2019年2月24日日曜日

罪な夢


静かな
朝には

オト
響き渡る

コーヒー豆

ひくおと...

色づき始めた


気づけば


すこしだけ

ついていかない...

遅くなったね

キミが
すこし
申し訳なさそうに

手招きする...

もっと
深く

もっと
奥まで

あなたと

出会いたい...

こころの闇の
深ささえ

不覚にも

愛してしまう...

死角となる

互いの欠点

近くに来て...

遠くで焦がれた
あなた

抱きしめる

そんな

罪...

ただ

触れたくて

愛おしさ

隠しきれない

切なさ...

そんな

夢...




このよる...


気の向くまま

吹き付ける風...

彷徨うように

漂うように

寄り添うように

街灯がともる...

夜の調べ


退屈と安らぎ

連れて

そよ渡る風

には
僅かなデジャヴ


きまぐれに

窓叩いてる...

こころ

めぐる

めぐる

微かな記憶...

安らぎを

平穏を

くつろぎを

与えたもう

このよるに...




2019年2月23日土曜日

白い夢


美しい
この世界を

かなしみが
占拠してる...

そんな嘆き

聴こえてくる...

儚い夢


やわらかく

包み込んで...

それでも

ひとは生きる...

たとえば

小枝の先に
静かに咲いた

花一輪...

つぼみ
持ってることさえ

記憶にないまま

今朝

花を咲かせた...

そんなことに

こころ安らぐ...

美しさ


あらためて

確かめる...

ゆれる木々の

まにまに舞い遊ぶ

紋白蝶...




ひとつ...


ひとつ

この空
抱きしめて

あなたへ宛てた

胸の想いを...

ゆるやかに

ゆられる

ゆりかごの上

やわらかくみのる

ボクの気持ち...

仄かに色づき

僅かに残る

ほのかな香り

漂わせながら...

ひとつ

この大地
に抱かれるように

全てを委ね

すべてを受け入れる...

おだやかに
吹き抜ける

春の風のように

颯爽と
よみがえる記憶

それは
くるおしい程に

胸を
キュゥっと締め付ける...

飾り
要さぬ

あなた宛ての
気持ち

気持ち...




かくれんぼ


不安にさせた

夜の数だけ...

キミ
求めて

寄せあい

感じあい

揺らぎあい

こころの向き

風に靡く...

風に
揺れるこころ

それは
生きる証

流れる
時の中

風に

容易く
靡くような

心許ないこころ

ではあるが...

追いかけた雲

の形

見上げた空

の色

こころの向きひとつ


違うのは

何故だろう...

それでも

呼びあい

こだまする

キミと

ボクの愛...

もういいかい

もういいよ

遠くで聞こえる

隠れんぼの声

もういいかい

もういいよ...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...