2019年3月3日日曜日

蜜柑のパズル


ピースは

数えきれぬほど

幾つでも

出会うもの...

だけど

ぴったり来るもの

なかなかない...

ボクらは

いつでも

空腹抱え

満たされぬ気持ち

に酔いしれ

未完に
終わるであろうパズル

それでも

組み立ててゆく...

もしも

色形ぴったり

あわさる欠けら


出会えたならば

その時

生きる意味

を実感する...

庭の蜜柑

の鮮やかさ

その色


何のピース?




旅の空から


想い巡る

はるかな旅路...

おだやかな
風がこころ

撫で

気の早い
タンポポの綿毛

空を舞う...

美しさとは
なんだろう

優しさとは
なんだろう

見かけばかりに

とられては

空っぽ...

そらに綿菓子

ふわり

ふわふわ...

できたての形
保てるかな

と言ってる間に

風がわたあめ

散らす...

下界のボクに
甘い香り

届けてくれる...

優しさとは
なんだろう

強さとは
なんだろう

確かなことは

今日も

空が

美しいということ...




2019年3月2日土曜日

忘れない...


幾つもの


夢の
遠ざかる

流れて行く

自然のように...

そう

不自然さはなく

重ねて

重ねる   

記憶...

今朝の

風の
香りさえ

雨の
色さえ

泣いて
笑って

思い

抱きしめて...

少し
切ないときめき

少し
苦しい鼓動...

微笑みの笑顔

誰よりも似合う

キミの

とびきりの可愛さ


ボクは

いつも

いつでも

しあわせもらってた...

さよなら

なんてできない...

キミがいる
風景

思いっきり

抱きしめる...




忘れ咲き


愛や孤独

夢や失望

忘れそうで

忘れられぬ...

悲しみの奥
気づいたら

懐かしい河原
歩いてる...

岸辺には
少年のキミ佇み

果てない想い

メグル..

傷付けず
傷つかず

優しさで
切なさとじこめる...

孤独や弱気

押し寄せる夜を
傷ついた日を

もはや恨むまい...

孤独
躊躇い
刹那

押し寄せる夜

忘れ咲き
始めた想い

抱きしめて...





2019年3月1日金曜日

キミの場所


悲しみ
の静寂

ひかり
生まれる場所

遠くの窓から
差し込んでくるのは...

次第に
騒がしくなる


すこし過ぎた頃

雨の名残が
物干しに

水玉つけて...

悲しみ
の騒然

闇から
開かれてゆく...

その
まんなかに

キミが

いつもそこに

そこに...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...