虚しさ

切ない面もち...

ボクを置いて
どこかへいってしまった
恋人

胸のもやもやは
それだけが理由
ではないらしい...

パスワードはなんだ?

今こそ

クリアに
透明に

気持ち
見つめたい...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...