きず...

おびただしい破片

ボクは
ガラスの街を

そうだ

裸足で歩いてる

無防備なこころ

さらして...

争う心は
見たくない...

悲しい心

おびただしい破片

拵えた傷

少しまぶしく...

痛み
感じる

悲しみ
感じる

苦しみ

切なさ...

機が熟すまで...

甘美なもの

味わうように

極めて
辛さ

感じようと...

受け止め方の
それしだい？

いずれ
わかる時を

あと
少しだけ

もう
すこしだけ

待ち続けて...

歳
重ね

孤独の論理

塗り重ね

そうして

その時を

待つ...

春パステル

美しい花

咲かせるため

新芽がでてくる...

まだ寒さ
厳しくも

眠りから
覚めてゆく

虫たちの息づかい

胸のときめき

春の到来

ゆるやかに
はじめられる

春の色で
描いてゆく

ハルノオト...

ハルノ

アシオト

は

パステル

パステル

るる

るるる...

春の前で

自然の摂理

に従うならば

生まれきた
ボクらは

痛手
何度も負いながら

背負いこんだ荷物

に
顔
歪めてみたり

ふと
舞いこんだ便り

に
微笑んでみたり

疲れた

と
こぼしながら

突然
走ってみたり...

淡い色
塗り重ねつつ

ボクだけの色

作り出す...

胸を揺さぶる
切なさで

あふれ
蠢きだした

春色浴びる

一歩前...

消えゆく前に

いつだって
伝わる

キミの
気持ち

不器用なところ

すこしあどけない
幼さ...

後悔
や

もどかしさ
と

対峙して...

離れたりしない

繋いでいる

こころ
とこころ...

時の流れ

の
容赦なき
残酷な一面

に
負けないように...

中心で

消えてゆく
空

霞んでゆく
街

ボクも
やがて

消え失せる...

震えることは

ない...