2019年2月7日木曜日

夢花火

夢のなか
ぷつっと
途絶えた
思いは

目が覚めても
熱をもっていて

そうして
ボクのなか

戸惑いが
生まれる

ああ

キミを想う

キミを



せつなさを

持て余してる


逸らさないで
焦らさないで



風が熱を

熱がこころを



焼き尽くしてしまう










はつこい

泳ぎなれた


今日も
海を

ゆうゆう

ゆく

淡々と

淡い
blueの中

泳ぐ...

あるひ
魚は

美しい人魚に

出会う...

泳ぎながら

溺れてく

はじめての恋...

その窮屈さ

に乱れゆく...

息つくのも
苦しい

どうしようも
できないくらい
惹かれてく


痛くなるほど...

美しいひとよ

君がすきだよ

そんな風に
打ち明ける前に

君は
陸へと

運命の人に

会うために...






2019年2月6日水曜日

冒険者

いつかの
キミが

遠く
手をふり

見えなくなるまで...

支える
たったひとつの

傷さえ

耐え難いほどに

震える指先...

明日へと向かう
船に乗るのは

傷痕抱えた
旅人...

描いていた
未来に

保証はなく

だからこそ強く

生きてみたい...

行き場なき
思い


カケラたち

そっと
重ね

重ね合わせて

誓うこころ

こころの温もり...

一抹の切なさ

抱えながらも...





はじまりのひ

あの日のキミは

なにかと必死で

闘っていたね?

ボクの想いに

気づいていたかな?

出会って間もなく

キミへといだいた気持ち


挑むような目

ボクに向けた

キミの
鋭い視線...

ひと
信じることに
疲れていた

キミの精一杯...

ボクが
溶かしてあげたい

キミのこころ...

凍てつくような

寒々な
過去の体験

ひと
警戒するような...

膝の上
抱え

逆立つ毛並み

撫でてゆく...

程なくして
キミは

どこかへいなくなる...

家中探して
探して

見つけたのは

ベッドの下の
小さな隙間...

震えるキミ
抱き上げて

キミを守る



こころに決めた...






キラメク

夜星の
ひかり

淡く

青く

炎めいて

遠く

瞬くような

一瞬のひかり...

それは

果てなく遠き

宇宙の中...

美しい
ひかりは

その命
削り

燃え続ける...

小さなひかり

美しき輝き

凛々しく燃える

青い炎

サファイアの宝石...

透き通ってゆく

悲しみの

涙の雫...

ただ一粒に
宿る

七色の
ひかり...

汚れない
輝きは

流れる時

閉じ込めて...

暗い闇に

輝くひかりは

ひとつの希望

託し

悲しみのなか

咲いた

美しくも

汚れなき花...

悲しみから
生まれる

希望のひかりは

明日の世界

照らし

白銀の翼

広げ

空へと羽ばたく...

どこまでも

果てなき空

求め

高く

高く

舞い上がる...





光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...