2019年3月5日火曜日

いつかの空


あなたと過ごした
秋のひの

蜜柑色した
夕焼け小焼け

鳥が空
飛ぶを眺めて


細めては

色を映す...

空行く
雀の親子

曇り空
縫うように

飛行機がゆく...

橙色に
暮れ始める空


黒いカラス


おいかける...

キミはといえば

ずっと


見つめてる

空に浮かぶは
星一つ

ボクが
隣にいることさえ

きっと忘れてる...

わかってる

空は
素敵なスクリーン

誰の心

をも魅了する...




それあらばこそ


いのち
あらばこそ

悲しみ降りて

いのち
あらばこそ

涙あふれ

いのち
あらばこそ

空腹感じ

いのち
あらばこそ

渇きを癒す...

すべて

いのち

いのちあらばこそ...

悩みのふちで
もがく

時に
立ち止まる

いのち...

悲しみだけ
感じる

ためではなく

いのち

いのちについて

深く

深く

想う...





そして
あなたへと
こころを

月の音


それは
微かなる

小さな音...


決して聞き逃さないように

おや?

どんどん小さくなる...

耳を
よーく澄ましてみて

すまして...

僅かに震える
振動が


知らせる...

もっと
大きく

もっと
響き渡れ...

たとえ
不協和音のような

うるさいだけの音
であっても

何故か
愛しいおとが

存在する...

それは
小さく

それは
僅か

そして
微か...

どんどん

どんどん

小さくなる

耳を
澄ませて...


擦り切れるほど
再生した

テープのように

それは
小さな

音の塊...

昨日
真昼に

月をみた

ほんのり
浮かんだ月が


させるような...

それは

きっと小さく

それは

きっと微かなる

だって
こんなに淑やかなる

佇まいなのだから...




2019年3月4日月曜日

予感


そして
あふれだした

君思う心

漂うままに...

キミへとむけた

紅く燻る

青く燃える

想い...

キミと過ごした
年月

キミと分かちあった
ほほ笑み

キミに預けた
悲しみの泪...

膨らむ思い

そっと培う

そっと

そっと...

切ない音が

包み込んだ

刻み込んだ

想いの数々



今ときめく

今更の

予感にかえて...




ウォーター


blueグレー

の空から降り注ぐ

透明な雫...

ぽつんと一人

部屋の片隅

望むことさえ憚れる...

そっと

溜息

ほうっと漏らせば

雨の乱打

雨音のリズム

生まれ来る...

blueグレー



けぶりながら...




光宿るところ

思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 思い通りに なることなど この世に 数えるほどしかない... 思い通りに ならないことに ありがとうを言おう 感じる 育てる やり遂げる 無限に 永遠に... 思い通りに なら...