名も無き...

路傍の
花

どこともなく

誰ともなく

どこかしら

誰かしら

探し求め

見つけては

また

見失うもの...

気づかずに
通り過ぎた

あの日の

おだやか...

気づいたのは

そのあと

だいぶ経ってから...

そして

思う

おお！

そんなところにあったんだ！

誰かしら

どこかしら

何かしら

それかしら

カシラ

カシラの

ものがたり...

ヨゾラ

遠い
昔より

繰り返し

繰り返す

愛の調べ...

誰が歌うか

今宵の空に...

誰を恋うて

誰を慕いて

愛を奏で

月を見つめて...

星も

密やかに

厳かに

愛かなで

誰想う

今宵の空で...

愛という名の不思議...

いのち削り

心を磨く

心使い

愛情育てる...

いつか
この身体

おとろえ

星のかけら

に変わるけど

いのち削り

心を磨く

心いっぱいに

あなた思う...

すべて不思議

いつか愛した

あの人も

いつか重ねた

温もりも...

想い
という名の
タネ蒔いた

願い
という名の
つるのびる...

あなた
想う

あなたのこと...

しあわせであれ

と...

躊躇い
という名の
蕾

そして
今朝

愛
という名の
花咲いた

あなた

一心に
見つめていると

わたしのかわりに

代弁してくれてる...

free bird

熱も

指も

狂おしい

切なさにまかせ

抱きしめる...

愛を
敬い

愛の

眩さ

煌めき

やさしさ

に
包まれた瞬間

キミは
その時

自由に羽ばたく...

木々は
繁り

木の実は
熟し

そして

妖精たちは

うたう...

熱も

指も

狂おしく

燃え上がる

夜にまかせ

抱きしめる...

そのとき

あなたは

誰よりも

自由...

軈て知る...

拾いあつめる

優しさ

へ

伝えたい...

広がりゆく

銀河の彼方

しがみつくように

乏しさ

噛み締めてる...

無限なる力

のその前で

すがりつきたい

あなたの腕に...

掬い上げる

てのひら

拾いあつめるは

星屑達の

嘆き...

きらきら

きらきら

無限なるミソラ...

この世界は

果てしなく

空と
海と
風

の物がたり

生まれた...

雫のように

ぽたり...

忽ち

世界映し出す

反射する光...

生まれた

という

喜びから始まる...

軈て

悲しみを

悩みの淵を...

そして

息づく

命たちの尊さを...