わかってる...

ほっておいて

キミは
唇尖らせ

言い捨てた

ほっておいていいから

そういう時は
放っておけぬ時だ

キミのサインに
ボクはたじろぐ...

長年連れ添った
二人だけど

ほっておいてはいけない時
あるもんだ

あるもんだ...

すこしだけ
離れたところから
視線おくる

キミは
一人ではないんだから

と...

メロディー

切なさを

真っ直ぐなこころ

に忍ばせ

恋のうた

うたう...

折れそうな程に

心細き
蜜含み

濡れる果実

涙
混じるような

こころ模様...

胸の痛み

想い出

を
どうしてこんなに
好きになったのだろう

どうしてこんなに
こころを奪う？

今日も
どこからか

恋のうた

聴こえてくる...

やわらかな
こころ

響かせて...

tekuteku

すれ違った
風

はるかに

あっというまに

見えなくなった...

そんな風に

歩いてきた

青い春を...

くらいそらさえ

記憶縁取り

止まってる

止まっている...

かと思えば

木々がざわめく

それを合図に

歩きだした...

それでも美しい...

かなしみ想い

切なさのカケラ

通り過ぎてゆく

心残り...

罪のない笑顔
こしらえ

大きな
ため息...

キミが
泣いている

キミが
泣いている...

なにも
出来ずにボクは

また

もう一つ

心残り

作り上げる...

こころ
拭いてゆく

空っ風

キミ
抱きしめる

そんな夢...

小さく
やわらかく

細く
儚く...

かわりにボクは

せつなさのカケラ

抱きしめる...

そっと
近づいて

夢に
ひを

感覚
与えて欲しいのさ

欲しいのです...

アオイ
流れ星は

輝き映し

だんだんと

ゆうゆうと

ゆらゆらと

さらさらのこころ
が

音たてる...

不愉快なくらい

冷たい
白い壁に

不釣り合いの
素敵なフォト

飾り

そっと
宥める...

波立つ
気持ちに

美しく
夜の帳おろす

世界

世界...

春花

色づくように

ときめくように

ほころびゆく...

やがて
花は咲いて

甘く
匂い立つ...

ときめき
うながす

次第に
色づきだす

そして
花は開き

やわらかく
香りだす

春よ...