2019年1月24日木曜日

逢いたくて...

寒さ
増してゆく

時折
吹きすさぶ

北風の強さ

大きく
電線が揺れる...

冷たい部屋に
ひとり帰り

すぐに入れる
暖かなミルクティー

冷え切った
手のひら
ぬくめるように

マグカップ
つつむ...

キミが
いなければ

部屋のなか

さまざまな音が
響き渡る

紅茶かき混ぜる
スプーンも

音たてる...

部屋の真ん中
陣取る
時計は

たえず
時を刻み

モーターが
どこかで音

させている...

おかしいね

二人
いるときは

ただ
笑い合う

それだけで

音の
存在さえ

気にすることも
なかった...

寒さ
感じ

暖をとり

さまざまな音

いまさら聞き取る

こころもとなく...

逢いたくて

冬...







Re:無題

キミがなにか
書きかけた
メモが
とても愛しく思えた

一気に書いた
走り書き

いつも綺麗に
飾る文字より

なんだかとっても
キミが溢れて

なにを書いたか
とか
そんなのどうでもいいんだ



キミのメモを
みてる

そうだね

すこし
また

近くなったのかな

無防備な字に
ふれて






さけび

抱えきれない
想いのその数
その数だけの
叫びがある

黄昏てゆく
街並みに
どこからか
聴こえる


それは
ラブソング

それは
青春のうた

それは鎮魂歌

たましいは
やがて

いきつく
場所へと

辿るのだろうか

輪廻のさだめの

あらゆる性よ

抑えきれない
気持ちの
その数だけの

叫びを


強く
やわらかく

さりげない

たましいの









世界に歌う

優しいうた

うたうひと

やわらかな

その声で

美しくも
切ない

この世界の

胸に響く
その声は

悲しみさえも

癒してゆく...

木々が
せせらぎ

鳥が
遊び

駐車場では

猫が
警戒することもなく

車の
ボンネットのうえ

お昼寝...

やわらかな
歌声は

楽園
慈しむ...

大きな音で
通り過ぎてゆく

飛行機のこしらえた
まっすぐな雲が

五線譜のように

その上に

音譜はのる...

さぁ

うたって

美しくも

切ない

この世界で...








2019年1月23日水曜日

winter night

忘れかけてた

遠い記憶...

風が
こころ乱してゆく

夜を泳ぐ
氷の月

ささやかに
きらめく

星屑たち...

たくさんの過ち

悔いる間も無く

こぼれてゆく
ひと粒の

寂しい
寂しさ...

なるたけ
やわらかな呼吸

繰り返す

美しい

月の夜に...






光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...