星たちの調べ

夜を越えて行く

ゴールは見えない

胸の奥

激しく揺さぶる

あなたを想えば

危険なほど

絆(ほだ)されてゆく

触れて

寄せて

見つめて

抱いて

星が見ている

夜を

ブルーグレー

グレイに

煙るようなこころ

に
吹き渡る

冷たい風

帰れない...

道草の
代償

錆びかけた
フォトフレーム

擦り切れた
ブルーコート

下から
二個目のボタン

ゆるんでる...

鋭い
観察眼で

キミは

そう
言ってたっけ...

グレイに

薄雲るこころ...

キミに
会えるまで

うるさいくらいに
高鳴る

胸の鼓動

情け無いほどに
竦む

足...

きっと

キミの前では

キミの前では...

kasumi..

花雪
舞い散る...

それは

花のように

薫るだろうか...

花雪
舞い遊ぶ

真っ白き
可憐

無垢で
あどけない少女

思わせる...

ひとひら

手のひら乗せたら

花のように

舞う

花のように

かおる...

それは
まるで

あなたが好き...

と言っていた

楚々と咲いてる霞草...

キミの笑顔

と
重ねて見てる...

かすみ草

降る

そんな

朝...

無題

届きましたか

朝の光

届きましたか

ボクの祈り...

雪雲
大きく

空
覆いつつ

石段を
カタカタ登る...

遠くから

遠くまで

遠くても

やすみやすみ

行こう

たたまれて

仕舞われた

感動
という名の感情

ゆっくり

ゆっくり

思いだすように...

鮮やかな夜

ありふれた日々を

精一杯過ごし

キミは眠る

暗闇に姿を隠して

明日を待ちわびる

モノクロの街

色のない夢の狭間にて

ボクはしゃがみこんで

頼りない夜の音に

震えていた

雲が流れて

星が瞬いて

嗚呼

美しき夜空

夜のなか

木々が揺れる

夜明けとともに

世界は

色を取り戻す

力強き

朝焼け

燦々と