無題

かなしみの
切なさ

喜びの
儚さ

こころ

が
そっと

音たてる...

小さな寝息

聞こえてる...

思い
溢れる

とめどなき

時の徒然...

未知満ちて

しあわせかい

かなしみが
そっと

しあわせかい

喜びが
ふっと...

ひとつの時

ふたり
分け合う

スポンジのような

やわらかな
心たち...

今日は
あまく

チョコレートでコーティング...





街は
すこし

浮き足だって...

しあわせかい？

大きな口で
頬張るキミ

スポンジの
ように

なんでも
吸い取る

こころたち...

しあわせを

むなしさを

抱きしめながら

未知をゆく...

すべての始まり

淡き光

の帯たちが

にわかに微笑み

愛しい

日々よ...

やわすぎる
こころ

包み込んでゆく

頑なに結んだ
口元

ゆるんでゆく

なごやかに

ゆるやかに...

始まりさえも...

想いを空に...

空にしるし

つけてみる

あなたも見ている

同じ空...

空に
手

翳し

涙で

霞んでしまう時

も
そら

見上げた...

こうして

幾たびも

果てしない途方

に
想いを刻み

それを

しるしと呼ぶ

ごめんね...

月と涙

あらわる

あらわる

こころ
映す

今宵の月...

したたりおちる

雫のような

涙が
ふっと

流れる...

人の強さ

羨む前に

ボクは
ひとり

そら見上げる...

あらゆる

あらゆる

心伝う

涙のわけは

わけは...