海を流れる小瓶の行方✨
一番忘れたい記憶が 一番忘れられない
恥ずかしい気持ちにまみれて
澄んだ冬空に 明日の風は冷たいけれど
あったかい 君のまなざしが見えた
確かに見えた強ばった頬の君の目に光
握った手に力を込めた
寒波がくるよ雪降らす波
みかん抱えておこたで丸まろ
路地裏まで迷い込んだ海風がやたらと冷たい
かじかんだ手と手に伝わる温かさはやたらと優しい
買い物袋からのぞく蜜柑が二人の間で微笑むと
私の細やかな記憶が暖かな部屋に帰ろうと呟いた
(potages)
立ち止まる瞬間風もとまる、なるたけ
やわらかく奏であげる冬をうたうメロディ
そうだ、忘れたくないんだ
切なく胸を揺さぶる日々だとしても
(藍)



