2019年3月4日月曜日

それあらばこそ


いのち
あらばこそ

悲しみ降りて

いのち
あらばこそ

涙あふれ

いのち
あらばこそ

空腹感じ

いのち
あらばこそ

渇きを癒す...

すべて

いのち

いのちあらばこそ...

悩みのふちで
もがく

時に
立ち止まる

いのち...

悲しみだけ
感じる

ためではなく

いのち

いのちについて

深く

深く

想う...




光の森



焦がれる

朝は

薄い
グレーに

包まれる...

黒く
変化してゆくのか

白に
近づくのか

昼を
惑わせる...

昼は
まばゆい光

浴びている...

ひかりの
瞬き

ひかりの


明るさ
憎むなかれ


開かれる

夕刻は
切なく

心のドア開く...

優しい
ピュアオレンジ

目に
焼き付くような

橙...

憂鬱さえも

友として...



薄紅色の



に墜ちるまで...




2019年3月3日日曜日

春が微笑む


命が
微笑むように

自然が優しさ
醸すように

勿論

優しさだけでは
ないけれど...

大地が
唸る時も

空が割れそうに
叫ぶときも

時として

時として

静かな想い

ひたむきに...

あたためて

やわらいで



そっと綻んで...

大地が
逞しさを

空が
果てしなさを...

そして

四季は巡り

春の気配

其処此処に

感じ始めてる...

命は

きっと輝きだす

大地に

芽吹く...

その息づかい

感じて




蜜柑のパズル


ピースは

数えきれぬほど

幾つでも

出会うもの...

だけど

ぴったり来るもの

なかなかない...

ボクらは

いつでも

空腹抱え

満たされぬ気持ち

に酔いしれ

未完に
終わるであろうパズル

それでも

組み立ててゆく...

もしも

色形ぴったり

あわさる欠けら


出会えたならば

その時

生きる意味

を実感する...

庭の蜜柑

の鮮やかさ

その色


何のピース?




旅の空から


想い巡る

はるかな旅路...

おだやかな
風がこころ

撫で

気の早い
タンポポの綿毛

空を舞う...

美しさとは
なんだろう

優しさとは
なんだろう

見かけばかりに

とられては

空っぽ...

そらに綿菓子

ふわり

ふわふわ...

できたての形
保てるかな

と言ってる間に

風がわたあめ

散らす...

下界のボクに
甘い香り

届けてくれる...

優しさとは
なんだろう

強さとは
なんだろう

確かなことは

今日も

空が

美しいということ...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...