夢の交差点

季節にはぐれ
鳥になる

想い抱きしめ
花になる

ひとの間で
人となる...

彷徨い続ける
こころたち

さざめき

鳥は

まごころ

という巣を作る...

夢と夢
とが交差して

あなた
とわたし

がであう...

こころ
とこころ

が優しい音で

響きあい

愛
というときめき

覚える...

交差してゆく
人波

愛
が生まれたとき

また

ひとは

生きる喜び

知る...

だから

夢の蕾
摘まないで

夢を

夢を

交差させて...

悲しき笑み

愛を
止めないで

そこで
そっと

微笑み

くれるだけでいい...

愛を
止めないで

想いびとの話

嬉しそうに

そんな顔して

無邪気な素振りで...

眠れぬ夜

にSOS

送るのは

ボクではないこと

ボクではないこと...

やり場のない

胸の寂しさ

が

春なのに

震えだす

キミでなくては...

愛を
止めないで

そっと

微笑み

浮かべて...

はじめからずっと...

はじめての出会い

覚えてますか

はじめて
あなたをみたときに

わたしは恋に

堕ちました...

あなたのことしか
見えなくて

あなただけで
胸一杯に...

あなたは
悪戯に

わたしをからかう

わたしは
すこしふくれながら...

でも

あなたの視界に入れる

今だけは

このときだけは...

そんな

淡くも儚い

だけど

確かなる

恋...

幾度か

デートを重ねたけれど

好き

というのは

わたしだけだった...

はじめから

おわりまで

ずっと

ずっと...

開かれゆく...

午後
一番の風

柔らかに吹き抜けて...

電話のあと
すぐ届いた

キミからのメール

一言

またあした...

一人じゃない

とかんじるこころ

溢れた涙...

まだ

静かに

走り出したばかり

そんな二人...

一つ

ひとつ

心の扉開く...

永遠よりも長い

たしかな時

感じてる...

千切れてゆく
雲

舞い降りる
光の粒たち

二人で
地球を旅しよう

キミが
ボクのこころの扉

開けた...

目覚め

一歩踏み出す

その勇気

一歩進む

その覚悟

そして

時には

すこし戻る潔さ

大切にしたい

思う...

春の
そよそよ風

に吹かれ

ボクは

一歩を踏み出す...

特別
変わらない

一歩ではあるが

いつもと
なにも変わらぬ

風景の中

それでも

昨日
気づかなかった

小さな花に

昨日
聞き取れなかった

自然の声に

ふっと覚めた...

こころ

の行く末に

また一歩...