冬の雨

寄り添いたくなる

優しい雨音

滴りおちる

冷たい雫...

悴んでく指先

感覚
なくしてゆく...

夜明けが
遠く

夜を
彷徨う...

雫...

恋しい気持ち

育ってく

切ないくらいの

加速度つけて...

あなた
見つけた

その時

じわり
胸伝った雫...

いまや
その存在は

確固たる
名がついて

ボクのこころに
君臨している





愛しさの雫...

祝福

ひかりもたらす
朝迎え

ひかり受けて
眩さに目
細める...

一瞬
何かが
脳裏をよぎる

あっ

書き留める間も無く

それは過ぎ去り

苦い琥珀
一口...

隣で
可愛い相棒が
小さく欠伸

ひかり受けて
毛並みはさらに
美しく煌めいて...

ひかる朝
の

ひかる時
を...

ジレンマ

似たりよったり
だけどどうしようもない
ジレンマにかられる

なにが最善
なにが正解

あたたかにいれた
紅茶から当たりまえに
湯気が

あがる

なにが最善、何が正解

未来に届けたいんだ

大人になって
ハルを探してる

未来を暗示する
水面の揺らぎ

そろそろすべてを
感じて
闇の中

なにをすべきか
なにができるか

この世界のライオンは
鬣なびかせ

獲物を狙う

のみこまれるな

抗うように

green Heart

水
浸した

緑
感じる

キミの笑顔...

それだけで

胸のなかひそむ
悩みや不安

をシンプルに

かつ

だれよりも優しく

キミは解決してゆく...

そして次に
ボクを
苛むであろう問題

解く糸口さえも

用意して...

全てを
学ぶ為に

全てを
知る為に

だけど

すべてを
知ることはなく

すべてを
学べるはずもなく

確かなのは

キミの笑顔
感じるほどに

よみがえってゆく

緑心...